ローソンの「一点突破すぎ!ごはんがすすむ ぼだっこ(鮭)」を実食し、「Cマイナス」という厳しい評価を付けた料理研究家のリュウジさん。
しかし、そこで終わりではありませんでした。
「ぼだっこなら、もっとしょっぱくてごはんが進むはず」
ということで、動画内で自ら作り始めたのが「ジェネリックぼだっこ」です。
使うのは、スーパーでも手に入りやすい甘塩鮭。
そこへさらに塩を加えて焼き、本場・秋田の激辛ぼだっこのような「ほんの少しで大量のごはんが食べられる鮭」を目指します。
この記事では、リュウジさんのジェネリックぼだっことは何なのか、動画で紹介された材料や作り方のポイント、ローソン版や本場のぼだっことの違いを整理します。
リュウジの「ジェネリックぼだっこ」とは?
「ジェネリックぼだっこ」は、料理研究家のリュウジさんが2026年9月30日に公開した動画内で作った料理です。
動画では、ローソンから9月22日に発売された「一点突破すぎ!ごはんがすすむ ぼだっこ(鮭)」を実食。
ローソン公式では、ぼだっこを「とても塩辛い鮭」と説明し、その塩辛さによって大盛量のごはんが進むお弁当として販売しています。
しかしリュウジさんは、実際の商品について、本場のぼだっことして期待するには塩気が弱く、この量ではごはんが進みにくいという趣旨で評価しました。
そこで、市販の甘塩鮭を使って、より強い塩気を持つ鮭を作ったのが「ジェネリックぼだっこ」です。
ここでいう「ジェネリック」は医薬品という意味ではなく、手に入りやすい材料で、ぼだっこの特徴を再現したものというリュウジさん流のネーミングです。
ジェネリックぼだっこの材料は?
動画概要欄で紹介された材料は非常にシンプルです。
- 甘塩鮭……1切れ(120g)
- ごはん……200g
- 塩……5つまみ
- こめ油……少量
ポイントは、すでに塩味が付いている甘塩鮭へ、さらに塩を加えること。
普通の焼き鮭を作る感覚なら、「甘塩鮭なのにまだ塩を足すの?」と思いますよね。
しかし、それこそが今回のレシピの狙いです。
一般的な焼き鮭ではなく、少量だけで白いごはんを何口も食べられるほど塩気の強い「ぼだっこ」に近づけます。
ジェネリックぼだっこの作り方は?
基本的な考え方は、甘塩鮭へ追加で塩を振り、油を使って焼くというものです。
特別な調味料を何種類も使うレシピではありません。
むしろ重要なのは、鮭を豪華に味付けすることではなく、塩気そのものを強くすることです。
甘塩鮭に塩を加えて焼き、できあがった鮭をごはん200gと合わせます。
そして一般的な焼き鮭のように大きな身を一口で食べるのではなく、少量ずつ崩しながらごはんと一緒に食べる。
この食べ方まで含めて「ぼだっこらしさ」を再現する形です。
なぜ甘塩鮭にさらに塩を振るの?
ここがジェネリックぼだっこの最大のポイントです。
一般的な甘塩鮭は、一切れをそのままおかずとして食べやすい塩加減になっています。
一方、秋田で昔から親しまれてきた激辛タイプのぼだっこは、一般的な甘塩鮭とは食べ方が違います。
非常に塩気が強いため、ほんの少しの身をごはんと一緒に食べます。
つまり、
「鮭一切れでごはんを食べる」のではなく、「鮭のほんの一口で、ごはんを何口も食べる」
という考え方です。
リュウジさんのジェネリックぼだっこは、この強い塩気と食べ方を、市販の甘塩鮭から再現しようとしたものです。
ローソンぼだっこ弁当との違いは?
ローソン版とジェネリックぼだっこの大きな違いは、狙っている塩気です。
ローソンのぼだっこ弁当は、1包装あたり402kcal、食塩相当量1.14g。
大盛量のごはんに少量の鮭を合わせた商品ですが、弁当全体として見ると、食塩相当量が極端に高い商品ではありません。
一方、ジェネリックぼだっこでは、もともと塩味の付いた甘塩鮭にさらに塩を加えます。
| 比較 | ローソン版 | ジェネリックぼだっこ |
|---|---|---|
| 鮭 | ぼだっこ(鮭) | 市販の甘塩鮭 |
| 塩気 | 弁当全体で食塩相当量1.14g | 甘塩鮭へさらに塩を追加 |
| ごはん | 大盛量 | 200g |
| 目的 | コンビニ弁当として販売 | 強烈なぼだっこの塩気を身近な材料で再現 |
ローソン版を食べて感じた「塩気が足りない」という部分を、自分の料理で補ったのがジェネリックぼだっこと考えると分かりやすいでしょう。
ジェネリックぼだっこと本場のぼだっこは同じ?
