日本で長年親しまれているカルビーの人気スナック「じゃがりこ」が、2026年10月に韓国で発売されました。
今回韓国市場に投入されたのは、定番フレーバーの「じゃがりこ サラダ」です。
日本でおなじみの商品が韓国でも販売されることになりましたが、なぜカルビーはこのタイミングで韓国市場への展開を決めたのでしょうか。
「なぜ韓国で発売したの?」「日本で人気だから海外でも売れる?」「カルビーはほかの国にも進出している?」「今後は韓国限定の味も登場する?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回の韓国発売には、日本旅行を通じたブランド認知や、韓国の若年層への期待、カルビーが進める海外事業拡大など、複数の背景があります。
この記事では、カルビーの2026年10月16日の公式発表と韓国現地の報道をもとに、じゃがりこを韓国で発売した理由、企業の海外戦略、今後の展開について詳しく解説します。
※本記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。
- カルビーがじゃがりこを韓国で発売した理由は?
- じゃがりこ韓国発売の基本情報
- 理由① 日本旅行でじゃがりこを知った韓国の消費者がいる
- 理由② 韓国の若年層にじゃがりこの食感を広めたい
- 理由③ 韓国のポテトスティック市場が成長している
- 理由④ カルビーとヘテ製菓には長年の協力関係がある
- 理由⑤ カルビーが2035年に向けて海外事業を拡大している
- じゃがりこの海外展開はいつから?2020年に本格化
- なぜ韓国版はサラダ味から発売された?
- 韓国版じゃがりこがスタンドパウチ包装になった理由は?
- カルビーの韓国進出は成功する?今後の課題を分析
- 今後の展開① 韓国で追加フレーバーは発売される?
- 今後の展開② アジア・オセアニアでのブランド拡大
- 今後の展開③ 韓国での発売記念イベントも実施予定
- 日本の食品メーカーにとって海外展開が重要な理由
- カルビーのじゃがりこ韓国発売に関するよくある質問
- まとめ|じゃがりこの韓国発売はカルビーの世界戦略の一歩
- 参考情報
カルビーがじゃがりこを韓国で発売した理由は?
カルビーが韓国でじゃがりこを発売した主な理由は、アジアでのブランド育成をさらに進めるためです。
カルビーは2026年10月16日の公式発表で、韓国市場への展開を決定した背景を説明しています。
その内容を整理すると、次の5つがポイントになります。
- 韓国では日本ブランドへの関心が高い
- 日本旅行を通じてじゃがりこを知った消費者がいる
- 日本と韓国の食文化や味覚には親和性があると考えている
- 独自の食感やスティック形状が若年層に受け入れられる可能性がある
- カルビーが2035年に向けて海外事業の拡大を進めている
つまり、単に日本で人気の商品を海外でも販売するというだけではありません。
すでに商品を知っている消費者が存在する市場で、じゃがりこを日常的に購入できるブランドへ育てることが狙いです。
じゃがりこ韓国発売の基本情報
まずは、今回の韓国発売に関する商品情報を確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | じゃがりこ サラダ |
| 発表日 | 2026年10月16日 |
| 発売時期 | 2026年10月中旬から順次 |
| 韓国での販売開始発表 | 2026年10月20日 |
| 販売地域 | 韓国国内 |
| 販売先 | スーパー・コンビニエンスストア |
| 内容量 | 60g |
| 包装 | スタンドパウチ |
| 想定店頭売価 | 2,900ウォン(税込) |
| 製造国 | 日本 |
日本ではカップ型の容器が印象的なじゃがりこですが、韓国向け商品には袋型のスタンドパウチが採用されています。
また、韓国版も日本国内の工場で製造されます。
理由① 日本旅行でじゃがりこを知った韓国の消費者がいる
今回の韓国発売で注目したいのが、日本旅行を通じた商品認知です。
カルビーによると、韓国には日本旅行中にじゃがりこを知り、購入した経験を持つ消費者が一定数存在します。
つまり、韓国でじゃがりこを発売する際には、すでに商品を知っている人がいるという強みがあります。
旅行のお土産から日常のお菓子へ
海外旅行で購入した食品を気に入っても、帰国後に同じ商品を購入するのは難しい場合があります。
しかし、現地のスーパーやコンビニで販売されるようになれば、旅行先で気に入った商品を普段の生活でも楽しめます。
今回の韓国発売も、そうした購入機会の拡大につながります。
カルビーは、日本で親しまれてきたじゃがりこを韓国の消費者にも身近に楽しんでもらい、長く愛されるブランドへ育てたいとしています。
日本旅行での認知が販売の後押しに
新しい商品を海外市場に投入する場合、まずはブランドを知ってもらう必要があります。
一方、じゃがりこには日本旅行を通じて商品を知っている消費者が存在します。
こうした認知は、初めて店頭で商品を見かけたときに、購入を検討するきっかけになる可能性があります。
