2026年8月22日・23日に開催された麻布十番納涼まつりで発生した、冷やし蟹ラーメンによる集団食中毒。
港区はこの事案を受け、体調を崩した人への支援として、健康相談に対応する専用窓口を設置しています。
さらに、2026年9月11日からは弁護士による無料の法律相談窓口もスタートしました。
「体調について相談したい」
「後遺症が心配」
「補償や今後の対応について法律的に聞きたい」
同じ食中毒被害でも、相談したい内容によって窓口が異なります。
この記事では、港区が公表した最新情報をもとに、麻布十番納涼まつりの食中毒で利用できる相談窓口を整理します。
- 港区が食中毒被害者向けの相談窓口を設置
- 食中毒調査専用窓口はどんな人が対象?
- 「自分もこの食中毒に該当する?」という相談はこちら
- 後遺症や身体への影響は健康相談窓口へ
- 法律相談は9月11日から開始
- 法律相談では何を相談できる?
- 「無料法律相談が始まった=訴訟になった」ではない
- 法律相談はいつ行われる?
- 相談時間は原則1回25分
- 対面・電話・オンラインに対応
- オンライン相談は前日午後5時までの予約が必要
- 法律相談の予約方法は?
- 当日でも相談できる場合がある
- 健康相談と法律相談はどう使い分ける?
- 体調が悪い場合は相談窓口だけで済ませない
- 受診記録や領収書などは保管しておこう
- 港区は事業者にも誠実な対応を求めている
- なぜ自治体が法律相談まで用意した?
- 今後も窓口の期間や内容が変更される可能性がある
- まとめ|9月11日から無料法律相談がスタート
港区が食中毒被害者向けの相談窓口を設置
港区は2026年9月7日、麻布十番納涼まつりで発生した食中毒を受け、被害に遭った人への支援を目的として相談窓口を設置しました。
大きく分けると、
- 食中毒調査に関する相談
- 今後の身体への影響や後遺症に関する健康相談
- 法律上の疑問や今後の対応に関する法律相談
の3つがあります。
相談内容によって連絡先が異なるため、自分が何を相談したいのかを整理してから連絡すると分かりやすいでしょう。
食中毒調査専用窓口はどんな人が対象?
食中毒調査専用窓口は、麻布十番納涼まつりで冷やし蟹ラーメンを食べた後、
- 下痢
- 腹痛
- 発熱
などの食中毒症状が出た人からの相談を受け付けています。
窓口は、港区みなと保健所生活衛生課西部地域食品監視係です。
電話番号は03-6400-0046。
受付時間は平日の午前8時30分から午後5時15分までで、2026年9月7日から当面の間、開設されています。
「自分もこの食中毒に該当する?」という相談はこちら
麻布十番納涼まつりで冷やし蟹ラーメンを食べ、その後に下痢や腹痛、発熱などがあった場合には、まず食中毒調査専用窓口が相談先になります。
食中毒調査では、
- 何を食べたのか
- いつ食べたのか
- いつ症状が出たのか
- どんな症状だったのか
などの情報が原因究明にもつながります。
体調不良があったものの、まだ保健所へ連絡していない場合には相談を検討しましょう。
後遺症や身体への影響は健康相談窓口へ
港区は、食中毒調査とは別に健康相談窓口も設置しています。
対象となるのは、冷やし蟹ラーメンを食べた後に体調を崩し、
「このあと身体に影響は残らない?」
「症状は改善したけれど後遺症が心配」
といった不安がある人です。
窓口は港区みなと保健所保健予防課感染症対策担当。
電話番号は03-6400-0081です。
受付時間は平日の午前8時30分から午後5時15分まで。
こちらも2026年9月7日から当面の間、開設されています。
法律相談は9月11日から開始
そして今回、新たに始まったのが法律相談です。
港区は2026年9月11日から、今回の食中毒で被害に遭った人を対象に、弁護士へ無料で相談できる臨時窓口を開設しました。
対象となるのは、
今回の食中毒に関する法律上の疑問や不安、今後の対応などについて相談したい人
です。
法律相談では何を相談できる?
港区の発表では、「本事案に関する法律上の疑問や不安、今後の対応等」について相談できるとされています。
そのため、
- 今回の食中毒被害について法律上どのように考えればよいか
- 今後どのような対応を取ればよいか
- 事業者とのやり取りについて不安がある
といった内容について、弁護士へ相談するための窓口と考えるとよいでしょう。
「無料法律相談が始まった=訴訟になった」ではない
ここは誤解しないようにしたいポイントです。
港区が無料法律相談を設置したことは、今回の食中毒について訴訟が始まったことを意味するわけではありません。
また、賠償額などが決まったという意味でもありません。
あくまで、被害に遭った人が法律上の疑問や不安、今後の対応について弁護士へ相談できる支援窓口です。
法律相談はいつ行われる?
