2026年10月1日、料理人のこめおさんが、自身が手がける「割烹こめを」を閉店すると発表しました。
割烹こめををめぐっては、8月に開催された麻布十番納涼まつりで提供した「冷やし蟹ラーメン」による集団食中毒が発生。
9月には営業停止命令を受け、その後も店舗の営業休止が続いていました。
それだけに、
- 割烹こめをはなぜ閉店するの?
- 食中毒が起きたら必ず閉店しなければならないの?
- 営業停止から閉店まで何があった?
- こめおさんは料理人を辞めるの?
と気になった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、割烹こめをの食中毒発生から2026年10月1日の閉店発表まで、現在分かっている情報を時系列で整理します。
割烹こめをは閉店へ|こめおが2026年10月1日に発表
こめおさんは2026年10月1日、自身のSNSを通じて「割烹こめを」を閉店することを発表しました。
割烹こめをは2023年から営業してきた完全予約制の和食店です。
こめおさんは閉店発表の中で、麻布十番納涼まつりで発生した食中毒について改めて謝罪。
料理を提供する立場として安全や健康に十分向き合えていたのかを考え、自身の未熟さや経営者としての責任の重さを痛感したという趣旨を説明しています。
そして、今回の出来事を受けて店をこのまま続けることはできないと判断し、割烹こめをの閉店を決めたとしています。
ただし、閉店によって今回の問題への対応が終わるという意味ではありません。
体調を崩した人への対応など、今回の事案に対する責任には今後も向き合っていく考えを示しています。
割烹こめをはなぜ閉店?きっかけは麻布十番納涼まつりの食中毒
今回の閉店に至る大きなきっかけとなったのが、2026年8月22日・23日に開催された「麻布十番納涼まつり」で発生した集団食中毒です。
割烹こめをは祭りで「冷やし蟹ラーメン」を販売。
その後、ラーメンを食べた人から下痢、腹痛、発熱などの症状が相次いで報告されました。
港区の調査によって、冷やし蟹ラーメンを原因食品とするサルモネラ属菌による食中毒と判断されています。
この事案では調査の進展に伴って患者認定数などが更新されており、初期発表の数字と後の報道で示されている数字が異なります。
そのため、発生当初に報じられた患者数を、そのまま最終的な人数として扱わないよう注意が必要です。
原因となった「冷やし蟹ラーメン」とは?
問題となった冷やし蟹ラーメンは、麻布十番納涼まつりの会場で提供されていました。
その後の行政調査によって、提供された冷やし蟹ラーメンが食中毒の原因食品と判断されています。
原因菌はサルモネラ属菌です。
ただし、ここで注意したいのは、行政によって原因食品と原因菌が特定されたことと、「どの工程で、どのように菌が食品へ入ったのか」まで特定されることは別だという点です。
食中毒について考えるときは、確認された事実と推測を分ける必要があります。
「蟹だから危険だった」「冷たいラーメンだからサルモネラが発生した」などと、確認されていない原因を断定することはできません。
割烹こめをは9月に7日間の営業停止命令を受けていた
食中毒の発生を受け、割烹こめをには食品衛生法に基づく行政処分が行われました。
営業停止期間は、2026年9月3日から9日までの7日間です。
ここで重要なのが、「営業停止」と「閉店」は同じではないということです。
営業停止は行政による処分です。
一方、今回10月1日に発表された閉店は、こめおさん側が店を続けないと判断したものです。
「保健所から閉店を命じられた」という話ではありません。
この2つを混同しないようにしましょう。
営業停止期間が終わっても「割烹こめを」は営業休止を続けていた
行政による営業停止命令は9月9日まででした。
しかし、期間が終了したからといって、割烹こめをがすぐ通常営業へ戻ったわけではありません。
店舗はその後も営業を休止していました。
そして約3週間後となる10月1日、正式に閉店することが発表された形です。
つまり今回の流れは、
- 麻布十番納涼まつりで冷やし蟹ラーメンを提供
- 食べた人から体調不良の訴えが相次ぐ
- 港区が調査
- サルモネラ属菌による食中毒と判断
- 割烹こめをに7日間の営業停止命令
- 行政処分終了後も店舗は営業休止
- 10月1日にこめおさんが閉店を発表
という経緯になります。
こめおが閉店を決めた理由は?