ただし、日本旅行での人気が、そのまま韓国国内での継続的な売上につながるとは限りません。
今後は、日常的に購入してもらえるかどうかが重要になります。
理由② 韓国の若年層にじゃがりこの食感を広めたい
カルビーは、今回の韓国発売で特に10代後半から20代の若年層を意識しています。
公式発表では、日本文化への関心が高く、新しい商品やトレンドを積極的に取り入れる若年層に、じゃがりこの魅力が受け入れられる可能性があると説明しています。
じゃがりこならではの食感が強み
じゃがりこは、独自の製法によって生まれる硬めの食感が特徴です。
スティック状で手軽に食べられることも、ブランドの特徴となっています。
こうした商品価値を海外でも伝えることが、カルビーの狙いの一つです。
ただし、韓国の消費者がどのように評価するかは、実際の販売状況や購入者の反応を確認する必要があります。
韓国のスナック市場は競争が激しい
カルビーは、韓国のスナック市場について競争が激しいと説明しています。
韓国には現地メーカーの商品をはじめ、多様なスナック菓子が販売されています。
その中でじゃがりこが選ばれるためには、独自の食感やブランド力に加え、価格や購入しやすさなども重要になると考えられます。
理由③ 韓国のポテトスティック市場が成長している
韓国の聯合ニュースによると、ヘテ製菓は2025年の韓国のポテトスティック市場が前年比29%以上成長したと説明しています。
これは韓国の菓子市場全体ではなく、ポテトスティックという商品カテゴリーに関する情報です。
市場が成長していることは、新たなポテトスナックを投入するうえで注目される材料です。
一方で、市場の成長によって競合商品が増える可能性もあります。
じゃがりこが韓国で定番商品として定着できるかどうかは、今後の販売状況によって判断する必要があります。
理由④ カルビーとヘテ製菓には長年の協力関係がある
今回の韓国発売を考えるうえで欠かせないのが、韓国の大手製菓会社「ヘテ製菓」との関係です。
カルビーとヘテ製菓は、以前から韓国市場で協力してきました。
聯合ニュースによると、両社は2011年7月に合弁会社「ヘテカルビー」を設立しています。
そして2012年1月から、韓国国内の工場で「Jagabee(じゃがビー)」の生産・販売を行っています。
じゃがビーに続くポテトスナックの展開
じゃがビーとじゃがりこは、どちらもカルビーのポテトスナックですが、異なるブランドです。
韓国では以前からじゃがビーが販売されており、今回新たにじゃがりこが加わりました。
ヘテ製菓は、じゃがビーとじゃがりこによってポテトスティック製品群を拡大する計画を示しています。
すでに韓国で事業を展開してきた企業との協力関係があることは、今回の発売を理解するうえで重要なポイントです。
韓国版じゃがりこは韓国製ではない
なお、韓国で販売される今回の「じゃがりこ サラダ」は、日本国内の工場で製造されます。
じゃがビーの韓国での生産体制と、今回のじゃがりこの製造体制は区別して考える必要があります。
韓国向け商品だからといって、すべて韓国国内で製造されているわけではありません。
理由⑤ カルビーが2035年に向けて海外事業を拡大している
じゃがりこの韓国発売は、カルビーグループ全体の成長戦略とも関係しています。
カルビーは「Accelerate the Future」という成長戦略のもと、2035年に向けて海外事業を重要な成長分野と位置付けています。
日本国内で培ったブランド力や商品開発力を活かし、世界各地で事業を拡大する方針です。
日本のスナックメーカーから世界の企業へ
カルビーは、2035年に向けて、間食や軽食を含む「SNACKING」の市場拡大を推進しています。
そして、日本のスナック菓子メーカーから、世界の「SNACKING COMPANY」へ進化することを目指しています。
今回のじゃがりこ韓国発売は、その長期的な成長戦略の一環です。
単なる一商品の海外販売ではなく、主力ブランドを海外でも育てていく取り組みとして位置付けられています。
じゃがりこの海外展開はいつから?2020年に本格化
じゃがりこは1995年に日本で発売されました。
その後、日本国内で長く親しまれる主力ブランドとなり、2020年には海外での本格展開が始まりました。
カルビーによると、これまでに中国、台湾、シンガポール、香港、米国などへ販売地域を広げています。
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 1995年 | 日本でじゃがりこ発売 |
| 2020年 | 海外での本格展開を開始 |
| 2020年以降 | 中国・台湾・シンガポール・香港・米国などへ販売地域を拡大 |
| 2026年10月 | 韓国で「じゃがりこ サラダ」を新発売 |
| 今後 | 韓国でのブランド育成とアジア・オセアニア地域での展開拡大を目指す |
今回の韓国発売は、じゃがりこにとって初めての海外進出ではありません。
すでに複数の海外市場で展開してきたブランドを、さらに広げる取り組みです。
なぜ韓国版はサラダ味から発売された?
