朝から雨。
窓の外では風も強くなっている。
当然、外遊びはできません。
そんな日に子どもたちから飛んできそうなのが、
「今日なにするのー?」
という一言です。
朝ならまだいいんです。
問題は、これが一日続くこと。
お絵描きをして。
折り紙をして。
ブロックをして。
一緒に遊んで。
お昼を作って。
片付けて。
また「次なにする?」。
……親も疲れます。
だから私は、台風で一日家から出られないような日は、テレビや動画も普段よりゆるくていいと思っています。
今日はいつもの休日ではありません。
安全のために家で過ごす、ちょっと特殊な一日です。
子どもたちを一日中楽しませ続けようと頑張るのではなく、親子ともにできるだけ穏やかに過ごす。
今回は、そんな「頑張らない台風の日の過ごし方」を考えてみます。
台風の日は「充実した一日にしなきゃ」を捨てる
せっかく子どもたちと一日家にいるなら、
- 工作をしよう
- 知育遊びをしよう
- お菓子を手作りしよう
- 親子クッキングをしよう
- 一緒に何か学ぼう
そんな過ごし方も素敵です。
でも、それを全部やる必要はありません。
台風の日の最優先事項は、
「充実した休日を作ること」ではなく「安全に一日を過ごすこと」。
雨風の状況も気になる。
食事の準備もある。
洗濯や片付けなど、いつもの家事もある。
場合によっては停電などへの備えも確認しなければなりません。
そんな日にさらに、
「子どもたちを一日中楽しませなければ!」
まで背負ったら、親のほうが夕方まで持たないかもしれません。
今日は家族全員、省エネモードでいきましょう。
テレビ・動画も「今日だけちょっとゆるめ」でいい
普段は、
「動画はここまで」
「テレビは○時まで」
など、家庭ごとにルールを決めていることも多いと思います。
でも台風で一日中家にいるなら、わが家ではいつもより少しゆるく考えます。
例えば、
- 好きなアニメを見る
- 子ども向け番組を見る
- 映画を一本見る
- 動画を見る
これだけでも結構な時間を過ごせます。
テレビを見ている間に、親はお昼の準備をしてもいい。
ちょっと座ってお茶を飲んでもいい。
一緒に映画を見てもいい。
「テレビを見せてしまった」ではなく、「今日はテレビにも助けてもらった」。
それくらいでいいと思います。
「テレビ・動画OK」と「何時間でも完全放置」は別
ただし、「今日はゆるくてOK」と「何も考えなくていい」は少し違います。
子どものインターネット利用について、こども家庭庁では、年齢や発達段階に合わせて家庭でルールを作ることや、フィルタリング・ペアレンタルコントロールなどを活用することを案内しています。
台風の日だからといって、普段使っている安全設定まで解除する必要はありません。
例えば、
- 年齢に合った内容を見る
- 普段使っているフィルタリングはそのまま
- 動画の合間にトイレや水分補給をする
- 画面だけで一日を終わらせず、途中で別の遊びも挟む
くらいは意識しておくとよいでしょう。
「今日は30分長くてもいいか」
「映画一本見ちゃおうか」
そんな家庭内のルールを少しゆるめる日というイメージです。
テレビに飽きたら「勝手に遊べるもの」を出す
テレビや動画を見続けていると、子どもたち自身が飽きることもあります。
そんなときは、親がずっと相手をしなくても遊べるものを出します。
- お絵描き
- ぬり絵
- 折り紙
- シール
- ブロック
- 積み木
- パズル
- 絵本
- 人形遊び
ポイントは、親が大掛かりな準備をしなくていい遊びです。
「台風だから特別な工作セットを用意しよう!」
まで頑張らなくても大丈夫。
いつも家にあるおもちゃを出すだけでも十分です。
ちょっとだけ一緒に遊ぶなら「短時間で終われるもの」
もちろん、親子で一緒に遊ぶ時間があっても楽しいですよね。
ただ、一日中付きっきりになる必要はありません。
例えば、
- トランプを1回
- 絵本を2冊
- 一緒にお絵描き
- 簡単なパズル
- クッションで小さな秘密基地を作る
など。
「30分遊んだら、その後はそれぞれの時間」
でもいいでしょう。
親が一度遊び始めたからといって、そのまま夕方まで遊び相手にならなくてもいいんです。
お昼ごはんもイベント化しなくていい
一日家にいると、
「せっかくだからお昼も何か作ろうかな」
と思うかもしれません。
でも、ここも省エネでいきます。
わが家なら、
ジャムサンド+コロッケなどの揚げ物+簡単なスープやサラダ。
