2026年10月、ロッテの「クーリッシュ バニラ」から赤い異物が見つかり、回収された試料の分析で血液の存在が確認されたことが大きな話題となっています。
このニュースを見て、
「クーリッシュで血液って今回が初めてなの?」
「前にも同じような投稿を見た気がする」
「何年も前から繰り返しているの?」
と気になった人も多いのではないでしょうか。
実際、SNS上では2022年や2025年にも、クーリッシュから赤い液体・血のようなものが出たとする投稿が確認されています。
ただし、ここは非常に注意が必要です。
過去の投稿が存在することと、今回と同じ原因の異物混入が繰り返されていたことは同じではありません。
今回は、クーリッシュの血液検出をめぐる過去の類似投稿について、2022年・2025年・2026年の情報を整理します。
- 2026年10月のクーリッシュ血液検出とは?
- 今回の血液はどこで混入した?
- 2022年にも「クーリッシュから血液」とする投稿
- 2022年のケースは今回と同じくらい確認されている?
- 2025年にも「血のようなもの」が出たとの投稿
- 2025年の赤い異物は血液と確認された?
- 2022年・2025年・2026年を整理
- 「3回も起きている」と断定していい?
- 見た目が同じでも原因が同じとは限らない
- 今回と2022年には共通点もある
- ロッテは「吸いすぎによる口内出血」の例も説明?
- パウチ容器だから原因究明が難しい?
- 過去の類似投稿があるなら自主回収すべきでは?
- 元品質管理経験者として見る「過去事例」の扱い
- 2022年と今回が同じ製造ラインだったかは不明
- 複数の投稿があること自体は無視できない
- ロッテ公式から今回の詳細発表は出ている?
- 現在販売中のクーリッシュは全部危険?
- もし赤いものを見つけたらどうする?
- SNSへ投稿する前にメーカーへ連絡するのも重要
- 「血液が何度も混入」ではなく「類似申告が過去にもある」が正確
- 今後の焦点は過去事例との関連性
- まとめ
2026年10月のクーリッシュ血液検出とは?
まず今回の事案を簡単に整理します。
購入者は2026年9月に「クーリッシュ バニラ」を購入。
翌日、2歳の娘に食べさせようと開封した際、白いアイスの中に赤い物質が混じっていることに気付いたと説明しています。
ロッテが現品を回収して分析したところ、
試料から血液の存在が確認された
とする結果が出たことが報じられました。
ロッテ広報も取材に対し、分析で血液だったこと自体は事実と回答しています。
今回の血液はどこで混入した?
2026年10月時点で、混入経路は特定されていません。
ロッテは、クーリッシュの製造ラインについて、
- アイスクリームミックスは密閉された配管内を流れる
- パウチへの充填は自動化されている
- 作業者が製品に直接触れる工程が確認できない
- 製造日の記録や保存サンプルにも異常がなかった
と説明しています。
そのため、ロッテは製造工程中に血液が混入した可能性は極めて低いとの見解を示しています。
一方で、現品から血液が確認された理由自体は分かっていません。
2022年にも「クーリッシュから血液」とする投稿
今回の報道をきっかけに、過去のSNS投稿も再び注目されています。
2022年7月には、クーリッシュから赤い液体が出てきたとして、ロッテへ調査を依頼したという投稿がありました。
投稿者はその後、
ロッテに調べてもらったところ、赤い液体は血液だったと説明された
という趣旨の内容を投稿しています。
また、この投稿者も「口はつけていない」と説明していました。
2022年のケースは今回と同じくらい確認されている?
ここが重要です。
2022年の事案については、SNS投稿そのものは確認されています。
しかし、今回の2026年事案のように、報道機関がロッテ広報へ直接取材し、
「血液だったことは事実」
とメーカー側から確認を取ったケースとは、情報の確認レベルが異なります。
2022年のケースでは、当時の分析報告書やロッテの公式発表などが広く公開されているわけではありません。
そのため、
「2022年にも今回と全く同じ事案が正式確認されていた」
とまで断定するのは避けたほうがよいでしょう。
2025年にも「血のようなもの」が出たとの投稿
2025年12月にも、クーリッシュから血のような赤いものが出たとするSNS投稿が確認されています。
この投稿は、2022年の類似事案を投稿したユーザーへの返信という形で行われていました。
投稿者は、購入したばかりのクーリッシュから血のようなものが出てきたとして、画像も掲載しています。
2025年の赤い異物は血液と確認された?