今回韓国で発売されたのは、定番の「じゃがりこ サラダ」です。
聯合ニュースによると、ヘテ製菓は事前に実施した消費者調査でサラダ味が好評だったことを、韓国市場への投入理由として説明しています。
つまり、最初のフレーバーは、現地消費者の反応も踏まえて選ばれたことになります。
日本ではチーズ味やじゃがバター味なども販売されていますが、2026年10月23日時点で韓国向けの追加フレーバーについて具体的な公式発表は確認できていません。
韓国版じゃがりこがスタンドパウチ包装になった理由は?
韓国版じゃがりこの特徴の一つが、スタンドパウチ包装です。
日本でおなじみのカップ型とは異なり、袋型のパッケージが採用されています。
ただし、カルビーの今回の公式発表では、スタンドパウチを採用した具体的な理由までは説明されていません。
そのため、韓国の消費者の好みに合わせたためなのか、流通や包装上の事情によるものなのかを断定することはできません。
確認できる事実は、韓国向け商品が60g入りのスタンドパウチ包装で発売されたという点です。
カルビーの韓国進出は成功する?今後の課題を分析
じゃがりこが韓国で定番商品になるかどうかは、今後の販売状況に左右されます。
ここからは、公式発表を踏まえて考えられる課題を整理します。
課題① 継続的に購入してもらえるか
日本旅行で食べた経験がある消費者や、新商品に興味を持った人が購入する可能性はあります。
しかし、ブランドとして長く親しまれるためには、一度だけでなく、繰り返し購入してもらうことが重要です。
韓国の日常のおやつとして定着できるかどうかが、今後の注目点になるでしょう。
課題② 価格が受け入れられるか
韓国版じゃがりこ サラダの想定店頭売価は、60g入りで2,900ウォン(税込)です。
この価格が競合商品と比べてどのように評価されるかは、現地の販売価格や消費者の反応を確認する必要があります。
また、実際の販売価格は店舗によって異なる可能性があります。
課題③ 販売店舗を広げられるか
韓国版じゃがりこは、スーパーやコンビニエンスストアで販売されます。
ただし、2026年10月23日時点では、個別のチェーンや店舗ごとの取扱状況までは確認できていません。
身近な店舗で継続的に購入できるようになることも、ブランド育成において重要と考えられます。
課題④ 韓国の消費者の好みに合うか
じゃがりこの独自の硬い食感は、日本で長く支持されてきた特徴です。
一方、海外市場での好みは、地域や消費者によって異なる可能性があります。
サラダ味が事前の消費者調査で好評だったことは前向きな材料ですが、発売後の評価を継続して確認する必要があります。
今後の展開① 韓国で追加フレーバーは発売される?
