2026年9月12日放送の「サタプラ(サタデープラス)」ひたすら試してランキングでは、冷凍麺11商品が比較されました。
その中で上位に入ったのが、日清食品冷凍の「冷凍 日清本麺 鶏がらこく醤油ラーメン」です。
冷凍ラーメンを食べたとき、
「冷凍なのに、どうして麺がこんなにもちっとしているの?」
「一度ゆでた麺を冷凍したら、食感が悪くならないの?」
と不思議に思ったことはないでしょうか。
日清本麺のおいしさを支えているのが、日清食品冷凍独自の「生麺ゆでたて凍結製法」です。
今回は、日清本麺がなぜ冷凍でもゆでたてのような食感や風味を楽しめるのか、その技術をわかりやすく解説します。
日清本麺には「生麺ゆでたて凍結製法」が使われている
日清本麺の最大の特徴が、「生麺ゆでたて凍結製法」です。
日清食品によると、この技術では麺の配合や厚み、ゆで時間など、さまざまな条件で試作を繰り返しています。
細かい条件まで検証することで、冷凍食品でありながら、ゆでたて直後の麺のような食感や風味を目指しています。
単純に「生麺をゆでて冷凍すれば同じものができる」というわけではありません。
冷凍後に家庭で再加熱するところまで考えて、麺そのものが設計されています。
完成まで6年!日清が開発した独自技術
「生麺ゆでたて凍結製法」は、短期間で完成した技術ではありません。
日清食品によると、構想から完成までにかかった期間は6年。
麺の配合だけでなく、
- 麺の厚み
- ゆで時間
- 冷凍後の食感
- 家庭で再加熱したときの仕上がり
などを考えながら試作を重ねています。
日清本麺が最初に発売されたのは2021年9月。
「日清が本気で創った、うまい麺。」という意味を込めて「日清本麺」と名付けられました。
なぜ「ゆでたて」で冷凍するの?
麺はゆでた後も時間がたつと状態が変化します。
水分が移動したり、麺同士がくっついたりすることで、ゆでた直後とは食感が変わっていきます。
冷凍食品では、食品を低温状態にすることで、常温や冷蔵状態と比べて食品中で起こる変化を大幅に遅らせることができます。
日清本麺では、ゆでたての麺を冷凍し、その状態を家庭で再加熱することを前提に設計しています。
「ゆでたてのおいしさを、できるだけその状態に近いところで止めておく」という考え方が、冷凍麺と相性がよいわけです。
冷凍すれば何でも食感が残るわけではない
ここで注意したいのが、
「ゆでた麺を冷凍すれば、どんな麺でも同じ食感になる」わけではない
ということです。
食品を冷凍すると、食品中の水分が氷になります。
凍結条件によっては氷の結晶が食品の組織へ影響し、解凍後の食感が変わることがあります。
そのため市販の冷凍麺では、冷凍することだけではなく、
- 原料の配合
- 麺の太さや形
- ゆで加減
- 凍結条件
- 家庭での再加熱方法
まで含めて商品が設計されています。
日清本麺でも、こうした条件を細かく検証したうえで「生麺ゆでたて凍結製法」が完成しています。
電子レンジ調理も「麺のおいしさ」の一部
日清本麺のおもしろいところは、冷凍技術だけではありません。
日清食品は電子レンジで調理すること自体も、麺のおいしさにつながるポイントとして説明しています。
電子レンジで加熱することで、小麦の味や香りを逃しにくくしながら、「ベストなゆで加減」に仕上げる設計になっています。
つまり日清本麺は、
「工場でゆでる」
「冷凍する」
「家庭の電子レンジで再加熱する」
という一連の工程を組み合わせて完成する商品なのです。
家庭で最後の仕上げをするような設計
冷凍食品というと、工場ですべて完成した料理を家庭で単純に温め直しているイメージがあるかもしれません。
しかし日清本麺の場合は、家庭でのレンジ加熱まで含めて麺の仕上がりが設計されています。
工場で作った麺をそのまま食べるのではなく、冷凍状態で流通し、最後に家庭で加熱する。
この「最後の加熱」を商品設計に組み込むことで、食べる瞬間の食感や香りを狙っています。
現在の日清本麺には全粒粉も使われている
日清本麺は発売後も改良されています。
2024年のシリーズ全面刷新では、麺に北海道産小麦の全粒粉を配合。
小麦の自然な香りやうまみを高め、もっちりした麺へ進化させました。
2026年9月現在の「冷凍 日清本麺 鶏がらこく醤油ラーメン」にも、小麦全粒粉が使用されています。
現在の商品は中細ストレート麺で、コシのある食感が特徴です。
「鶏がらこく醤油ラーメン」はどんな商品?
現在販売されている「冷凍 日清本麺 鶏がらこく醤油ラーメン」は、鶏がらをベースにした醤油ラーメンです。
スープには、かつお、煮干し、さばの3種類の魚介だしのうまみを重ねています。
麺には北海道産小麦の全粒粉を配合。
具材として焼豚、ねぎ、味付メンマが入っています。
内容量は218gで、麺量は149g。
全国で販売されています。
冷凍麺はなぜ「伸びにくい」と感じる?
一般的なラーメン店では、麺をゆでてスープへ入れた瞬間から、麺は水分を吸い続けます。
そのまま時間がたてば、食感も少しずつ変化していきます。
一方、冷凍麺は工場で調理された後、低温状態で保存されます。
冷凍されている間は、常温や冷蔵状態と比べて食品中の変化が非常にゆっくりになります。
そして食べる直前に加熱して仕上げるため、調理してから食べるまでの時間を短くできます。
これも冷凍麺で食感を楽しみやすい理由のひとつです。
冷凍技術だけではなく「麺の設計」が重要
日清本麺について調べると、つい「急速に凍らせる技術」だけに注目したくなります。
しかし、日清食品が公式に強調しているのは、それだけではありません。
麺の配合、厚み、ゆで時間などを細かく調整し、さらにレンジ調理まで含めて設計しています。
つまり、
「冷凍技術がすごいからおいしい」というより、「冷凍して再加熱することを前提に麺そのものを作り込んでいる」
と考えた方が日清本麺の特徴を理解しやすいでしょう。
まとめ|日清本麺は「ゆでる・凍らせる・レンジで仕上げる」までが技術
日清本麺では、日清食品冷凍独自の「生麺ゆでたて凍結製法」が使われています。
この技術は構想から6年かけて開発され、麺の配合、厚み、ゆで時間などさまざまな条件で試作を繰り返して完成しました。
さらに、家庭での電子レンジ調理によって小麦の味や香りを逃しにくくしながら、食べるときに適したゆで加減へ仕上げることまで考えられています。
つまり日清本麺のおいしさは、単に「麺を冷凍した」だけではありません。
麺を作り、ゆで、冷凍し、家庭で再加熱する。
食べる瞬間までをひとつの商品設計として考えていることが、冷凍でもゆでたてのような食感や風味を楽しめる秘密なのです。

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