麦茶パックの中身は何?大麦が麦茶になるまでを調べる自由研究

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夏になると、冷蔵庫に入っていることの多い麦茶。

家庭では、ティーバッグのような麦茶パックを水やお湯へ入れて作ることも多いですよね。

でも、

麦茶パックの中には、いったい何が入っているのでしょうか?

茶色い粉?

お茶の葉っぱ?

それとも麦そのもの?

実は、一般的な麦茶の主な原料は大麦です。

その大麦を焙煎し、商品によっては割ったり砕いたりして、ティーバッグに入れたものが麦茶パックです。

今回は実際に麦茶パックを開けて、

  • 中身の色
  • 粒の大きさ
  • 香り
  • 丸粒麦茶との違い
  • 水に入れたときの変化

を観察しながら、

大麦が麦茶になるまで

を調べてみましょう。


  1. この自由研究は何日かかる?
  2. まず予想してみよう
  3. 用意するもの
  4. まず麦茶パックを外から観察しよう
  5. 麦茶パックを開けてみよう
  6. 麦茶パックの中身は茶葉じゃないの?
  7. 丸粒麦茶と並べてみよう
  8. なぜ麦を細かくするの?
  9. 「表面積」って何?
  10. 実験① 丸粒と砕いた麦、どちらが早く色が出る?
  11. 結果を表にしよう
  12. 色を5段階で評価しよう
  13. タイマーで同じ時間を測ろう
  14. 大麦はどうやって麦茶になる?
  15. ① 大麦を収穫する
  16. ② 大麦を焙煎する
  17. 焙煎前と焙煎後を比べよう
  18. ③ 商品によって麦を割ったり砕いたりする
  19. ④ 麦茶パックに入れる
  20. ⑤ 水やお湯で成分を取り出す
  21. 「麦茶を作る=麦を溶かしている」ではない
  22. 実験② 抽出前と抽出後の麦を比べる
  23. 抽出後の麦は重くなる?
  24. 実験③ 水出しとお湯出しを比べる
  25. 実験④ パックを振ると早く濃くなる?
  26. 実験⑤ 麦茶パックを切ったらもっと早く出る?
  27. 押し麦と麦茶パックの中身は同じ?
  28. 麦茶パックの中身をそのまま食べられる?
  29. 麦茶の粒が黒っぽいのは焦げているから?
  30. 大麦から麦茶までを図にしてみよう
  31. No.86「大麦・小麦・米を比べる」ともつながる
  32. No.87「麦茶はなぜ茶色い?」ともつなげよう
  33. 写真はどこを撮る?
  34. 何年生におすすめ?
    1. 小学1~2年生
    2. 小学3~4年生
    3. 小学5~6年生
  35. 自由研究のまとめ方
  36. 写真や比較表を印刷してまとめよう
  37. まとめ|麦茶パックの中身は「飲み物になる前の焙煎大麦」
  38. よくある質問
    1. 麦茶パックの中には何が入っていますか?
    2. 麦茶にはお茶の葉が入っていますか?
    3. なぜ麦を細かくするの?
    4. 丸粒麦茶と麦茶パックはどちらが麦茶ですか?
    5. 1日でできますか?

この自由研究は何日かかる?

  • おすすめ学年:小学1~6年生
  • 実験期間:1日
  • 観察時間:30分程度
  • 抽出実験まで:1時間程度
  • 材料のそろえやすさ:★★★★★
  • 変化のわかりやすさ:★★★★★

麦茶パックを開けて観察するだけでも自由研究になります。

丸粒麦茶との比較や抽出時間の実験まで行うと、さらに内容を深められます。


まず予想してみよう

麦茶パックを開ける前に、中身を予想してみましょう。

  • 葉っぱが入っている?
  • 丸い麦がそのまま入っている?
  • 麦を細かくしたもの?
  • 粉だけ?

さらに、

「なぜ丸い麦をそのまま入れず、細かくしてある商品があると思う?」

も考えておきましょう。


用意するもの

  • 麦茶パック
  • 丸粒タイプの麦茶
  • 押し麦や大麦(あれば)
  • 白い皿または白い紙
  • 透明なコップ
  • 水またはお湯
  • スプーン
  • 定規
  • キッチンスケール
  • キッチンタイマー
  • 記録用紙
  • カメラやスマートフォン

普段使っている麦茶パックでも実験できます。

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丸粒の焙煎大麦もあると、

「麦そのもの」と「麦茶パックの中身」

を直接比べられます。

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まず麦茶パックを外から観察しよう

いきなり開ける前に、パックを光にかざしてみましょう。

中には、

  • 大きめの粒
  • 細かな粒
  • 粉のようなもの

が見えるでしょうか。

商品によって中身の細かさは違います。


麦茶パックを開けてみよう

パックをひとつ切り、白い皿や紙の上へ中身を出します。

観察するポイントは、

  • 粒の大きさ
  • 粒の形
  • 粉の量
  • 香り

です。

観察項目結果
一番大きな粒
一番細かいもの
粉はある?
香り

麦茶パックの中身は茶葉じゃないの?

一般的な麦茶は、緑茶や紅茶のような茶の木の葉を使って作る飲み物ではありません。

主な原料は焙煎した大麦です。

つまり、

麦茶パックの中に入っているのは、基本的には「お茶の葉」ではなく「焼いた麦」

です。

これが、麦茶にカフェインが基本的に含まれない理由にもつながります。


丸粒麦茶と並べてみよう

次に、

  • 丸粒麦茶
  • 麦茶パックの中身

を横に並べます。

観察項目丸粒麦茶麦茶パック
粒の大きさ
粉の量
香り

丸粒麦茶では、焙煎された大麦の形が比較的そのまま残っています。

一方、麦茶パックでは商品によって、

  • 割った麦
  • 砕いた麦
  • 細かな粉を含むもの

などが入っています。


なぜ麦を細かくするの?

