「白露」「寒露」「霜降」。
秋の二十四節気には、草木につく露や霜に関係する名前が並んでいます。
どれも秋らしい言葉ですが、「何が違うの?」「どの順番で訪れるの?」と聞かれると、少し迷ってしまうかもしれません。
白露は草木に露が宿る頃、寒露は秋が深まり冷たい露が結ぶ頃、霜降は霜が降りる頃を表します。
この記事では、白露・寒露・霜降の意味と2026年の日付を比較しながら、露と霜の違いや、秋の季節の移り変わりをわかりやすく解説します。
寒露・白露・霜降の違いを比較表でチェック
まずは、3つの節気の違いを表で見てみましょう。
| 節気 | 読み方 | 2026年の日付 | 意味・季節の目安 |
|---|---|---|---|
| 白露 | はくろ | 9月7日(月) | 草木に白い露が宿る頃 |
| 寒露 | かんろ | 10月8日(木) | 秋が深まり、草木に冷たい露が結ぶ頃 |
| 霜降 | そうこう | 10月23日(金) | 霜が降りる頃 |
3つの節気は、秋の気配が深まり、朝晩の冷え込みが増していく流れを表しています。
ただし、二十四節気は太陽の位置を基準に決められる暦の区切りです。実際に露や霜が現れる日は、地域やその年の気象条件によって異なります。
白露とは?草木に露が宿る頃
白露は「はくろ」と読みます。
二十四節気の15番目にあたり、秋分の前に訪れる節気です。
国立天文台の解説では、白露は「しらつゆが草に宿る」頃とされています。
夏の暑さが少しずつ落ち着き、朝晩の気温が下がると、草の葉先などに露が見られることがあります。
露が朝の光を受けて白く輝く様子は、白露という名前を思わせますね。
2026年の白露は9月7日
2026年の白露は、9月7日(月)です。
国立天文台の暦要項では、9月7日23時41分に白露を迎えます。
白露の次に訪れる節気は、9月23日の秋分です。
白露は、まだ日中に暑さが残ることもある一方、朝晩に秋の気配を感じ始める時期といえます。
寒露とは?秋が深まり、露が冷たく感じられる頃
寒露は「かんろ」と読みます。
二十四節気の17番目で、秋分の次に訪れる節気です。
白露と同じく「露」という漢字が使われていますが、寒露は秋がさらに深まり、露が冷たく感じられる頃を表します。
日中は過ごしやすくても、朝に外へ出ると肌寒さを感じる日が増えてくる時期です。
2026年の寒露は10月8日
2026年の寒露は、10月8日(木)です。
国立天文台の暦要項では、10月8日15時29分に寒露を迎えます。
次の節気は、10月23日の霜降です。
白露から約1か月がたち、暦の上では秋が一段と深まっていきます。
霜降とは?霜が降りる頃
霜降は「そうこう」と読みます。
二十四節気の18番目で、寒露の次に訪れます。
霜降は、その名のとおり、霜が降りる頃を表す節気です。
露ではなく霜が名前に使われているところに、季節が冬へ近づいていく様子が感じられます。
ただし、霜降になれば日本全国で霜が降りるという意味ではありません。
暖かい地域では、霜が見られるのがもっと先になることもあります。
2026年の霜降は10月23日
2026年の霜降は、10月23日(金)です。
国立天文台の暦要項では、10月23日18時38分に霜降を迎えます。
霜降の次は、11月7日の立冬です。
暦の上では、秋の終わりから冬の始まりへ向かう時期にあたります。
白露・寒露・霜降は連続している?秋の節気の順番
白露・寒露・霜降は、秋の節気としてつながっていますが、3つが連続して並んでいるわけではありません。
白露と寒露の間には「秋分」が入ります。
2026年の秋の節気を順番に並べると、次のようになります。
| 順番 | 節気 | 2026年の日付 |
|---|---|---|
| 1 | 立秋 | 8月7日 |
| 2 | 処暑 | 8月23日 |
| 3 | 白露 | 9月7日 |
| 4 | 秋分 | 9月23日 |
| 5 | 寒露 | 10月8日 |
| 6 | 霜降 | 10月23日 |
二十四節気では、立秋から霜降までの6つが秋にあたります。
白露・寒露・霜降は、その中でも朝晩の冷え込みや、草木につく水滴の変化を感じさせる名前です。
「露」と「霜」は何が違う?
