夏の終わりから秋にかけて登場する「処暑(しょしょ)」と「白露(はくろ)」。
どちらも暑さが少しずつ変化していく時期にあたるため、「処暑と白露は何が違うの?」「どちらが先に来る?」と疑問に思うこともあるでしょう。
二十四節気では、処暑の次に白露がやってきます。
処暑は暑さがおさまっていく頃、白露は草木に露が宿る頃を表す節気です。
この記事では、白露と処暑の違いを、順番や意味、時期、季節の特徴などから比較しながら紹介します。
処暑と白露はどちらが先?
二十四節気では、処暑が先、白露がその次です。
立春から数えると、処暑は14番目、白露は15番目にあたります。
秋の二十四節気を順番に並べると、次のようになります。
- 立秋
- 処暑
- 白露
- 秋分
- 寒露
- 霜降
処暑も白露も、暦の上では秋に含まれます。
つまり、処暑は「夏」、白露から「秋」という区切りではありません。二十四節気では、その前の立秋からすでに秋が始まっています。
白露と処暑の違いを比較
白露と処暑の主な違いをまとめると、次のようになります。
| 比較 | 処暑 | 白露 |
|---|---|---|
| 読み方 | しょしょ | はくろ |
| 二十四節気の順番 | 14番目 | 15番目 |
| 秋の中での順番 | 2番目 | 3番目 |
| 時期の目安 | 8月下旬頃 | 9月上旬頃 |
| 太陽黄経 | 150度 | 165度 |
| 意味 | 暑さがおさまっていく頃 | 草木に露が宿る頃 |
処暑から白露へ進むことで、暦の表現も「暑さ」から「露」という秋らしい自然現象へ変わっていきます。
処暑とはどんな二十四節気?
処暑は、厳しい暑さがおさまり始める頃を表す二十四節気です。
「処」という漢字には、とどまる、落ち着くといった意味があります。
例年8月下旬頃に迎え、暦の上ではすでに秋に入っています。
ただし、現在の日本では処暑の頃も厳しい暑さとなることがあります。
特に日中は真夏のような暑さが続く年もあるため、「処暑になったから暑くなくなる」という意味ではありません。
白露とはどんな二十四節気?
処暑の次に迎える白露は、草木に露が宿る頃を表しています。
例年9月上旬頃に迎え、二十四節気では秋の3番目にあたります。
日中には残暑が続いていても、夜から明け方にかけて気温が下がる日が増えてくる頃です。
地面や草木の表面が冷え、その周囲の空気が露点まで冷やされると、空気中の水蒸気が水滴となって草や葉につくことがあります。
白露という名前には、そんな秋の朝の自然が表れています。
処暑から白露まではどのくらい?
処暑は太陽黄経150度、白露は165度となるときです。
二十四節気では隣り合う節気の太陽黄経は15度ずつ異なるため、処暑から白露まではおよそ15日です。
年によって具体的な日付や時刻は変わりますが、処暑を8月下旬頃、白露を9月上旬頃に迎えます。
わずか2週間ほどの間にも、日の長さや朝晩の空気などには少しずつ変化が表れます。
処暑から白露へ気温はどう変わる?
処暑から白露へ進むと、季節としては秋が少しずつ深まっていきます。
ただし、気温が一定のペースで下がっていくとは限りません。
9月になっても真夏日になることがありますし、地域やその年の天候によっては白露の頃まで厳しい残暑が続くこともあります。
一方で、最低気温や朝晩の空気には変化を感じることがあります。
日中の最高気温だけではなく、朝の涼しさや夕方の日の短さなどにも目を向けると、処暑から白露への季節の変化を感じやすくなります。
処暑と白露の頃は残暑にも注意
処暑も白露も暦の上では秋ですが、暑さへの注意が不要になる時期ではありません。
残暑が厳しい日には、引き続き熱中症に注意する必要があります。
「秋になったから大丈夫」と考えず、その日の気温や湿度、暑さ指数(WBGT)などを確認し、暑い環境ではこまめな水分補給や適切な冷房の利用を心がけましょう。
特に屋外で長時間過ごす場合や、暑さに慣れていない場合には、無理をしないことも大切です。
処暑から白露は台風にも注意したい時期
処暑から白露にかけての8月下旬から9月頃は、日本では台風の影響を受けることもある時期です。
二十四節気とは別に、立春から数えて210日目頃の「二百十日」や220日目頃の「二百二十日」という雑節もあります。
これらは昔から、農作物に影響する風雨を警戒する時期として意識されてきました。
白露の季節を楽しむ一方で、台風や大雨が予想されているときには最新の気象情報を確認し、早めに備えることが大切です。
食卓も夏から秋へ少しずつ変化
処暑から白露へ進む頃には、食卓でも夏と秋の食材が入り混じります。
夏野菜が引き続き出回る一方で、梨やぶどうなどの秋らしい果物も楽しみやすくなります。
さらに季節が進めば、いも類やきのこ類、新米などにも目が向くようになります。
食材の旬や収穫時期は地域、品種、その年の気候によって異なりますが、店頭に並ぶ食材の変化を観察するだけでも季節の移り変わりを感じられます。
白露の次は秋分へ
白露の次には「秋分」がやってきます。
秋分は太陽黄経180度となる頃で、昼と夜の長さがほぼ同じになる時期です。
つまり秋の二十四節気は、立秋から処暑、白露、秋分へと続いていきます。
処暑では暑さの変化、白露では朝露、秋分では昼夜の長さと、それぞれ異なる自然の特徴から秋の移り変わりを感じることができます。
まとめ
処暑と白露は、どちらも秋に含まれる二十四節気です。
処暑は二十四節気の14番目で、暑さがおさまっていく頃。白露は15番目で、草木に露が宿る頃を表します。
順番は「立秋→処暑→白露→秋分」となり、処暑から白露まではおよそ15日です。
実際にはどちらの時期にも残暑が続くことがありますが、朝晩の空気や日の長さ、草木、旬の食材などに目を向けると、少しずつ夏から秋へ進んでいることを感じられるでしょう。

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