2025年の投稿については、2026年10月時点で、
ロッテの分析によって血液と確認されたという公的・公式な情報までは確認できません。
つまり、
- 赤い異物があったという投稿
- 血液だったと分析確認された事案
は分けて考える必要があります。
赤い色をしているからといって、必ず血液とは限りません。
2022年・2025年・2026年を整理
現時点で確認できる情報を整理すると、次のようになります。
2022年
- クーリッシュから赤い液体が出たとのSNS投稿あり
- 投稿者はロッテから「血液」と説明されたと投稿
- 口はつけていないと説明
- 当時の分析報告書や公式発表は広く確認されていない
2025年
- クーリッシュから血のような赤いものが出たとのSNS投稿あり
- 画像も投稿されている
- 血液だったとメーカーが正式確認した情報までは確認できない
2026年
- クーリッシュ バニラから赤い異物が見つかった
- ロッテが現品を回収して分析
- 試料から血液の存在が確認された
- ロッテ広報が報道機関の取材に血液検出を認めた
- 混入経路は特定されていない
「3回も起きている」と断定していい?
現時点では、
「クーリッシュで血液混入が少なくとも3回発生した」
と断定するのは適切ではありません。
理由は、それぞれ確認できている情報の強さが違うからです。
2026年はロッテ広報への取材によって血液検出が確認されています。
一方、2022年は投稿者による説明、2025年は赤い異物の投稿が中心です。
すべてを同じレベルの「血液混入事案」とまとめると、事実以上に強い表現になってしまいます。
見た目が同じでも原因が同じとは限らない
食品の異物混入では、見た目が似ているからといって原因も同じとは限りません。
例えば赤い異物でも、
- 食品原料由来の色素
- 包装材・印刷材
- 設備由来の付着物
- 外部から付着した物質
- 血液
など、さまざまな可能性があります。
実際に何だったのかは、分析しなければ分かりません。
今回と2022年には共通点もある
一方で、今回と2022年の投稿には気になる共通点もあります。
どちらも投稿者が、
「口をつける前に赤いものが出た」
という趣旨の説明をしています。
クーリッシュは吸い口から直接食べる商品なので、食べた後であれば口腔内の出血が付着する可能性も考えられます。
口をつける前だったという説明が事実であれば、単純な「食べた人の口から血が付いた」という説明では片付けにくくなります。
ただし、これだけで製造工程が原因とは判断できません。
ロッテは「吸いすぎによる口内出血」の例も説明?
2022年の投稿では、ロッテ側から、クーリッシュを強く吸うことで口内が出血し、赤いものが付着するケースについて説明を受けたという趣旨の記載があります。
クーリッシュはパウチから吸って食べる構造のため、口をつけた後であればこうした可能性も考えられます。
ただし今回の2026年事案では、購入者は口をつける前に異物を確認したと説明しています。
そのため、今回の商品について口内出血が原因だったと確認されたわけではありません。
パウチ容器だから原因究明が難しい?
クーリッシュはカップアイスと違い、中身が見えないパウチ容器に入っています。
通常は吸い口からそのまま食べるため、開封前に中身全体を目視確認することはできません。
今回の購入者は中身を押し出したことで赤い部分に気付いたとされています。
この商品の特徴も、「いつから異物が存在したのか」を消費者側から確認しにくい要因のひとつです。
過去の類似投稿があるなら自主回収すべきでは?
過去にも似た投稿があると聞くと、
「念のため全部回収したほうがいいのでは?」
と思う人もいるでしょう。
しかし自主回収を行うかどうかは、単純にSNS投稿の件数だけで決まるものではありません。
メーカーは通常、
- 対象ロット
- 原因の再現性
- 同一製造品への広がり
- 健康被害の可能性
- 製造記録
- 保存サンプル
- 同様の問い合わせ状況
などを総合的に確認します。
今回、ロッテは製造工程や保存サンプルに異常が確認されなかったとして、現時点で自主回収を予定していません。
元品質管理経験者として見る「過去事例」の扱い
私は以前、飲料メーカーの品質管理部門で微生物検査などに携わっていました。
品質管理で過去の類似事例は非常に重要な情報です。
例えば、
- 同じ設備だったか
- 同じ製造工程だったか
- 同じ容器メーカーだったか
- 発生場所が似ているか
- 異物の分析結果が同じか
などを比較することで、共通原因の有無を探ることができます。
しかし、単に「赤いものが出た」というだけでは比較材料としては不十分です。
異物の成分や製造履歴まで一致して初めて、同じ原因を疑う根拠が強くなります。
2022年と今回が同じ製造ラインだったかは不明
2022年の事案と2026年の事案について、
- 同じ工場だったのか
- 同じ製造ラインだったのか
- 同じ設備だったのか
- 同じパウチ容器だったのか
といった詳細は、公表されている情報だけでは確認できません。
そのため、過去にも似た投稿があったことだけを理由に「同じ設備に欠陥がある」と断定することはできません。
複数の投稿があること自体は無視できない
一方で、類似する投稿が複数年にわたって存在すること自体は、消費者にとって気になる情報です。
今回の購入者も、過去の類似投稿を見つけたことから、原因究明や詳しい調査を求めています。
メーカー側が今後追加説明を行う場合には、過去の問い合わせとの関連性についても注目が集まりそうです。
ロッテ公式から今回の詳細発表は出ている?