このくらい。
冷凍食品も、出来合いのおかずも使います。
子どもたちとホットケーキを焼くなど、親子クッキングを楽しむ余裕があればもちろんそれでもOK。
でも、
「一日家にいる=親子クッキングをしなければならない」ではありません。
食べられて、お腹が満たせれば今日のお昼は合格です。
おやつタイムをひとつのイベントにするのもあり
一日が長く感じるなら、おやつの時間をちょっとした区切りにするのもおすすめです。
特別なお菓子でなくても、
- 家にあるお菓子
- パン
- ゼリー
- ヨーグルト
- 飲み物
などで十分。
「3時になったらおやつにしよう」
と決めておくだけでも、子どもたちにとって一日の見通しがつきやすくなります。
おやつを食べながら一緒に映画を見るのも、台風の日らしい過ごし方です。
眠そうなら昼寝してもいい
普段は昼寝をしない年齢でも、家でのんびり過ごしていると眠くなることがあります。
そんな日は少し横になるのもあり。
小さな子どもたちが昼寝をしてくれたら、親も一緒に休んでしまっていいと思います。
台風の日に、
「この時間で掃除しなきゃ!」
と急いで立ち上がる必要はありません。
雨音を聞きながら、ちょっと休憩。
それも立派な過ごし方です。
親の体調が悪いなら、さらにハードルを下げる
台風の日は、天候の変化に伴って頭痛やだるさなどを感じる人もいます。
そんな日に、
料理。
掃除。
洗濯。
子どもの遊び相手。
全部をいつも通りこなそうとすると大変です。
親自身がしんどいなら、
- テレビや動画に頼る
- 冷凍食品を使う
- 掃除は明日にする
- 洗濯も急ぎでなければ後回し
- 子どもたちと一緒に横になる
くらいまでハードルを下げてもいいでしょう。
親が倒れるまで「ちゃんとした一日」を作る必要はありません。
ときどき台風情報だけは確認する
家の中で映画や遊びを楽しんでいても、台風情報はときどき確認します。
特に、
- 気象警報
- 自治体からの避難情報
- 河川の増水
- 土砂災害の危険度
- 停電などの情報
には注意しましょう。
朝は自宅で安全に過ごせる状況でも、その後の雨量などによって状況が変わる可能性があります。
「今日は家から出ない」と決めたからといって、自宅にとどまることに固執する必要はありません。
避難が必要な状況になった場合には、子どもたちとの遊びよりも安全確保を優先してください。
台風の日のゆるいタイムスケジュール
何をするか毎回考えるのが大変なら、ざっくり一日の流れを決めてしまう方法もあります。
| 時間帯 | 過ごし方 |
|---|---|
| 朝 | 朝ごはん・台風情報を確認 |
| 午前 | テレビや動画→お絵描き・おもちゃなど自由遊び |
| 昼 | 簡単なお昼ごはん |
| 午後前半 | 映画を一本、昼寝、絵本など |
| 15時ごろ | おやつ休憩 |
| 午後後半 | 好きな遊び・テレビなど |
| 夕方 | 台風情報を再確認・簡単な夕飯準備 |
| 夜 | 夕飯・お風呂・いつもの生活リズムへ |
時間どおりに動く必要はありません。
あくまで、
「次なにする?」
と聞かれ続けたときの目安です。
台風の日に親がやらなくていいこと
最後に、個人的にはこんなものまで背負わなくていいと思っています。
- 一日中ずっと子どもの遊び相手になる
- 知育になる遊びだけを選ぶ
- 特別な工作を用意する
- 豪華なお昼ごはんを作る
- テレビや動画を見せたことを必要以上に気にする
- 家事をいつも通り全部終わらせる
台風の日は、普段の休日とは少し違います。
外へ出られないというだけでも、子どもたちにとってはいつもと違う一日です。
親まで「完璧に過ごさせなきゃ」と気負わなくても大丈夫。
まとめ|テレビも簡単ごはんも使って、みんなで省エネDAY
台風で子どもたちと一日家にいる。
そんな日は、テレビや動画にも頼ります。
飽きたら、お絵描きや折り紙、おもちゃ。
お腹が空いたら簡単ごはん。
眠くなったら昼寝。
そして親も休む。
一日中イベントを用意しなくてもいいんです。
普段のネットや動画の安全設定などはそのままにしつつ、家庭の時間ルールは今日だけ少しゆるめる。
「テレビを見せちゃった」ではなく、「テレビにも今日を一緒に乗り切ってもらった」。
それくらいの気持ちでいいと思います。
台風の日に頑張る方向を間違えない。
子どもたちも親も、できるだけ機嫌よく、安全に一日を終えられたら十分です。

コメント