ここは注意したいところです。
ジェネリックぼだっこは、本場のぼだっこそのものではありません。
あくまで、市販の甘塩鮭を使って、ぼだっこの強い塩気や食べ方を再現した料理です。
秋田で「ぼだっこ」と呼ばれているものには甘口・中辛・激辛などがあり、塩加減も商品によって異なります。
特に昔ながらの激辛タイプには、焼くと表面に塩が吹くほど強い塩気の商品もあります。
そのため、「塩をたくさん振れば本場のぼだっこと完全に同じになる」というわけではありません。
鮭の種類、塩漬けの方法、塩分濃度なども異なります。
「再現レシピ」というより食べ方の再現が面白い
ジェネリックぼだっこの面白いところは、味だけではありません。
ローソンのぼだっこ弁当を見たとき、多くの人が驚いたのは「鮭が小さすぎる」という点でした。
ところが本場の激辛ぼだっこは、そもそも大量に食べる食品ではありません。
非常に塩辛いからこそ、少量だけ食べる。
そして白いごはんをたくさん食べる。
ジェネリックぼだっこで塩気を強くすると、
「なぜ鮭があんなに小さくて成立するのか」
というぼだっこの食文化そのものが分かりやすくなります。
ジェネリックぼだっこを作るときは塩の量に注意
ここは栄養士として、かなり注意しておきたいポイントです。
動画では甘塩鮭1切れ120gに対して「塩5つまみ」が使われています。
しかし、「ひとつまみ」は人によって量が変わります。
指の大きさやつまみ方によっても差が出るため、「5つまみ=必ず○g」と換算することはできません。
さらに、甘塩鮭自体にもすでに食塩が含まれています。
使う鮭の商品によっても食塩相当量は異なるため、「動画と同じ5つまみなら塩分も同じ」とは限りません。
自宅で再現する場合は、使用する鮭の栄養成分表示も確認しておきたいところです。
「しょっぱくすればするほど本場」ではない
ぼだっこの強烈なしょっぱさを知ると、どこまで塩辛くできるか試したくなるかもしれません。
しかし、塩を増やせば増やすほど良いわけではありません。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の食塩相当量の目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。
ぼだっこのような塩分の高い食品は、濃い味を少量楽しむことがポイントです。
特にジェネリックぼだっこは、完成した鮭一切れを普通の焼き鮭と同じ感覚で全部食べるのではなく、少量をごはんと合わせる食べ方が向いています。
ごはん200gと一緒なら塩分は薄まる?
ここも誤解しやすいところです。
塩辛い鮭をごはんと一緒に食べれば、口の中では塩味がやわらぎます。
しかし、ごはんを増やしても摂取した食塩そのものが消えるわけではありません。
例えば、塩分の高い鮭を全部食べれば、ごはんが100gでも200gでも、鮭から摂取する食塩量は同じです。
ぼだっこの場合は、ごはんを増やして「塩分を薄める」のではなく、塩気が強いからこそ鮭を少量で済ませることに意味があります。
これは栄養面でも大切なポイントです。
高血圧などで減塩中なら再現は慎重に
医師などから食塩摂取量を控えるよう指示されている人は、ジェネリックぼだっこの再現には特に注意してください。
甘塩鮭にもともと含まれている塩分へ、さらに塩を追加する料理だからです。
「動画と同じ材料だから大丈夫」ではなく、自分が使用する鮭の栄養成分表示と、追加する塩の量を確認することが重要です。
ぼだっこの魅力は、一切れ全部を豪快に食べることではありません。
少量の強い味と白いごはんの組み合わせを楽しむ食文化として考えるとよいでしょう。
ローソン版から本場の食文化まで気になる展開に
ローソンのぼだっこ弁当は、税込297円という価格と「大量のごはん+小さな鮭」という見た目で注目されました。
さらにリュウジさんが実食し、そこからジェネリックぼだっこを作ったことで、
「本当のぼだっこはどれくらいしょっぱい?」
「秋田では本当にあの量の鮭でごはんを食べる?」
「普通の塩鮭と何が違う?」
と、本場の食文化まで気になった人も多いのではないでしょうか。
コンビニ弁当ひとつから秋田の食文化までつながったという意味でも、面白い話題になっています。
まとめ|ジェネリックぼだっこは甘塩鮭+追加の塩で「少量でごはんが進む」を再現
リュウジさんの「ジェネリックぼだっこ」は、ローソンのぼだっこ弁当を実食したあとに動画内で作られました。
材料は、甘塩鮭1切れ120g、ごはん200g、塩5つまみ、こめ油少量。
ポイントは、すでに塩味の付いている甘塩鮭へさらに塩を加えることです。
一般的な焼き鮭を作るのではなく、少量の鮭だけで白いごはんをたくさん食べられる、本場の激辛ぼだっこの特徴へ近づけています。
ただし、あくまで身近な材料を使った再現であり、本場のぼだっこそのものではありません。
また、甘塩鮭自体にも塩分が含まれているため、自宅で作る場合は追加する塩の量にも注意が必要です。
「鮭が小さいのにごはんが大量」という一見不思議な組み合わせも、塩気を強くすると意味が分かる。
ジェネリックぼだっこは、そんな秋田の食べ方を体験する料理ともいえそうです。
次の記事では、ぼだっこの塩分は実際どれくらい高いのか、栄養士目線で食べる量や組み合わせを詳しく解説します。

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