毒キノコと聞くと、山奥や森林の中に生えている姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、2026年に各地で相次いで確認されている「オオシロカラカサタケ」は、私たちの生活圏でも遭遇する可能性がある毒キノコです。
9月16日放送のフジテレビ系「イット!」では、東京都の駒沢公園や東京競馬場、神奈川県横浜市内の公園、川崎市の多摩川周辺などで確認されたことが紹介されました。
さらに9月17日には、東京都多摩市も市内でオオシロカラカサタケが確認されているとして注意を呼びかけています。
なぜオオシロカラカサタケは、公園や芝生など人の身近な場所に現れるのでしょうか。
今回は、オオシロカラカサタケが生えやすい場所や時期について整理します。
オオシロカラカサタケはどこに生える?
オオシロカラカサタケは、公園の芝生や道路脇の草地など、人の生活に近い場所にも発生する毒キノコです。
2026年9月17日に注意喚起を出した多摩市も、特徴のひとつとして「芝生や草地などに発生する」としています。
ほかの自治体からも、公園の芝生、道路脇の草地、庭などでの発生が報告されています。
つまり、「毒キノコ=山の中」というイメージだけでは対応できません。
駒沢公園でもオオシロカラカサタケを確認
「イット!」が9月16日に報じた場所のひとつが、東京都世田谷区の駒沢公園です。
9月13日、園内の一部に白いキノコが何本も生えている様子が確認されました。
このキノコがオオシロカラカサタケです。
公園では、園内に生えているキノコに触れないよう注意が呼びかけられています。
多くの人が日常的に利用する都市公園でも発生するという点は、オオシロカラカサタケを知るうえで重要です。
東京競馬場の芝生にも発生
東京都府中市にある東京競馬場でも、芝生でオオシロカラカサタケが確認されたと報じられています。
ここでもポイントになるのは「芝生」です。
オオシロカラカサタケは森林の奥深くに限定されるキノコではなく、人によって管理されている芝生にも姿を現します。
白く大きなキノコが芝生に生えているからといって、「公園や施設内だから安全な種類だろう」と判断することはできません。
神奈川県では横浜市内の公園でも確認
神奈川県でもオオシロカラカサタケが確認されています。
「イット!」では、横浜市内の公園など関東各地で見つかっていることが紹介されました。
公園は子どもが遊んだり、ペットの散歩をしたりする場所でもあります。
そのため、キノコを食用として採取するつもりがない人にとっても無関係ではありません。
川崎市の多摩川周辺でも確認
9月16日には、「イット!」の取材班が神奈川県川崎市の多摩川周辺でもオオシロカラカサタケを確認しています。
白いキノコが各所に生えている様子が確認され、国土交通省の京浜河川事務所も「触らない・採らない・食べない」と注意を呼びかけています。
河川周辺には草地も多く、散歩やジョギング、犬の散歩などで利用する人もいます。
足元に見慣れない白いキノコが生えている場合には注意しましょう。
9月17日には東京都多摩市も注意喚起
オオシロカラカサタケをめぐる動きは、9月16日のテレビ報道だけではありません。
翌17日、多摩市も市内で有毒のオオシロカラカサタケが確認されているとして公式サイトで注意を呼びかけました。
多摩市によると、市民参加型の生きもの調査でも市内での生息が報告されています。
市は、オオシロカラカサタケについて、芝生や草地などに発生すると説明しています。
まさに現在進行形で、東京都内の身近な場所で確認情報が出ている状況です。
高知県でも「公園・芝生・草地」に発生
発生情報は関東だけではありません。
高知県は9月16日、県内各地の公園・芝生・草地などに、オオシロカラカサタケと思われる白いキノコが発生しているとして注意喚起しました。
食べると嘔吐、下痢、腹痛などを引き起こすとして、絶対に食べないよう呼びかけています。
東京や神奈川だけの特殊な現象として考えるのではなく、各地の身近な草地で注意したいキノコといえます。
庭や駐車場に生えることもある
さらに、公園以外でも発生します。
愛知県蒲郡市は9月16日、市内の駐車場や家庭の庭などでオオシロカラカサタケが発見されていると発表しました。
市によると、オオシロカラカサタケは芝生や畑、草むらなど身近な場所に群生または発生する大型のキノコです。
つまり、
- 公園の芝生
- 道路脇の草地
- 河川周辺
- 畑や草むら
- 家庭の庭
- 駐車場周辺
など、普段の生活の中で利用する場所にも現れる可能性があります。
いつ頃生えやすい?
オオシロカラカサタケは、暖かい時期に発生しやすいキノコです。
自治体によって発生時期の表現には多少幅がありますが、夏から秋を中心に注意喚起されています。
また、雨の後に発生しやすいことも指摘されています。
9月16日の「イット!」では、東京農業大学の橋本貴美子教授が、オオシロカラカサタケは暑い時期を好み、暑い時期に大雨が降ることで各地に一斉に出てくることがあると解説しています。
2026年の大量発生についても、異例の長雨が要因のひとつと考えられています。
白いキノコが大量に生えていたらオオシロカラカサタケ?
ここは注意が必要です。
芝生に白いキノコが大量に生えているからといって、すべてをオオシロカラカサタケと自己判断することはできません。
野生キノコには似た外見を持つ種類もあります。
オオシロカラカサタケは白っぽい大きな傘を持ち、傘の表面に褐色のうろこ状の模様が見られるなどの特徴がありますが、外見だけを頼りに食用かどうかを判断するのは危険です。
「オオシロカラカサタケではなさそうだから食べられる」という逆方向の判断もしないようにしましょう。
公園で見つけたらどうする?
公園や河川敷などで見慣れないキノコを見つけても、むやみに採取したり食べたりしないことが重要です。
自治体や施設によっては、触らないよう呼びかけているところもあります。
特に子どもやペットが利用する場所では、誤って口に入れないよう注意しましょう。
公共施設などで大量に発生しており危険が気になる場合は、自分で処理するのではなく、その施設や土地の管理者へ知らせる方法もあります。
山へ行かなくても出会う毒キノコ
2026年のオオシロカラカサタケ大量発生で特に知っておきたいのは、「毒キノコは山にだけ生えるわけではない」ということです。
駒沢公園。
東京競馬場の芝生。
横浜市内の公園。
多摩川周辺。
そして多摩市内の芝生や草地。
いずれも、人が日常的に利用する可能性のある場所です。
キノコ狩りをしない人でも、身近な毒キノコとして知っておく価値があります。
まとめ|オオシロカラカサタケは公園や芝生にも生える
オオシロカラカサタケは、山奥だけに生える毒キノコではありません。
2026年9月には、駒沢公園、東京競馬場、横浜市内の公園、多摩川周辺など、関東の身近な場所で相次いで確認されています。
さらに9月17日には多摩市も市内での確認を公表。高知県や愛知県などからも、公園、芝生、草地、庭などでの発生情報が出ています。
「街中に生えているから安全」「公園の芝生だから食べられる」という判断はできません。
見慣れない野生キノコを見つけても自己判断で採取・喫食せず、特に子どもやペットが口に入れないよう注意しましょう。

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