2026年10月時点で、今回の血液検出事案について、ロッテ公式サイト上で自主回収や大規模な注意喚起は発表されていません。
一方、ロッテは10月にもクーリッシュの新商品・リニューアル情報を通常通り発表しています。
そのため現時点では、クーリッシュブランド全体の販売を停止する状況にはなっていません。
現在販売中のクーリッシュは全部危険?
過去の類似投稿があったとしても、
現在販売されているクーリッシュ全体に同じ異常があるとする根拠はありません。
今回も製造日の保存サンプルなどから異常は確認されていません。
自主回収も発表されていないため、通常販売は続いています。
もし赤いものを見つけたらどうする?
今後クーリッシュを開封して赤い異物を見つけた場合は、無理に食べず、商品をそのまま保管しましょう。
特に、
- 商品パッケージ
- 製造番号
- 購入店舗
- 購入日時
- 開封時の状態
- 異物の写真・動画
を残しておくと、メーカーが調査しやすくなります。
アイスなので、状態が大きく変化しないよう冷凍したまま保管することも重要です。
SNSへ投稿する前にメーカーへ連絡するのも重要
異物を見つけると、まずSNSへ写真を投稿したくなるかもしれません。
しかし原因を特定したい場合は、メーカーへ現品を渡して分析してもらうことが重要です。
写真だけでは異物の成分までは分かりません。
今回の2026年事案も、ロッテが実際の商品を回収して分析したことで血液だったことが確認されています。
「血液が何度も混入」ではなく「類似申告が過去にもある」が正確
今回の情報を記事やSNSで紹介する場合は、表現にも注意が必要です。
現時点で比較的正確なのは、
「クーリッシュから赤い異物が出たという類似申告が過去にもSNS上で確認されている」
という表現です。
一方、
「ロッテでは何年も血液混入が続いている」
「毎年同じ原因で血が入っている」
といった表現は、現時点で確認された事実を超えています。
今後の焦点は過去事例との関連性
今後注目したいのは、ロッテが追加調査を行った場合に、
- 2022年の類似申告との共通点
- 2025年の投稿との関連
- 同じ容器や設備に共通点があるのか
- 今回の血液の由来
- 混入時点の特定
などが明らかになるかどうかです。
これらが分かれば、「偶発的な1件」なのか「何らかの共通原因があるのか」を判断しやすくなります。
まとめ
今回は、クーリッシュの血液検出について、2022年・2025年にも類似投稿があったのかを整理しました。
- 2026年10月の事案ではロッテの分析で血液の存在が確認された
- ロッテ広報も血液だったことを取材に認めている
- 2022年にも赤い液体が出たというSNS投稿がある
- 2022年の投稿者はロッテから血液と説明されたと投稿している
- ただし当時の公式発表や分析資料までは広く確認されていない
- 2025年にも血のような赤い異物が出たという投稿がある
- 2025年事案は血液と正式確認された情報までは確認できない
- 過去投稿と2026年事案が同じ原因とは確認されていない
- 類似投稿が複数あることと、同一の製造不良が続いていることは別
- 現在販売中の商品全体に異常があるとする根拠もない
今回、過去の投稿が掘り起こされたことで、
「本当に今回だけなのか?」
という疑問が強まっています。
ただし、2022年・2025年・2026年では確認されている情報のレベルが異なります。
過去にも類似申告があることは事実として確認しつつ、すべてを同じ原因の「血液混入」と断定しないことが重要です。
今後ロッテから追加調査や詳しい説明が出る場合には、過去の類似事案との関連についても注目していきたいところです。

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