白露と寒露には「露」、霜降には「霜」という漢字が使われています。
露と霜は、どちらも朝の草木などで見られることがありますが、でき方が異なります。
露は、空気中の水蒸気が水滴になったもの
夜間に草木や地面の表面が冷えると、その周囲の空気に含まれる水蒸気が水滴になることがあります。
この水滴が露です。
朝、葉先に丸い水滴がついている様子を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
白露や寒露の「露」は、この水滴を指しています。
霜は、氷の結晶が付着したもの
霜は、空気中の水蒸気が冷えた地面や草木などの表面で氷の結晶となって付着したものです。
白く細かな結晶が葉や地面を覆うことがあります。
露が凍ったものと混同されることもありますが、気象学でいう霜は、水蒸気が直接氷の結晶となって付着する現象です。
つまり、白露・寒露から霜降へと名前が変わる流れには、水滴から氷の結晶へと季節が進むイメージが込められているのですね。
寒露になったら、必ず霜が降りるの?
寒露は、霜が降りる日を意味する節気ではありません。
寒露は冷たい露が結ぶ頃、霜降は霜が降りる頃という、季節の目安です。
実際に霜ができるかどうかは、気温だけでなく、風や湿度、雲の量、地面や植物の表面温度などにも左右されます。
また、二十四節気は日本全国で同じ日付ですが、気候は地域によって異なります。
北海道や標高の高い地域と、暖かい地域では、霜が見られる時期に差があります。
そのため、暦の名前と実際の気象現象は、分けて考えることが大切です。
白露から霜降まで、秋の自然はどう変わる?
3つの節気を知っていると、身近な自然の変化にも目を向けやすくなります。
白露の頃|朝晩に秋の気配が現れる
白露の頃は、まだ日中に暑さが残る日もあります。
一方、朝晩は少しずつ過ごしやすくなり、草木に露がつく様子が見られることもあります。
夏から秋への変化を感じる時期です。
寒露の頃|朝の空気がひんやりしてくる
寒露の頃は、秋がさらに深まります。
地域によっては木々の色づきが進み、朝晩に上着が欲しくなる日も増えてきます。
日中との気温差を感じやすい時期でもあります。
霜降の頃|冬の気配が近づく
霜降の頃になると、地域によっては朝の冷え込みが強まり、霜が見られることがあります。
紅葉が進む場所もあれば、木々が葉を落とし始める場所もあります。
次の節気は立冬。暦の上では、冬が近づいています。
子どもと白露・寒露・霜降の違いを楽しむには?
二十四節気の名前は、子どもたちと季節の変化を観察するきっかけにもなります。
白露の頃には、朝の草に露がついているか探してみる。
寒露の頃には、朝の空気や葉っぱの色の変化に気づいてみる。
霜降の頃には、寒い朝に地面や草木がどんな様子になっているか見てみる。
そんな小さな観察でも、暦の言葉が身近になります。
「白露のときより寒くなったかな?」
「今日は露があるかな?」
「葉っぱの色は変わったかな?」
季節の変化は毎日少しずつ進むもの。答えを急がず、見つけたことを話し合う時間を楽しんでみてください。
寒露と霜降の間に衣替えをしてもいい?
寒露から霜降にかけては、朝晩の冷え込みが増してくる時期です。
衣替えや寝具の見直しを進める目安にしてもよいでしょう。
ただし、気温の変化には地域差や日ごとの差があります。
暦の日付に合わせて一度に衣類を入れ替えるよりも、天気予報や実際の気温を見ながら調整するほうが便利です。
特に子どもたちは活動量によって暑さの感じ方が変わるため、脱ぎ着しやすい服装を用意しておくと安心です。
まとめ|白露・寒露・霜降は、秋が深まる順番を表している
白露・寒露・霜降は、秋の季節の移り変わりを表す二十四節気です。
白露は草木に露が宿る頃、寒露は冷たい露が結ぶ頃、霜降は霜が降りる頃を意味します。
2026年は、白露が9月7日、寒露が10月8日、霜降が10月23日です。
ただし、節気の日付と実際の気温や霜の発生は、必ずしも一致しません。
朝の空気や草木の様子を観察しながら、秋が少しずつ深まっていく様子を楽しんでみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
Q. 白露・寒露・霜降は、どの順番ですか?
白露、寒露、霜降の順番です。ただし、白露と寒露の間には秋分が入ります。
Q. 2026年の白露・寒露・霜降はいつですか?
白露は9月7日、寒露は10月8日、霜降は10月23日です。
Q. 白露と寒露の違いは何ですか?
白露は草木に露が宿る頃、寒露は秋がさらに深まり、冷たい露が結ぶ頃を表します。
Q. 寒露と霜降の違いは何ですか?
寒露は冷たい露が結ぶ頃、霜降は霜が降りる頃を表します。露は水滴、霜は氷の結晶です。
Q. 霜降の日には必ず霜が降りますか?
いいえ。霜降は季節の目安です。実際に霜が降りる時期は、地域や気象条件によって異なります。

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