窓の外は雨。
風もだんだん強くなってきた。
子どもたちは外に遊びに行けない。
そして親の頭には、朝からこんな問題が浮かびます。
「……今日、一日どうやって過ごす?」
さらに時間が経てば、
「昼ごはんどうしよう」
がやってきて、その数時間後には、
「夕ごはんもあるじゃん……」
となります。
でも、台風の日くらい頑張らなくてもいいのではないでしょうか。
外へ出なくて済むなら、冷蔵庫や冷凍庫にあるもの、パン、缶詰、出来合いのおかずなどを総動員。
テレビや動画だって、今日くらい少し長めでもいい。
この記事では、「安全に家で一日を乗り切る」ことを最優先にした、tekowa流・台風の日のおうちごはん&過ごし方を紹介します。
豪華な台風メニューは作りません。
今日は省エネDAYです。
台風の日は「頑張る方向」を間違えない
台風の日に一番大切なのは、豪華なご飯を作ることでも、子どもたちを一日中楽しませ続けることでもありません。
まずは安全に過ごすこと。
そして、自宅で安全に過ごせる状況なら、できるだけ無理をせず一日を乗り切ることです。
雨や風が強くなってから、
- 夕飯の材料がひとつ足りない
- おやつがなくなった
- いつものおかずが作れない
といった理由だけで外へ出る必要はありません。
「あるもので何とかする」に切り替えます。
ただし、自宅が浸水や土砂災害などの危険がある場所にあり、自治体から避難情報が出ている場合などは別です。
この記事の「家で過ごす」は、あくまで自宅で安全を確保できる場合のお話です。
避難が必要な状況では、自治体や気象機関からの情報を確認し、適切な避難行動を優先してください。
昼ごはん|ジャムサンド+揚げ物くらいでいい
台風の日のお昼。
わが家なら、こんな感じです。
ジャムサンド+コロッケなどの揚げ物+スープまたはサラダ。
以上!
ジャムサンドなら、パンにジャムを塗って挟むだけ。
揚げ物も、一から衣を付けて揚げる必要はありません。
- 冷凍コロッケ
- 冷凍唐揚げ
- 冷凍フライ
- 前日に買っておいたお惣菜
- 昨日のおかずの残り
そのとき家にあるもので十分です。
そこに余裕があれば、スープかサラダをひとつ。
これも、
- インスタントスープ
- 昨日の残りの味噌汁
- カット野菜
- ちぎったレタス
- ミニトマト
など、簡単なものでOKです。
出来合いだって立派な選択肢です。
栄養士目線でも「一食で完璧」を目指さなくていい
私は栄養士として食事に関わる仕事をしていますが、台風の日まで毎食きっちり整った献立を作る必要はないと考えています。
食事は一食だけですべてを完璧にそろえるものではありません。
昼がパン中心だったなら、夕飯に野菜やたんぱく質を足してもいい。
昼に野菜が少なかったなら、夕飯の味噌汁を具だくさんにする方法もあります。
反対に、親自身の体調が悪ければ、もっと簡単でも構いません。
パン、冷凍食品、レトルト、缶詰。
便利なものは、こういう日に使うためにもあります。
夕ごはん|味噌汁をメイン級にしてしまう
昼ごはんを乗り切ったと思ったら、やってくる夕ごはん。
ここでも頑張りません。
おすすめは、
具だくさん味噌汁+焼くだけのおかず+簡単なサラダ。
味噌汁に、
- 豆腐
- わかめ
- 油揚げ
- きのこ
- 冷蔵庫に残っている野菜
- 肉や魚
などを入れてしまえば、かなりボリュームが出ます。
そして主菜は、
- 魚を焼く
- 肉を焼く
- 冷凍餃子を焼く
- ウインナーを焼く
くらいの「焼くだけ系」。
サラダも、冷蔵庫にある野菜を切るだけ、カット野菜を出すだけで十分です。
一汁三菜をきれいに並べる日ではありません。
温かい汁物があって、お腹が満たせれば今日はかなり良し。
家にあるもので作るのが台風の日の基本
「台風だから特別なメニューを準備しなきゃ」
と考えると大変になります。
むしろ台風の日は、
冷蔵庫・冷凍庫・食品庫にあるものを確認する日
くらいに考えてもいいでしょう。
例えば、
- 食パンがある → サンドイッチ
- 卵がある → 卵料理
- ツナ缶がある → ツナご飯やサラダ
- 乾麺がある → うどん・そうめん・パスタ
- 冷凍ご飯がある → 丼やチャーハン
- レトルトカレーがある → カレー
- 冷凍食品がある → 今日こそ出番
という具合です。
災害への備えでは、普段食べている食品を少し多めに買い、食べた分を補充していく「ローリングストック」という方法もあります。
非常食だけを大量にしまい込むのではなく、普段の食事に使える食品を少し余分に持っておけば、台風で外出しにくい日にも役立ちます。
子どもたちにはテレビ・動画も今日だけゆるく解禁
そして台風の日のもうひとつの問題。
「子どもたちと一日、何して過ごす?」
外遊びはできない。
一日中ずっと工作や知育遊びに付き合うのも大変。
そんな日は、わが家ならテレビや動画もいつもよりゆるめにします。
映画を一本見る。
好きなアニメを見る。
子ども向け動画を見る。
親も隣でちょっと休む。
それでいいと思っています。
もちろん、
- お絵描き
- 折り紙
- 絵本
- ブロック
- パズル
- カードゲーム
など、本人がやりたがる遊びがあれば取り入れてもいいでしょう。
でも、「せっかく家にいるんだから有意義なことをさせなきゃ」まで背負わなくていい。
外に出られない一日を、家族みんながなるべく機嫌よく過ごせれば十分です。
台風で頭痛やだるさが出る人は常備薬も確認
台風の日は、子どもだけではなく大人側のコンディションも考えておきたいところです。
天候や気圧の変化に伴って頭痛などの体調変化を感じる人もいます。
普段から頭痛などで使用している薬がある人は、台風が近づいてから慌てて買いに出なくてもいいよう、事前に残量を確認しておくと安心です。
災害時の非常持ち出し品としても、飲料水や食料、懐中電灯などとともに常備薬を準備しておくことが勧められています。
ただし、薬はそれぞれの用法・用量を守って使用してください。
いつもと違う強い頭痛や、激しい症状がある場合には「台風のせい」と決めつけず、必要に応じて医療機関への相談を検討してください。
台風が来る前に「家から出なくて済む状態」を作っておく
当日をラクにする一番の方法は、雨や風が強くなる前に最低限の確認をしておくことです。
例えば、
- 飲料水はある?
