「戦争中の人たちは、どんなものを食べていたの?」
戦争について調べていると、そんな疑問を持つことがあります。
現在はスーパーやコンビニなどへ行けば、さまざまな食品を購入できます。
しかし、戦争中や戦争末期には食料や物資が不足し、現在とは大きく異なる食生活をしていた人々がいました。
食事は毎日の生活に欠かせないものだからこそ、小学生にとっても「自分の生活と比べながら考える」ことができます。
この記事では、戦争中の食事をテーマにした自由研究の進め方や、配給・代用食・すいとんなどの調べ方、まとめ方の例を紹介します。
- 戦争中の食事は自由研究にできる?
- おすすめの学年は?
- 自由研究の進め方① 戦争中の食事について疑問を書こう
- 自由研究の進め方② 「配給」について調べよう
- 自由研究の進め方③ 「代用食」について調べよう
- 自由研究の進め方④ すいとんについて調べよう
- 戦争中と現在の食事を比較してみよう
- 「いつものごはん」と比べるのもおすすめ
- 戦争中の食事を再現してみてもいい?
- 料理を作ったら観察してみよう
- 食事から戦争について何が分かる?
- 自由研究のまとめ方
- 写真や比較表を印刷すると見やすくなる
- 自由研究を印刷するならインク残量も確認しておこう
- 自由研究タイトルの例
- 戦争をテーマにする時の注意点
- まとめ|毎日の「食べる」から戦争について考えてみよう
戦争中の食事は自由研究にできる?
戦争中の食事は、小学生の調べ学習や自由研究にすることができます。
「戦争」という大きなテーマをすべて調べようとすると、範囲が広すぎてまとめるのが難しくなることがあります。
そこで、
「食事」
という身近なテーマに絞ってみましょう。
例えば、
- 戦争中は何を食べていたの?
- お米は普通に食べられたの?
- 配給って何?
- 代用食って何?
- すいとんとはどんな食べ物?
- 子どもはどんな食事をしていたの?
- 現在の食事と何が違うの?
といった疑問から研究を始めることができます。
おすすめの学年は?
戦争中の食事をテーマにした自由研究は、小学校1年生から6年生まで取り組めます。
ただし、学年によって調べる範囲を変えるのがおすすめです。
小学1〜2年生
低学年なら、
- 昔の子どもは何を食べていた?
- 今のごはんと何が違う?
- すいとんってどんな食べ物?
など、食べ物そのものに注目するとまとめやすくなります。
写真やイラストを使って、「昔と今」を比べる方法もおすすめです。
小学3〜4年生
中学年では、
- 配給制度
- 食料不足
- 代用食
- 戦争中の子どもの食生活
- 食べ物を無駄にしないための工夫
などまで調べてみてもよいでしょう。
小学5〜6年生
高学年では、食べ物の種類だけでなく、
- なぜ食料が不足したのか
- 戦争によって食料の生産や流通はどう変化したのか
- 配給制度はなぜ必要だったのか
- 食料不足が人々の生活にどのような影響を与えたのか
など、背景まで調べると研究を深めることができます。
自由研究の進め方① 戦争中の食事について疑問を書こう
まずは、調べる前に自分が知りたいことを書いてみましょう。
例えば、
- 毎日お米を食べていたの?
- 肉や魚は食べられたの?
- お菓子はあったの?
- 学校ではどんなものを食べていたの?
- 食べ物が足りない時はどうしていたの?
などです。
最初に疑問を書いておくと、「何を調べればいいのか」が分かりやすくなります。
自由研究の進め方② 「配給」について調べよう
戦争中の食生活について調べる時に登場する言葉の一つが「配給」です。
戦時下では物資が不足し、食料などを自由に購入することが難しくなっていきました。
そこで、限られた物資を一定の基準で人々に行き渡らせるため、さまざまな食品や生活用品が配給の対象となりました。
米についても配給制度が実施されました。
自由研究では、
- どんな食品が配給されたのか
- 配給はどのように受け取ったのか
- 配給だけで十分な食事ができたのか
- 戦争が長引くと配給はどうなったのか
などを調べてみましょう。
自由研究の進め方③ 「代用食」について調べよう
食料不足が深刻になると、不足している食品の代わりになるものを使った食事も作られました。
こうした食事について調べる時によく登場するのが「代用食」という言葉です。
例えば、十分なお米を確保することが難しい場合に、いも類や雑穀などを取り入れることがありました。
ただし、「戦争中の人は全員、毎日同じ代用食を食べていた」というわけではありません。
住んでいた地域、時期、家庭の状況などによって、手に入る食材や食生活は異なりました。
自由研究では、調べた資料に書かれている「いつ・どこで・どのような状況だったのか」にも注目しましょう。
自由研究の進め方④ すいとんについて調べよう
戦時中や戦後の食生活について調べると、「すいとん」という料理を目にすることがあります。
すいとんは、小麦粉などで作った生地を汁で煮た料理です。
現在でも家庭料理として作られることがありますが、戦中・戦後の食料事情を伝える料理として紹介されることもあります。
ただし、現在レシピサイトなどで紹介されている具だくさんのすいとんと、食料不足が厳しかった時期のものが同じだったとは限りません。
当時は使える材料が限られていたため、時期や家庭によって材料や量には大きな違いがありました。
自由研究では、
- すいとんは何から作る?
- なぜ戦争中や戦後に食べられた?
- 当時はどんな材料を使っていた?
- 現在のすいとんとは何が違う?
