2026年サンマの値段は高い?不漁と店頭価格の関係を整理

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秋になるとスーパーや鮮魚店に並び始めるサンマ。

しかし近年は、「サンマってこんなに高かった?」と感じる人も多いのではないでしょうか。

2026年もサンマの来遊量は前年を下回ると予測されており、漁期序盤には少ない水揚げや小型魚が目立ちました。

一方、9月に入ると北海道・根室の花咲港では一日に500トンを超えるまとまった水揚げも確認され、店頭価格が少しずつ下がる動きも出ています。

では、2026年のサンマは実際にどのくらいの値段なのでしょうか。

この記事では、水揚げ量や魚体サイズ、競り値、実際の店頭価格をもとに、サンマ不漁と値段の関係を整理します。

結論|2026年のサンマはまだ安いとは言いにくい

2026年9月上旬のサンマは、漁期序盤より価格が下がってきているものの、まだ「気軽に何匹も買える価格」とは言いにくい状況です。

9月8日、北海道根室市の花咲港では約520トンのサンマが水揚げされました。

この日の競りでは最高値が1キロ1026円。

地元鮮魚店では130g前後の比較的大きなサンマが1匹298円で販売されていました。

前の週には1匹425円だったため、約3割値下がりしています。

一方、150g前後の特大サイズは15匹6500円で、1匹に換算すると430円を超える価格でした。

つまり2026年9月上旬は、

  • 水揚げ量が増えて価格は下がり始めている
  • それでも1匹300円前後するサンマも多い
  • 大型魚はさらに高い

という状況です。

9月8日は今季初の500トン超を水揚げ

北海道根室市の花咲港では、9月8日に28隻の漁船から約520トンのサンマが水揚げされました。

一度に500トンを超えるのは2026年シーズンで初めてです。

漁期序盤と比べると、「量は獲れ始めている」といえる動きが出てきました。

水揚げ量が増えることは、価格にとって重要です。

市場に出回る量が増えれば、供給不足がやわらぎ、価格が下がりやすくなります。

130g前後のサンマは1匹298円

9月8日に花咲港で水揚げされたサンマは、平均110g前後と小ぶりでした。

その中でも比較的大きな130g前後のサンマが、地元の鮮魚店では1匹298円で販売されました。

前の週には425円だったため、かなり値下がりしています。

時期店頭価格の例
前週1匹425円
9月8日130g前後で1匹298円

水揚げ量の増加によって、価格にも少しずつ変化が出ていることが分かります。

150g前後の特大サンマは1匹430円超

2026年は平均的な魚体が小ぶりなため、大きなサンマほど希少です。

9月8日には150g前後の特大サイズが15匹6500円で販売されました。

1匹に換算すると約433円です。

同じサンマでも、魚体サイズによって価格にかなり差があります。

つまり店頭で「サンマが高い」と感じても、すべて同じ価格ではありません。

サイズや脂ののり、鮮度などによって値段が変わります。

なぜ大きいサンマほど高いの?

2026年は、水産庁が漁期を通じて1歳魚の割合と体重が前年を下回ると予測しています。

そのため大型魚は相対的に少なくなりやすい状況です。

大きなサンマは、

  • 可食部が多い
  • 見栄えが良い
  • 塩焼きなどで食べ応えがある
  • 脂がのった個体が好まれやすい

といった理由から市場で高く評価されることがあります。

供給量が少ない中で需要が集まれば、さらに高値になりやすくなります。

「不漁=必ず値上がり」ではない

サンマの不漁と聞くと、「獲れないなら絶対に高くなる」と考えがちです。

基本的に供給量が減れば価格が上がりやすくなるのは事実です。

しかし実際の店頭価格は、水揚げ量だけで決まるわけではありません。

価格には、

  • その日の水揚げ量
  • サンマの魚体サイズ
  • 漁場までの距離
  • 燃料費
  • 運送費
  • 鮮度
  • 地域ごとの需要
  • 販売店の仕入れ方法

など多くの要素が関係します。

同じ日に値段が違うのはなぜ?

スーパーや鮮魚店を見比べると、同じサンマでも値段が違うことがあります。

これは珍しいことではありません。

たとえば130gのサンマと100gのサンマでは、同じ1匹でも商品の価値が異なります。

また北海道で水揚げされたサンマを地元で販売する場合と、そこから遠い地域まで輸送する場合では、物流コストも異なります。

そのため、北海道の店頭価格がそのまま全国のスーパー価格になるわけではありません。

競り値とスーパーの値段は同じではない

9月8日の花咲港では、競りで最高1キロ1026円の値が付きました。

しかし、この金額をそのまま魚1匹の店頭価格へ換算することはできません。

水揚げされたサンマは市場で取引されたあと、選別、箱詰め、輸送などを経て小売店へ届きます。

その過程でさまざまな費用が発生します。

さらに小売店では、仕入れ値やサイズ、鮮度、販売戦略などをもとに価格が設定されます。

そのため、

「市場価格が1キロ○円だからスーパーでは1匹○円になる」

とは単純に計算できません。

漁場が遠いことも価格に影響する

近年のサンマ漁では、漁場が日本から遠くなっていることも問題になっています。

水産研究・教育機構は、日本のサンマ水揚げ量が2014年の約22万トンから2025年には約6万トンまで減少した背景として、資源減少とともに回遊経路の変化による漁場の遠隔化を挙げています。