- すぐ食べられる食品はある?
- 子どもたちが食べられるものはある?
- 常備薬は足りている?
- 懐中電灯は使える?
- スマホは充電した?
- モバイルバッテリーは充電されている?
など。
台風当日に「ない!」と気付いて、雨風の中を買いに行くことを避けるための準備です。
また、本格的な災害への備えとしては、最低3日分、できれば1週間程度の食料や飲料水などを日頃から備えておくことが推奨されています。
台風が来るたびに大量購入するのではなく、普段使う食品を少し多めに持っておくと無理なく続けやすいでしょう。
停電に備えて「今のうちに充電」も忘れずに
台風では停電が起きる可能性もあります。
テレビや動画を楽しむのもいいですが、その前にスマートフォンやモバイルバッテリーなど、情報収集に必要な機器は充電しておきましょう。
停電した場合に備えて、懐中電灯や電池の場所も確認しておくと安心です。
そして冷蔵庫・冷凍庫も、必要以上に何度も開け閉めしないよう意識しておきます。
「家で楽しく過ごす」と「もしもの備え」は両立できます。
テレビを見ながら、ときどき台風情報も確認する
映画や動画を見ていても、台風の状況はときどき確認しましょう。
特に、
- 気象警報
- 自治体からの避難情報
- 自宅周辺の河川や土砂災害の危険度
などには注意が必要です。
状況は時間とともに変化します。
「朝は大丈夫だったから夜まで大丈夫」とは限りません。
自宅で過ごすことにこだわるのではなく、避難が必要な状況になった場合には安全確保を最優先してください。
台風の日にやらなくていいこと
反対に、私はこんなことまで頑張らなくていいと思っています。
- 足りない食材ひとつのために買い物へ行く
- 手の込んだ料理を作る
- 毎食完璧な献立を目指す
- 子どもたちを一日中楽しませ続ける
- テレビや動画を見せたことに罪悪感を持つ
- 急がなくてもいい家事を全部片付ける
台風の日は、普段どおりにできないことがあって当たり前。
家にあるものを食べて、安全な場所で過ごして、一日を終える。
それだけでも十分です。
tekowa流・台風の日の一日モデル
例えば、こんな一日でもいいのではないでしょうか。
| 時間帯 | 過ごし方 |
|---|---|
| 朝 | 台風情報を確認。スマホ・モバイルバッテリーを充電。家にある食料と常備薬も確認 |
| 午前 | 子どもたちは好きな遊び。テレビや動画も使いながらゆっくり |
| 昼 | ジャムサンド+コロッケなどの揚げ物+簡単スープまたはサラダ |
| 午後 | 映画、動画、お絵描き、昼寝など。親も休む |
| 夕方 | 最新の台風・避難情報を確認 |
| 夜 | 具だくさん味噌汁+焼くだけのおかず+簡単サラダ |
見ての通り、特別なことはしていません。
でも、それでいいんです。
まとめ|今日のミッションは「安全に一日を乗り切る」
台風の日のおうちごはんは、豪華じゃなくていい。
昼はジャムサンドにコロッケ。
夕飯は具だくさん味噌汁を中心に、焼くだけのおかず。
足りないものがあっても、家にあるもので代用する。
子どもたちはテレビや動画も少しゆるく。
そして親も休めるときには休む。
もちろん、飲料水や食料、常備薬、ライト、充電など最低限の備えは忘れずに。
そのうえで自宅で安全に過ごせるなら、台風の日くらい「ちゃんとしなきゃ」を少しお休みしてもいいと思います。
今日の最優先ミッションは、家族みんなで安全に一日を乗り切ること。
冷凍コロッケでもいい。
テレビが長めでもいい。
ご飯がいつもより簡単でもいい。
今日は省エネDAY。
外の雨風が落ち着くまで、おうちでゆっくり過ごしましょう。


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