こめおさんは10月1日の発表で、今回の食中毒を経験したことで、自身の料理人・経営者としての責任について考え続けてきたことを明かしています。
さらに10月2日のテレビ朝日の取材では、閉店を決断した背景について、厨房に立つ立場として自分自身を見つめ直したことを説明しています。
食中毒となった子どもの保護者とも連絡を取り、当時の状況について話を聞いたことも、事態の重大さを改めて考えるきっかけになったとしています。
一方で、店を閉じれば責任が終わるという考えではなく、患者への対応などは今後も続ける意向です。
食中毒が起きた飲食店は必ず閉店するの?
今回のニュースを見て、
「食中毒を起こした店は閉店しなければならないの?」
と思った方もいるかもしれません。
食中毒が発生したからといって、すべての飲食店が必ず閉店するわけではありません。
食中毒が発生した場合、保健所による調査が行われ、状況に応じて営業停止などの行政処分が行われることがあります。
営業停止期間や再発防止策などは事案によって異なります。
今回の割烹こめをについても、行政処分として行われたのは7日間の営業停止でした。
その後、店舗側が営業休止を続け、最終的に閉店を決めています。
つまり、行政による営業停止と、事業者自身による閉店判断は分けて考える必要があります。
元品質管理の視点|「原因菌が分かった」と「原因工程が分かった」は違う
私は以前、飲料メーカーの品質管理で微生物検査に携わり、その前には弁当製造の現場でも働いていました。
今回のような食中毒報道を見るときに、とても重要だと感じるのが、「分かったこと」と「まだ分かっていないこと」を分けることです。
今回、行政によって原因食品とされたのは冷やし蟹ラーメン、原因菌はサルモネラ属菌です。
しかし、それだけで「この食材から菌が入った」「この作業が原因だった」とすべての工程まで断定できるわけではありません。
食品を扱う現場では、原材料、調理器具、作業者、加熱、冷却、保存、運搬など、さまざまな工程を管理します。
食中毒のニュースを読む際にも、行政が確認した事実と、SNSなどで広がっている推測を混同しないことが大切です。
こめおは料理人を辞めるの?
閉店発表を受け、「こめおさんは料理人を辞めるの?」という疑問も出ています。
こめおさんは10月1日の発表で、割烹こめをを閉店し、一度料理人として立ち止まる考えを示しています。
そのため、現時点で「料理人を完全に引退する」と断定するのは適切ではありません。
また10月2日の報道では、割烹こめをとは別の店舗「かにを」については営業を続けるとされています。
ただし、こめおさん自身が現場に立つことは現在考えておらず、経営への関わり方についても協議中と説明しています。
今後の活動については、本人からの新たな発表を確認する必要があります。
割烹こめを食中毒から閉店までの時系列
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 8月22日・23日 | 麻布十番納涼まつりで「冷やし蟹ラーメン」を提供 |
| 8月下旬 | 体調不良を訴える人が相次ぎ、港区が調査 |
| 9月3日 | 冷やし蟹ラーメンを原因食品とするサルモネラ属菌による食中毒として行政処分 |
| 9月3日~9日 | 割烹こめをに7日間の営業停止命令 |
| 営業停止終了後 | 店舗は営業休止を継続 |
| 10月1日 | こめおさんが「割烹こめを」の閉店を正式発表 |
| 10月2日 | 閉店を決断した経緯や別店舗について新たに報道 |
8月の食中毒発生から、約1か月余りで閉店発表に至ったことになります。
まとめ|割烹こめを閉店は食中毒後に店側が決断
2026年10月1日、こめおさんは「割烹こめを」を閉店すると発表しました。
割烹こめををめぐっては、8月の麻布十番納涼まつりで提供した冷やし蟹ラーメンによるサルモネラ属菌食中毒が発生。
9月3日から9日まで7日間の営業停止命令を受け、その後も営業休止が続いていました。
今回の閉店は、行政から「閉店命令」が出たというものではありません。
こめおさん自身が今回の事案や料理人・経営者としての責任と向き合ったうえで、割烹こめををこのまま続けることはできないと判断したものです。
また、料理人として一度立ち止まる意向は示しているものの、現時点で料理人を完全に引退すると発表したわけではありません。
今回の事案については、閉店後も患者への対応を続ける意向が示されています。
今後、新たな発表や行政からの情報更新があれば、確認できた事実をもとに追記していきます。


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