法律相談の実施日時は、
毎週月曜日・金曜日の午後5時から午後7時まで
です。
ただし、祝日などは除かれます。
開設期間は2026年9月11日から当面の間とされています。
相談時間は原則1回25分
法律相談の時間は、原則1回25分です。
限られた時間で相談するため、事前に、
- いつ冷やし蟹ラーメンを食べたか
- どんな症状が出たか
- 受診した医療機関
- これまで事業者や行政とどのようなやり取りをしたか
- 何を一番相談したいか
などを整理しておくと相談しやすいでしょう。
対面・電話・オンラインに対応
法律相談は、
- 対面
- 電話
- オンライン
の3つの方法から選べます。
対面相談の場所は、港区役所3階の区民相談室です。
遠方に住んでいるなど、港区役所まで行くことが難しい場合にも、電話やオンラインで相談できる仕組みになっています。
オンライン相談は前日午後5時までの予約が必要
オンライン相談を希望する場合には、相談日前日の午後5時までに予約が必要です。
相談日当日に「オンラインで相談したい」と申し込むことはできないため注意しましょう。
法律相談の予約方法は?
法律相談は原則として事前申し込み制です。
相談日前週の月曜日午前9時から、相談日前日の午後5時までに申し込みます。
予約先はみなとコールです。
電話番号は03-5472-3710。
相談を希望する場合は、この番号へ電話して予約します。
当日でも相談できる場合がある
対面相談と電話相談については、相談日当日に空き枠がある場合、当日申し込みができることがあります。
その場合は、午前9時から午後6時30分までに区民の声センターへ連絡します。
電話番号は03-3578-2054です。
ただし、空き枠がある場合に限られるため、確実に相談したい場合は事前予約をした方がよいでしょう。
健康相談と法律相談はどう使い分ける?
相談内容を簡単に整理すると、次のようになります。
| 相談したい内容 | 相談先 |
|---|---|
| 冷やし蟹ラーメンを食べて症状が出た | 食中毒調査専用窓口 |
| 今後の身体への影響や後遺症が心配 | 健康相談窓口 |
| 法律上の疑問や今後の対応を相談したい | 法律相談窓口 |
ひとつの窓口ですべてを相談するのではなく、相談内容に応じて専門の窓口が用意されています。
体調が悪い場合は相談窓口だけで済ませない
相談窓口が設置されているからといって、体調が悪いときに医療機関を受診しなくてよいわけではありません。
下痢や腹痛、発熱などの症状が続いている場合や、症状が強い場合には医療機関への受診を検討してください。
特に脱水が疑われる場合や症状が重い場合には、早めの医療対応が重要です。
受診記録や領収書などは保管しておこう
食中毒によって医療機関を受診した場合には、診療に関する書類や領収書などは保管しておくとよいでしょう。
また、
- 食べた日時
- 発症した日時
- 症状
- 受診した日時
- 医療機関で受けた説明
- 仕事や学校を休んだ期間
- 事業者などとの連絡内容
についても記録しておくと、後から経過を整理しやすくなります。
実際にどの資料が法律上必要になるかについては、法律相談で弁護士に確認するとよいでしょう。
港区は事業者にも誠実な対応を求めている
港区は相談窓口の設置とあわせ、食中毒を起こした事業者に対して、体調を崩した人たちへの誠実な対応を求めています。
また、9月3日に行った営業停止命令後も、みなと保健所職員が店舗の履行状況を確認し、従業員への食品衛生講習会も実施しました。
今回の対応は、食中毒の原因究明や営業停止処分だけでなく、再発防止と被害者支援へ進んでいることが分かります。
なぜ自治体が法律相談まで用意した?
集団食中毒では、体調への影響だけでなく、被害を受けた人にさまざまな不安が生じることがあります。
医療費や仕事への影響、事業者とのやり取りなど、健康相談だけでは解決できない疑問もあります。
そこで港区は、健康相談とは別に、法律上の疑問や今後の対応について弁護士へ相談できる窓口を設けました。
「体調のこと」と「法律上のこと」を、それぞれ専門の窓口へ相談できる形になっています。
今後も窓口の期間や内容が変更される可能性がある
今回設置された各相談窓口の開設期間は「当面の間」とされています。
終了日があらかじめ決められているわけではありません。
今後、受付方法や期間などが変更される可能性もあるため、実際に相談する際には港区の最新情報を確認してください。
まとめ|9月11日から無料法律相談がスタート
麻布十番納涼まつりの冷やし蟹ラーメンによる食中毒を受け、港区は被害に遭った人を支援するため複数の相談窓口を設置しました。
食中毒症状についての調査相談と、身体への影響や後遺症に関する健康相談は9月7日から開始されています。
そして、2026年9月11日からは、法律上の疑問や今後の対応を弁護士へ無料で相談できる臨時法律相談も始まりました。
法律相談は原則毎週月曜日と金曜日の午後5時から午後7時まで。
相談時間は原則1回25分で、対面・電話・オンラインに対応しています。
今回の食中毒について不安がある場合には、一人で判断せず、自分の相談内容に合った窓口を利用することができます。
なお、相談窓口は「当面の間」とされているため、利用する際には港区が公表している最新情報も確認しましょう。


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