インフルエンザで学級閉鎖が増加!保育園・学校で広がるとき家庭でできる対策は?

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2026年秋、例年より早いインフルエンザの流行とともに、保育園や学校などでの集団発生も目立っています。

厚生労働省の「インフルエンザ様疾患発生報告」によると、2026年9月14日~20日の1週間に、休校・学年閉鎖・学級閉鎖などの措置が取られた施設は全国で1,060施設。

内訳を見ると、特に多いのが学級閉鎖870施設でした。

「同じクラスでインフルエンザが出たらどうすればいい?」

「学級閉鎖になったら、元気な子も外出しない方がいい?」

「きょうだいがいる家庭では何に気をつければいい?」

この記事では、保育園・幼稚園・学校などでインフルエンザが広がっているときに、家庭でできる対策を整理します。

インフルエンザで1週間に1,060施設が休校・学年閉鎖・学級閉鎖

厚生労働省では、インフルエンザ様症状によって保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校などで臨時休業などが行われた場合、その状況を集計しています。

2026年第38週、9月14日~20日の状況は次の通りです。

措置施設数
休校19施設
学年閉鎖171施設
学級閉鎖870施設
合計1,060施設

学級閉鎖が全体の大部分を占めています。

なお、この1,060施設は第38週の1週間に措置が報告された施設数です。

同シーズンの調査開始から第38週までの累計では1,920施設となっています。

前年同期は95施設|2026年は早い時期から集団発生

厚生労働省資料では、前年同期の2025年9月15日~21日に休校・学年閉鎖・学級閉鎖などが報告された施設は95施設でした。

2026年の同じ9月中旬には1,060施設となっています。

単純比較でも、今年は早い時期から教育・保育施設でインフルエンザ様疾患による対応が広がっていることが分かります。

ただし、これは「2026年シーズン全体が前年より必ず大流行する」という意味ではありません。

今後の患者数や施設数は変化するため、週ごとの最新情報を見る必要があります。

そもそも学級閉鎖は何のためにする?

学級閉鎖は、単に「欠席する子が増えたから授業ができない」というだけのものではありません。

インフルエンザなどが集団内で広がっている場合、人と人との接触機会を減らし、さらなる感染拡大を防ぐことも目的となります。

厚生労働省では、学校におけるインフルエンザの流行状況を把握するため、休校や学年閉鎖、学級閉鎖などの情報を継続して集計しています。

実際にどの段階で学級閉鎖などを行うかについては、学校や自治体などが地域の状況を踏まえて判断します。

「クラスの何人休んだら学級閉鎖?」全国一律ではない

保護者として気になるのが、「何人インフルエンザになったら学級閉鎖になるの?」という点です。

しかし、全国すべての学校で「○人になったら必ず学級閉鎖」という一律の人数が決められているわけではありません。

欠席者数や感染の広がり方、地域の流行状況、学校医などの意見を踏まえて判断されます。

そのため、同じ人数の欠席者がいても、学校や地域によって対応が異なる場合があります。

学級閉鎖になったら元気な子も外出していい?

学級閉鎖になったものの、自分の子どもは元気。

すると、「せっかく休みになったし、遊びに行ってもいいのかな?」と思うかもしれません。

しかし学級閉鎖は、感染拡大を抑えるために集団での接触機会を減らす意味があります。

本人が元気でも、感染してから症状が出るまでの潜伏期間にあたる可能性があります。

学級閉鎖中は学校や自治体から出される案内を確認し、友達同士で集まって遊ぶなど、人との接触が増える行動は控える方が感染拡大防止につながります。

家庭ではまず「元気かどうか」だけで判断しない

子どもの体調を見るとき、多くの家庭で最初に確認するのが体温だと思います。

もちろん発熱は重要なサインです。

しかし、特に小さな子どもでは「熱がない=いつも通り」とは限りません。

次のような変化にも目を向けましょう。

  • いつもより元気がない
  • 急に横になりたがる
  • 食欲が落ちている
  • 水分を取りたがらない
  • 咳や鼻水が増えている
  • 顔色が悪い
  • 機嫌が明らかに違う
  • 眠り方がいつもと違う

乳幼児は「体がだるい」「関節が痛い」などをうまく言葉にできないことがあります。

普段の姿を知っている家族だからこそ気づける小さな変化もあります。

きょうだいがいる家庭はどうする?

