青い空に浮かぶ、真っ白な雲。
でも、よく考えてみると不思議ではありませんか?
雲の正体は、とても小さな水滴や氷の粒です。
水は透明なのに、どうして雲になると白く見えるのでしょうか。
さらに、雨が降りそうな雲は白ではなく、灰色や黒っぽく見えることがあります。
今回は「雲はどうして白いの?」という疑問について、小学生にもわかりやすく解説します。
毎日空を観察するだけでもできるので、夏休みの自由研究にもおすすめです。
【結論】雲が白く見えるのは太陽の光がいろいろな方向に散らばるから
雲が白く見える大きな理由は、太陽の光が雲の中にある水滴や氷の粒に当たり、いろいろな方向へ散らばるからです。
太陽の光は、一見すると白く見えます。
しかし実際には、赤・橙・黄・緑・青・紫など、さまざまな色の光が含まれています。
雲を作っている水滴や氷の粒に太陽の光が当たると、これらの光がさまざまな方向へ散らばります。
いろいろな色の光が私たちの目に届くため、雲は白っぽく見えるのです。
そもそも雲は何でできているの?
遠くから見ると、雲は綿のように見えます。
しかし、本当に綿のようなものが浮かんでいるわけではありません。
雲は、空気中に浮かぶとても小さな水滴や氷の粒がたくさん集まってできています。
空気中には目に見えない水蒸気があります。
湿った空気が上昇して冷やされると、水蒸気の一部が小さな水滴や氷の粒になります。
それがたくさん集まったものが「雲」です。
雲ができる仕組みについては、前の記事でも詳しく紹介しています。自由研究をさらに発展させたい場合は、あわせて調べてみましょう。
透明な水なのに、たくさん集まると白く見えるのはなぜ?
「でも、水って透明だよね?」
ここが、このテーマのおもしろいところです。
雲の中には、小さな水滴や氷の粒が大量にあります。
そこへ光が入ると、光は一度だけではなく、たくさんの粒によって何度も向きを変えながら進みます。
その結果、さまざまな方向から光が私たちの目に届き、雲全体が白く見えるようになります。
身近なものでは、細かな水滴がたくさん集まった「霧」も白っぽく見えます。
じゃあ、雨雲はどうして灰色や黒く見えるの?
晴れた日の雲は真っ白なのに、雨が降りそうになると雲が暗く見えることがあります。
これは、雲が厚くなることが大きく関係しています。
雲が厚いと、太陽から入った光は雲の中で何度も散乱し、吸収も受けながら進むため、雲の下側まで届く光が少なくなります。
そのため、地上から見た雲の底は灰色や黒っぽく見えるのです。
つまり、「黒い水滴でできた雲」になったわけではありません。
私たちのところまで届く光が少なくなるため、暗く見えているのです。
白い雲と黒い雲を観察してみよう
このテーマは、特別な実験道具がなくても自由研究にできます。
晴れた日や曇りの日に空を観察して、雲の色を比べてみましょう。
用意するもの
- ノート
- 鉛筆
- カメラやスマートフォン
- 時計
観察するポイント
- 観察した日時
- 天気
- 雲の色
- 雲の厚さや形
- 太陽が見えるか
- 観察後に雨が降ったか
同じ場所から何日か写真を撮ると、比較しやすくなります。
「白い雲の日」と「灰色の雲の日」を並べるだけでも、違いがとてもわかりやすくなります。
自由研究にするなら何年生におすすめ?
このテーマは、まとめ方を変えることで小学1年生から高学年まで取り組めます。
小学1~2年生
雲を観察して、白・灰色など色の違いを絵や写真でまとめてみましょう。
「今日の雲は何色だった?」という観察だけでも立派な自由研究になります。
小学3~4年生
白い雲と暗い雲を写真で比較し、「なぜ色が違うのか」を調べてまとめてみましょう。
小学5~6年生
太陽光や光の散乱について調べると、さらに詳しい研究になります。
「空が青く見える理由」と比較してみるのもおすすめです。
自由研究のまとめ方
模造紙やスケッチブックにまとめるなら、次のような順番にするとわかりやすくなります。
- 疑問:雲は水でできているのに、なぜ白いの?
- 予想:太陽の光が関係しているのでは?
- 観察:晴れ・曇りなどの日に雲の写真を撮る
- 結果:雲によって白・灰色など違いがあった
- 調べたこと:雲の粒と太陽の光について調べる
- わかったこと:光が雲の粒によって散らばるため白く見える
- 考察:厚い雲では下まで届く光が少なくなるため暗く見える
自分で撮った雲の写真を使うと、オリジナルの自由研究になります。
写真を印刷すると雲の違いを比較しやすい
雲の観察では、撮影した写真を印刷して並べると、色や形の違いがひと目でわかります。
「晴れた日の白い雲」「雨が降る前の暗い雲」など、条件ごとに写真を並べると自由研究もまとめやすくなります。
夏休みは自由研究だけでなく、旅行やイベントなど写真を印刷する機会も増えがちです。
自宅のプリンターをたくさん使う場合は、純正品だけでなく互換インクを選択肢として比較してみるのもひとつの方法です。
まとめ|雲が白いのは太陽の光が散らばるから
雲は、とても小さな水滴や氷の粒がたくさん集まってできています。
そこへ太陽の光が当たると、光がさまざまな方向へ散らばり、いろいろな色の光が目に届くため、雲は白く見えます。
一方、厚い雲では下側まで届く光が少なくなるため、灰色や黒っぽく見えることがあります。
空を見上げたとき、雲の「形」だけでなく「色」にも注目してみてください。
いつもの空が、ちょっと違って見えてくるかもしれません。
自由研究では、ぜひ白い雲と暗い雲を自分で観察して、その違いを確かめてみてくださいね。


コメント