漁場が遠くなれば、船はより多くの燃料を使います。

航海時間も長くなるため、漁獲量だけでなく操業コストにも影響します。

サンマ価格を見るときは、「何匹獲れたか」だけではなく「どこまで獲りに行ったか」も重要です。

小さいサンマなら安くなる?

一般的には大型魚より小型魚の方が安く販売されることがあります。

しかし、小さいから必ず安いとは限りません。

水揚げ自体が少なければ、小型魚でも一定の価格になる可能性があります。

また販売店によっては、少し小さい魚を手頃な価格で販売することで買いやすくする場合もあります。

「今年のサンマは高い」と感じたときは、1匹の価格だけでなく重量も確認すると比較しやすくなります。

100gと150gでは同じ1匹でも量が1.5倍違う

サンマを比較するときは「1匹いくら」だけを見ると、少し分かりにくいことがあります。

たとえば、

サイズ重量
小ぶり100g
大型150g

では、大型魚は重量だけで1.5倍あります。

150gのサンマが100gのサンマより高くても、重量当たりで比較すると印象が変わる場合があります。

価格を比較するなら、1匹価格とサイズの両方を見るのがおすすめです。

2026年のサンマは今後安くなる?

9月上旬には水揚げ量が増え、実際に店頭価格が下がる動きが出ています。

今後さらにまとまった水揚げが続けば、価格が下がる可能性はあります。

一方、水産庁は2026年の漁期を通じたサンマの来遊量について、前年の水準を下回ると予測しています。

そのため、「このままどんどん安くなる」と断定することはできません。

水揚げ量が再び少なくなれば、価格が上昇する可能性もあります。

大きなサンマは今後も高値になりやすい?

2026年は大型魚がまだ少ない状況です。

そのため、水揚げ量全体が増えても150g前後の大型魚は高値が続く可能性があります。

逆に漁期が進み、大きなサンマの割合が増えれば、価格が落ち着く可能性もあります。

つまり、

「サンマ全体の水揚げ量」と「大型サンマの水揚げ量」は別に見る必要があります。

スーパーで買うなら何を見る?

2026年のサンマを選ぶときは、値段だけではなく次のポイントも確認してみましょう。

  • 1匹の重量や大きさ
  • 身に張りがあるか
  • 目が澄んでいるか
  • 口先や体表の状態
  • 水揚げ地
  • 生サンマか解凍サンマか

同じ300円でも、大きさや状態によってお得感は変わります。

2026年サンマ価格を左右するもの

要因価格への影響
水揚げ量増えれば価格が下がりやすい
魚体サイズ大型魚は高値になりやすい
漁場までの距離遠いほど燃料や航海コストが増える
物流水揚げ地から遠い地域ほど輸送費がかかる
鮮度・品質状態の良い魚ほど高く評価されやすい
需要旬の時期は買いたい人も増える

「去年より不漁予報」でも毎日高いわけではない

2026年はサンマの来遊量が前年を下回るとの予報が出ています。

それでも、9月8日のように一日に500トンを超える大量水揚げが起こることがあります。

その結果、短期的に市場価格や店頭価格が下がることもあります。

つまり長期的な漁況予報と、その日の値段は必ずしも同じ動きをするわけではありません。

サンマの価格を知りたい場合は、シーズン全体の不漁情報だけでなく、直近の水揚げ状況を見ることが重要です。

まとめ

2026年のサンマは、9月上旬時点ではまだ「安い」とはいえない価格帯です。

9月8日に北海道・花咲港で約520トンが水揚げされたことで、130g前後のサンマは前週の425円から1匹298円まで値下がりしました。

一方、150g前後の特大サンマは1匹換算430円を超えており、大型魚は依然として高値です。

サンマの値段は不漁だけで決まるものではありません。

水揚げ量、魚体サイズ、競り値、漁場までの距離、燃料費、輸送費など多くの要素が関係します。

2026年は水揚げ量が増え始めたことで価格にも下落の動きが出ていますが、水産庁は漁期全体の来遊量を前年より少ないと予測しています。

そのため、今後さらに安くなる可能性はあるものの、価格が必ず下がり続けるとは限りません。

秋のサンマを少しでも手頃に楽しみたい場合は、日々の水揚げ量と店頭価格、そして魚体サイズを合わせてチェックするとよいでしょう。

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