韓国でのじゃがりこ発売によって、今後ほかの味も販売されるのか注目されています。
日本では、サラダ味以外にも複数の定番フレーバーや期間限定商品が販売されています。
ただし、今回の韓国発売で発表された商品は「じゃがりこ サラダ」です。
追加フレーバーについて、具体的な発売日や商品名は確認できていません。
今後の販売状況によって商品展開が広がる可能性はありますが、現時点では未定です。
今後の展開② アジア・オセアニアでのブランド拡大
カルビーは、韓国でじゃがりこのブランド育成を進めるとともに、アジア・オセアニア地域での展開を拡大する方針を示しています。
これは、じゃがりこを日本だけでなく、海外でも長く親しまれるブランドに育てたいという考え方です。
ただし、今後どの国で、いつ、どの商品を発売するのかについて、今回の発表では具体的な一覧は示されていません。
新たな販売国や商品が発表されるかどうか、カルビーの今後のニュースに注目したいところです。
今後の展開③ 韓国での発売記念イベントも実施予定
韓国の聯合ニュースによると、2026年10月24日には、ソウルの聖水洞でじゃがりこの発売記念イベントが予定されています。
開催予定時間は正午から午後4時までです。
キリンのキャラクターと客室乗務員に扮したパフォーマンスチームによるパレードや、Instagramへの投稿を利用した抽選企画が案内されています。
こうしたイベントは、発売直後のブランド認知を高める機会になると考えられます。
ただし、イベントの実施内容や開催状況は変更される可能性があります。
日本の食品メーカーにとって海外展開が重要な理由
今回のじゃがりこ韓国発売は、日本の食品メーカーが海外市場で成長を目指す事例の一つです。
国内で知名度の高いブランドでも、海外で同じように受け入れられるとは限りません。
現地の食文化や好み、価格帯、販売方法などを考慮する必要があります。
一方、海外旅行や国際的な文化交流を通じて、日本の商品が現地で知られる機会もあります。
じゃがりこは、そうしたブランド認知を活かして海外市場での定着を目指す商品といえます。
今後、韓国でどのような評価を受けるかは、ほかの日本発スナックの海外展開を考えるうえでも興味深い事例になるでしょう。
カルビーのじゃがりこ韓国発売に関するよくある質問
Q. カルビーはなぜ韓国でじゃがりこを発売したのですか?
アジアでのブランド育成を進めるためです。日本ブランドへの関心、日本旅行を通じた商品認知、若年層への訴求可能性などを背景として挙げています。
Q. 韓国版じゃがりこはいつ発売されましたか?
カルビーは2026年10月中旬から順次発売すると発表しました。韓国のヘテ製菓は10月20日から販売すると発表しています。
Q. 韓国版じゃがりこは何味ですか?
サラダ味です。
Q. 韓国版じゃがりこは日本製ですか?
はい。日本国内の工場で製造されます。
Q. 韓国版じゃがりこの値段はいくらですか?
想定店頭売価は1袋2,900ウォン(税込)です。
Q. 韓国ではじゃがビーも販売されていますか?
はい。カルビーとヘテ製菓の合弁会社ヘテカルビーが、韓国でじゃがビーを生産・販売しています。
Q. 韓国でじゃがりこは人気になりますか?
日本旅行を通じた認知や、現地のポテトスティック市場の成長など、期待できる要素はあります。ただし、発売直後のため、今後の販売実績を確認する必要があります。
Q. 韓国版じゃがりこはなぜ袋型なのですか?
韓国向け商品にはスタンドパウチ包装が採用されていますが、包装を選んだ具体的な理由は今回の公式発表では説明されていません。
Q. 韓国でチーズ味やじゃがバター味も発売されますか?
2026年10月23日時点で、追加フレーバーの具体的な発売予定は確認できていません。
Q. じゃがりこは韓国が初めての海外進出ですか?
いいえ。2020年から海外での本格展開を開始し、中国、台湾、シンガポール、香港、米国などへ販売地域を広げています。
Q. カルビーの「Accelerate the Future」とは何ですか?
2035年に向けたカルビーグループの成長戦略です。海外事業を重要な成長分野と位置付けています。
Q. カルビーは今後どの地域でじゃがりこを展開しますか?
韓国市場でのブランド育成と、アジア・オセアニア地域での展開拡大を目指しています。ただし、新たな販売国や発売時期の詳細は発表されていません。
まとめ|じゃがりこの韓国発売はカルビーの世界戦略の一歩
カルビーがじゃがりこを韓国で発売した理由と、今後の海外戦略について紹介しました。
- 2026年10月に韓国で「じゃがりこ サラダ」を発売
- 韓国でのブランド育成とアジア市場での展開拡大が狙い
- 日本旅行を通じて商品を知った韓国の消費者がいる
- 日本ブランドへの関心の高さも発売背景の一つ
- 10代後半から20代の若年層を主なターゲットにしている
- 韓国のポテトスティック市場は成長していると報じられている
- カルビーとヘテ製菓には長年の協力関係がある
- 韓国では以前からじゃがビーも販売されている
- じゃがりこは2020年から海外での本格展開を開始
- カルビーは2035年に向けて海外事業を拡大する方針
- 韓国での追加フレーバーや新たな販売国については今後の発表待ち
じゃがりこの韓国発売は、日本で人気の商品を海外でも販売するというだけの取り組みではありません。
日本旅行を通じた商品認知を活かし、韓国の消費者にとって身近なブランドへ育てていくことが狙いです。
さらに、カルビーが進める2035年に向けた海外事業拡大とも深く関係しています。
1995年に日本で誕生したじゃがりこが、韓国でも日常のおやつとして定着するのか。
そして、今後どのような国や地域へ展開していくのか。
日本発の人気スナックが世界でどのように成長していくのか、引き続き注目したいところです。
※本記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。販売状況や今後の展開は変更される可能性があります。

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