ハロウィンといえば、仮装と並んで欠かせないのがお菓子です。
仮装した子どもたちが「トリック・オア・トリート!」と言いながら家々を回り、大人からお菓子をもらう光景は、ハロウィンを象徴するものになっています。
日本でも保育園や幼稚園、地域のイベントなどで、お菓子を配ることがありますよね。
でも、なぜハロウィンでは子どもたちにお菓子を渡すのでしょうか。
この記事では、「トリック・オア・トリート」の意味とともに、ハロウィンでお菓子を配る風習がどのように生まれたのかを紹介します。
「トリック・オア・トリート」ってどういう意味?
ハロウィンでおなじみの「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」。
「trick」には、いたずらや悪ふざけといった意味があり、「treat」には、ごちそうやおもてなしといった意味があります。
日本では一般的に、「お菓子をくれないといたずらするぞ!」と訳されています。
もちろん、実際にお菓子をもらえなかったからといって、本当にいたずらをするための言葉ではありません。
現在では、子どもたちと大人が楽しむハロウィンのお決まりの掛け声として定着しています。
ハロウィンでお菓子を配るのはなぜ?
ハロウィンでお菓子を配る現在の風習は、ある日突然生まれたものではありません。
ヨーロッパには昔から、特定の日に人々が家々を訪ね、食べ物などを受け取るさまざまな風習がありました。
中世には、貧しい人々などが家を訪ね、亡くなった人のために祈る代わりに「ソウルケーキ」と呼ばれる食べ物を受け取る「ソウリング」という風習があったことも知られています。
また、衣装や仮面を身につけて家々を訪ね、歌や演技などと引き換えに食べ物を受け取る風習もありました。
こうした複数の文化が長い年月をかけて変化し、現在のトリック・オア・トリートにつながったと考えられています。
現在のトリック・オア・トリートはアメリカで広く定着
ヨーロッパから多くの移民がアメリカへ渡ると、ハロウィンに関連する風習も一緒に伝わりました。
その後、ハロウィンは地域や家庭で楽しむイベントとして発展していきます。
現在のように、仮装した子どもたちが近所の家を訪ねて「トリック・オア・トリート」と言い、お菓子をもらうスタイルは、20世紀のアメリカで広く定着していきました。
今ではアメリカだけでなく、世界各地で知られるハロウィン文化になっています。
お菓子を渡すときの返事は?
子どもから「トリック・オア・トリート!」と言われたら、お菓子を渡してあげましょう。
難しい英語で返事をする必要はありません。
「Happy Halloween!」と声をかけたり、「どうぞ!」と言って渡したりするだけでも十分です。
家庭で楽しむ場合なら、大人がお菓子を持って別の部屋で待ち、子どもたちに訪ねてもらうだけでもトリック・オア・トリートごっこができます。
外へ出かけなくても、ハロウィンらしい体験を楽しめますね。
知らない家を勝手に訪ねるのは避けよう
海外のハロウィン映像を見ると、子どもたちが次々と住宅を訪ねています。
しかし、日本で同じように知らない家を突然訪問するのはおすすめできません。
地域でトリック・オア・トリートのイベントが開催されている場合や、事前に参加する家庭同士で約束している場合など、受け入れることがわかっている場所で楽しみましょう。
マンションや住宅街などでは、騒音や敷地への立ち入りがトラブルにつながる可能性もあります。
子どもたちにも、ハロウィンだからどの家を訪ねてもよいわけではないことを伝えておくことが大切です。
子どもに配るお菓子は年齢にも注意
ハロウィンではさまざまなお菓子をもらう機会がありますが、小さな子どもに配る場合は安全面への配慮も必要です。
特に硬いあめやナッツ類など、年齢によって誤嚥や窒息の危険が高くなる食品には注意しましょう。
個包装されているから安全とは限らないため、食べる子どもの年齢に適したものか確認することが大切です。
また、食物アレルギーのある子どもが参加する場合は、原材料やアレルギー表示の確認も欠かせません。
イベントでもらったお菓子は、その場ですぐに食べるのではなく、一度保護者が確認する方法もあります。
お菓子以外を配ってもいい?
ハロウィンだからといって、必ず食べ物を配らなければならないわけではありません。
シールや折り紙など、小さな雑貨を用意する方法もあります。
食物アレルギーなどの理由でお菓子を受け取れない子どももいるため、食べ物以外の選択肢があると楽しみ方が広がります。
ただし、小さな部品のある玩具は誤飲の危険があるため、こちらも対象年齢を確認しましょう。
家庭でも簡単に楽しめる
トリック・オア・トリートを楽しむために、大規模なイベントへ参加する必要はありません。
家の中にいくつかのお菓子スポットを作ったり、お菓子を隠して宝探しにしたりするだけでも楽しめます。
小さな子どもなら、家族がお菓子を渡して「ハッピーハロウィン!」と声をかけるだけでも十分です。
年齢や家庭の状況に合わせて、安全に楽しめる方法を選びたいですね。
まとめ
ハロウィンの「トリック・オア・トリート」は、一般的に「お菓子をくれないといたずらするぞ!」という意味で親しまれている掛け声です。
現在のお菓子をもらう風習には、ヨーロッパで家々を訪ねて食べ物を受け取っていたさまざまな文化が影響し、その後アメリカなどで現在のスタイルへ発展していったと考えられています。
今では、子どもたちがハロウィンを楽しむ代表的なイベントになりました。
ただし、お菓子の誤嚥やアレルギー、知らない家への訪問などには注意が必要です。
ルールと安全を大切にしながら、楽しい「トリック・オア・トリート」を楽しんでくださいね。

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