「白露」という言葉を、9月のカレンダーや季節の話題で見かけたことはありませんか?
白露は「はくろ」と読み、1年を24の季節に分けた「二十四節気」のひとつです。
9月上旬頃に迎える白露は、暦の上ではすでに秋。日中にはまだ暑さが残っていても、朝晩には少しずつ涼しさを感じるようになり、季節が夏から秋へ進んでいることを感じさせる頃です。
この記事では、白露の意味や由来、なぜ「白い露」と書くのかなどをわかりやすく紹介します。
白露とは?
白露は、二十四節気のひとつです。
二十四節気とは、太陽の動きをもとに1年を24に分け、季節の移り変わりを表したものです。
立春や春分、夏至、秋分、冬至なども二十四節気に含まれています。
白露は秋に含まれる節気で、処暑の次、秋分の前にあたります。
- 立秋
- 処暑
- 白露
- 秋分
- 寒露
- 霜降
暦の上では立秋から秋が始まっていますが、白露を迎える頃になると、朝晩の空気などから秋らしさを感じる機会も少しずつ増えてきます。
白露の読み方は「はくろ」
白露は「はくろ」と読みます。
漢字だけを見ると「しらつゆ」と読みたくなるかもしれませんが、二十四節気の名称として使われる場合は「はくろ」です。
文字通り「白い露」と書くこの名前には、秋の朝に草木などにつく露が関係しています。
白露にはどんな意味がある?
白露は、草木に露が宿る頃を表した季節の言葉です。
秋が近づくと、日中は暑くても夜から明け方にかけて気温が下がる日が増えてきます。
空気中に含まれている水蒸気が冷やされ、草や葉などの表面で水滴になると「露」として見えるようになります。
朝日に照らされた露は白く輝いて見えることがあります。そんな秋の自然の様子を表しているのが「白露」という美しい名前です。
なぜ「白い露」と書くの?
白露という言葉を見ると、「露は透明なのに、どうして白露なの?」と不思議に思う人もいるかもしれません。
葉の上についた小さな露は、光を受けると白くきらきらと輝いて見えることがあります。
また、中国から伝わった陰陽五行の考え方では、白は秋と結びつけられる色でもあります。
こうした背景からも、「白露」という言葉には秋の訪れを感じさせる意味が込められていると考えることができます。
白露は二十四節気の15番目
白露は、立春から数えると15番目の二十四節気です。
二十四節気では、太陽が通る道をもとに季節を区切っています。白露は太陽黄経が165度になる頃にあたります。
その次の秋分は180度。つまり白露は、秋分へ向かって季節が進んでいく途中に位置しています。
二十四節気の順番を知っておくと、白露だけでなく「処暑から白露へ」「白露から秋分へ」という季節の流れもわかりやすくなります。
白露の頃はもう秋?
暦の上では、白露は秋です。
ただし、日本の9月上旬は地域やその年の気候によって、まだ厳しい暑さが続くこともあります。
「白露なのに全然涼しくない!」と感じても、不思議なことではありません。
二十四節気は、その日の実際の気温だけで季節を決めているものではないため、暦の季節と体感する季節には違いが生じることがあります。
それでも、日の長さや朝晩の空気、虫の声、旬を迎える食べ物などに目を向けてみると、少しずつ秋への変化を見つけられるかもしれません。
白露の前後にはどんな二十四節気がある?
白露のひとつ前は「処暑」、次は「秋分」です。
処暑には、厳しい暑さがおさまっていく頃という意味があります。
そして白露を経て迎える秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃として知られています。
さらに秋分の後には寒露、霜降と続き、暦の上でも秋が少しずつ深まっていきます。
処暑・白露・秋分を続けて見ていくと、夏の暑さが残る時期から本格的な秋へ向かっていく季節の移り変わりが見えてきます。
白露は秋の変化を見つけるきっかけになる
白露は、何か大きな行事を行う日というより、自然の小さな変化に目を向けるきっかけになる二十四節気です。
朝の草についた露、少し涼しくなった風、秋らしくなっていく空、店頭に並び始める梨やぶどうなど、身近なところにも季節の変化があります。
現代では9月になっても暑い日がありますが、昔の人が季節をどのように感じていたのかを知りながら身の回りを眺めてみるのも、二十四節気の楽しみ方のひとつです。
まとめ
白露は「はくろ」と読み、二十四節気の15番目にあたる秋の節気です。
草木に露が宿り始める頃を表し、処暑と秋分の間に位置しています。
実際にはまだ残暑が厳しい地域もありますが、朝晩の空気や草木の露など、小さなところから秋の訪れを感じられる時期でもあります。
白露をきっかけに、食べ物や気候、暮らしの中にある「小さな秋」を探してみてはいかがでしょうか。


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