などを調べてみるとよいでしょう。
戦争中と現在の食事を比較してみよう
調べた内容は、現在の食生活と比較すると分かりやすくなります。
例えば、次のような表を作ることができます。
| 比べること | 戦争中 | 現在 |
|---|---|---|
| 食料の入手 | 配給の対象となった食品があり、物資不足の影響も受けた | スーパーなどでさまざまな食品を購入できる |
| 主食 | 米が不足し、ほかの食品を組み合わせることもあった | 米・パン・麺などさまざまな主食を選べる |
| 食材 | 時期や地域によって入手できる食品が限られた | 国内外のさまざまな食品が流通している |
| おやつ | 砂糖などの物資不足の影響を受けた | さまざまなお菓子を購入できる |
実際に自由研究へ使う場合は、自分が調べた資料をもとに内容を追加してみましょう。
「いつものごはん」と比べるのもおすすめ
もっと身近な研究にするなら、自分が普段食べている食事と比較してみましょう。
例えば、ある日の夕食について、
- ごはん
- 肉や魚のおかず
- 野菜のおかず
- 汁物
- 果物
など、使われている食品を書き出します。
そのうえで、
「戦争中でも同じように材料をそろえることができただろうか?」
と考えてみます。
米、小麦、肉、魚、野菜、砂糖、油、調味料など、一つずつ調べていくと、普段何気なく食べている食事を別の角度から見ることができます。
戦争中の食事を再現してみてもいい?
自由研究として、当時の食事について調べたうえで料理を作ってみる方法もあります。
例えば、すいとんなど比較的作りやすい料理について、資料を参考にしながら作ってみる方法があります。
ただし、現在手に入る材料で作った料理は、当時の食料事情を完全に再現したものではありません。
「戦争中の食事を完全再現した」とするのではなく、
「資料を参考に、現在手に入る材料で作ってみた」
と書くとよいでしょう。
火や包丁を使う場合は、必ず大人と一緒に行ってください。
料理を作ったら観察してみよう
実際に料理を作った場合は、食べるだけで終わらせず、観察したことを記録すると自由研究らしくなります。
- 使った材料
- 作り方
- 作っている途中の写真
- 完成した料理の写真
- 見た目
- 香り
- 食感
- 味について感じたこと
- 普段の食事との違い
などを書いてみましょう。
家族にも食べてもらい、感想を聞いて比較する方法もあります。
食事から戦争について何が分かる?
食事について調べると、単に「昔はこんな料理を食べていた」ということだけではなく、戦争が人々の日常生活にも影響していたことが見えてきます。
食料の生産や輸送、販売などが影響を受ければ、家庭の食卓も変わります。
子どもにとって身近な「今日のごはん」から歴史を見ることで、戦争を生活の問題として考えるきっかけになります。
自由研究のまとめ方
模造紙やスケッチブック、ノートなどにまとめる場合は、次のような構成にすると分かりやすくなります。
- タイトル
- このテーマを選んだ理由
- 調べたいと思ったこと
- 調べた方法
- 戦争中の食料事情について
- 配給について
- 代用食について
- すいとんなど当時の食事について
- 戦争中と現在の食事の比較
- 料理を作った場合はその記録
- 調べて分かったこと
- 自分が考えたこと・感想
- 参考にした資料
すべての項目を使う必要はありません。
学年や研究内容に合わせて必要なものを選びましょう。
写真や比較表を印刷すると見やすくなる
食事をテーマにした自由研究は、写真との相性がよいテーマです。
例えば、
- 自分が普段食べている食事
- 作ってみた料理
- 調理している途中の様子
- 材料
- 自分で作った比較表
- 年表
などを印刷して貼ると、文章だけでまとめるよりも研究内容が伝わりやすくなります。
インターネット上の写真や資料を使用する場合は、著作権や利用条件にも注意し、学校のルールを確認してください。
自由研究を印刷するならインク残量も確認しておこう
写真や比較表を何枚も印刷していると、思っていた以上にプリンターのインクを使うことがあります。
特にカラー写真を使った自由研究では、
「最後の写真を印刷しようと思ったらインク切れ!」
ということも。
自由研究をまとめ始める前に、プリンターのインク残量を確認しておくと安心です。
プリンター用インクには純正品のほか、対応する互換インクという選択肢もあります。
購入する場合は、使用しているプリンターのメーカーと型番を確認してから選びましょう。
※購入前に、使用しているプリンターに対応した型番か必ず確認してください。
自由研究タイトルの例
タイトルに迷った場合は、例えば次のようなものがあります。
- 戦争中は何を食べていたの?
- 戦争中の食事について調べてみた
- 戦争中と今のごはんを比べてみよう
- 配給って何だろう?
- 代用食について調べてみた
- すいとんから考える戦争中の食生活
- 昔の子どもは何を食べていた?
戦争をテーマにする時の注意点
戦争中の食生活は、時期や地域、家庭の状況によって大きく異なります。
「戦争中はみんな○○を食べていた」と一つの食事だけで決めつけないようにしましょう。
また、インターネットだけでなく、図書館の本、博物館や資料館、公的機関が公開している資料など、複数の情報を確認することも大切です。
家族や地域の人から当時の話を聞く場合も、「その人が経験した一つの記録」として大切に扱い、ほかの資料と合わせて調べてみましょう。
まとめ|毎日の「食べる」から戦争について考えてみよう
戦争中の食事は、小学生にも身近な「食べること」から歴史を考えられる自由研究テーマです。
配給、食料不足、代用食、すいとんなどについて調べていくと、戦争が戦場だけでなく、人々の日常生活にも大きな影響を与えていたことが分かります。
そして、現在の食生活と比較すると、
「自分が毎日食事をできること」
について改めて考えるきっかけにもなります。
最後は、調べた内容を書き写すだけでなく、
「一番驚いたことは何だった?」
「現在の食事と比べてどう思った?」
「もっと調べたいと思ったことは?」
など、自分自身が感じたこともまとめてみましょう。

コメント