一人がインフルエンザになると、次に気になるのが家庭内感染です。

特にきょうだいがいる家庭では、完全に生活空間を分けるのが難しいこともあります。

できる範囲で次のような基本的な対策を行いましょう。

  • こまめに手を洗う
  • 咳やくしゃみをするときは咳エチケットを意識する
  • 室内を適切に換気する
  • タオルなどの共用をできるだけ避ける
  • よく触れる場所を清潔に保つ
  • 家族全員の体調を確認する

「家庭内で絶対に感染させない」と完璧を目指しすぎる必要はありません。

小さな子どもがいる家庭では、抱っこや食事の介助など近距離での接触を避けられない場面もあります。

できる対策を重ねながら、看病する家族自身の休養も確保することが大切です。

手洗いは子ども任せにしない

保育園や小学校低学年くらいの子どもでは、「手を洗ったよ」と言っていても短時間で終わっていることがあります。

帰宅後や食事前など、必要な場面では大人も一緒に確認してあげると安心です。

石けんと流水を使い、手のひらだけでなく手の甲、指の間、指先、親指の周囲なども意識して洗いましょう。

換気は「寒くなるまで待つ」必要はない

2026年は8月という早い時期からインフルエンザが全国的な流行開始の目安を超えています。

そのため、「冬になったら換気を意識しよう」ではなく、秋から基本的な感染対策を続ける必要があります。

室内の温度や天候にも配慮しながら、定期的に空気を入れ替えましょう。

食事は「インフルエンザに効く食品」を探さなくていい

インフルエンザが流行すると、「免疫力を上げる食べ物」「インフルエンザ予防になる食品」といった情報も増えます。

しかし、特定の食品を食べればインフルエンザを予防できるわけではありません。

栄養士の立場から大切にしたいのは、特別な食品を追加することよりも、日頃の食事を無理なく取ることです。

主食・主菜・副菜を基本にしながら、子どもの食欲や体調に合わせて食べられるものを選びましょう。

発熱した子どもは「食べさせること」より水分を優先する場面も

発熱して食欲が落ちていると、「栄養を取らせなきゃ」と心配になると思います。

しかし、体調不良時に無理に普段通りの量を食べさせる必要はありません。

まず確認したいのは水分が取れているかどうかです。

一度に大量に飲めない場合は、本人が飲めるものを少量ずつ試します。

食欲が戻ってきたら、本人が食べやすいものから少しずつ再開しましょう。

水分がほとんど取れない、尿が極端に少ない、ぐったりしているなど脱水が疑われる場合には医療機関への相談が必要です。

インフルエンザで出席停止になる期間は?

インフルエンザは、学校保健安全法で出席停止期間の基準が定められています。

原則として、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」です。

幼児については、解熱した後3日を経過するまでとなっています。

ただし、医師が感染のおそれがないと認めた場合などには扱いが異なることがあります。

学校や園からの案内も確認してください。

熱が下がった翌日にすぐ登園・登校できるとは限らない

ここは保護者が間違えやすいポイントです。

インフルエンザでは「熱が下がったから明日から行ける」というわけではありません。

発症後の日数と、解熱後の日数の両方を満たす必要があります。

特に幼児は解熱後3日という基準なので、小学生以上とは異なります。

自己判断で早く登園・登校させず、学校や園のルールを確認しましょう。

保育園では家庭からの情報がとても大切

保育園では、登園してから体調が急に変わることもあります。

朝は熱がなくても、家庭で「昨日から少し食欲がない」「夜中に何度も起きた」「朝だけ咳が多かった」といった変化があれば、登園時に伝えておくと園でも様子を見やすくなります。

反対に、園でいつもと違う様子があった場合には、お迎えの際に家庭へ共有することが大切です。

家庭と園の両方で見た情報をつなげることで、子どもの体調変化に気づきやすくなります。

こんな症状がある場合は早めに相談を

インフルエンザの多くは回復しますが、子どもでは重症化する場合もあります。

特に次のような様子がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 呼吸が苦しそう
  • 顔色が明らかに悪い
  • 水分がほとんど取れない
  • 尿が極端に少ない
  • 意識がおかしい
  • けいれんがある
  • 呼びかけへの反応が普段と違う

症状が強い場合には、夜間や休日だからと翌日まで待たず、地域の救急相談なども利用してください。

学級閉鎖が出たら地域の流行情報も確認しよう

自分の子どものクラスで学級閉鎖が出た場合、そのクラスだけの問題とは限りません。

同じ学校の別学年や、近隣の学校・保育園でも患者が増えている可能性があります。

厚生労働省や自治体では、インフルエンザの定点あたり報告数などを定期的に公表しています。

学校からのお知らせとあわせて、住んでいる地域の最新の流行状況も確認するとよいでしょう。

まとめ|学級閉鎖が増える時期は家庭でも基本対策を

2026年9月14日~20日には、インフルエンザ様疾患によって休校・学年閉鎖・学級閉鎖などの措置が取られた施設が全国で1,060施設報告されました。

そのうち学級閉鎖は870施設です。

2026年は例年より早くインフルエンザが流行しており、まだ秋だからと油断できない状況です。

家庭では手洗い、咳エチケット、換気など基本的な対策を続けながら、子どもの発熱だけでなく食欲、元気、睡眠、咳など普段との違いにも目を向けましょう。

また、学級閉鎖になった場合は、元気だからと友達同士で集まるのではなく、学校や自治体からの案内に沿って過ごすことが大切です。

インフルエンザと診断された場合は、解熱した日だけで判断せず、出席停止期間の基準を確認してから登園・登校を再開しましょう。

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