麦を細かくすると、

水と触れる面積が大きくなります。

例えば、大きな氷と細かく砕いた氷を比べると、細かい方が周りと触れる面積が増えます。

麦でも同じように、

細かくすることで、色・香り・味の成分が水へ出やすくなる

と考えられます。


「表面積」って何?

表面積とは、物の外側がどのくらい広いかを表すものです。

例えば、同じ大きさの板チョコでも、

  • そのまま1枚
  • 細かく割る

では、空気や水と触れる面が変わります。

麦も細かく砕くことで、

水に直接触れる部分が増える

のです。


実験① 丸粒と砕いた麦、どちらが早く色が出る?

同じ重さの、

  • 丸粒麦茶
  • 麦茶パックの中身

を用意します。

それぞれ同じ量・同じ温度の水またはお湯へ入れて、時間ごとの色を比べます。

例えば、

  • 30秒後
  • 1分後
  • 3分後
  • 5分後
  • 10分後

に観察しましょう。


結果を表にしよう

時間丸粒麦茶麦茶パック
30秒後
1分後
3分後
5分後
10分後

どちらが早く茶色くなったでしょうか。


色を5段階で評価しよう

  • 1:ほぼ透明
  • 2:薄い黄色
  • 3:薄い茶色
  • 4:茶色
  • 5:濃い茶色

数字にすれば、

  • 横軸:時間
  • 縦軸:色の濃さ

のグラフも作れます。


タイマーで同じ時間を測ろう

丸粒と麦茶パックを比較するなら、

同じ時間に観察する

ことが大切です。

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大麦はどうやって麦茶になる?

大まかな流れを見てみましょう。

大麦 → 焙煎 → 必要に応じて割る・砕く → パックに入れる → 水やお湯で抽出 → 麦茶

です。

つまり、麦茶パックは、

大麦が「飲み物になる途中の姿」

ともいえます。


① 大麦を収穫する

麦茶の原料となる大麦は、畑で育つ植物です。

収穫された大麦は、麦茶だけでなく、

  • 麦ごはん
  • もち麦
  • 麦芽を使う食品や飲料

などにも利用されます。


② 大麦を焙煎する

麦茶作りの大きな特徴が焙煎です。

大麦を高温で加熱すると、

  • 色が茶色くなる
  • 香ばしい香りが生まれる
  • 風味が変わる

などの変化が起こります。


焙煎前と焙煎後を比べよう

項目焙煎前焙煎後
薄い茶色~濃い茶色
香り穀物の香り香ばしい香り
見た目大麦焙煎された麦

③ 商品によって麦を割ったり砕いたりする

焙煎した大麦を丸粒のまま商品にする場合もあれば、割ったり砕いたりして麦茶パックへ入れる場合もあります。

細かくすることで、

  • 水と触れる面が増える
  • 短時間で成分を抽出しやすくなる

などの特徴があります。


④ 麦茶パックに入れる

細かくした焙煎大麦を、そのまま水へ入れると飲むときに粒が残ってしまいます。

そこでティーバッグに入れておけば、

  • 水へ成分は出る
  • 麦の粒は袋の中に残る

ので、簡単に麦茶を作れます。

ティーバッグは「麦をこすための袋」でもある

と考えるとわかりやすいでしょう。


⑤ 水やお湯で成分を取り出す

麦茶パックを水やお湯へ入れると、

  • 香り

のもとになる成分が水へ移っていきます。

このように、食品から水などへ成分を取り出すことを抽出といいます。


「麦茶を作る=麦を溶かしている」ではない

麦茶を作ったあとも、パックの中には麦が残っています。

つまり、

麦そのものが全部水へ溶けているわけではありません。

麦の中から、水へ溶け出しやすい成分の一部だけを取り出しているのです。


実験② 抽出前と抽出後の麦を比べる

麦茶を作ったあと、パックを開けて中身を取り出してみます。

加熱していない乾いた麦茶パックの中身と比べて、

  • 大きさ
  • 水分
  • 香り

がどう変わったか観察しましょう。

項目抽出前抽出後
大きさ
手触り
香り

抽出後の麦は重くなる?

高学年なら、

  • 乾いた麦茶パック
  • 水を吸ったあとの麦茶パック

の重さを量ってみても面白いでしょう。

水を吸って、重さはどれくらい増えたでしょうか。


実験③ 水出しとお湯出しを比べる

商品表示で両方の作り方に対応している麦茶なら、

  • 水出し
  • お湯出し

を同じ時間で比べることもできます。

観察するのは、

  • 香り
  • 抽出の速さ

です。

温度が高いと、成分の動きや溶け出し方に違いが出ることがあります。


実験④ パックを振ると早く濃くなる?

同じ条件で、

  • A:そのまま置く
  • B:時々ゆっくり動かす

を比較してみます。

水が動くことで、麦の周りにある水が入れ替わり、

抽出の速さに違いが出る?

を調べられます。


実験⑤ 麦茶パックを切ったらもっと早く出る?

これは実験として考えることはできますが、実際に飲む麦茶ではおすすめしません。

中身が水へ直接広がると、

  • 麦の細かな粉が飲み物に入る
  • こす必要がある

ためです。

ティーバッグがあることで、

「成分は水へ出すけれど、麦そのものは飲み物へ散らばらない」

という便利な仕組みになっています。


押し麦と麦茶パックの中身は同じ?

どちらも大麦を原料にすることがありますが、加工方法が違います。

押し麦は、食べやすくするため大麦を押して平たく加工したものです。

麦茶用の大麦は、香りや色を出すため焙煎されています。

つまり、

原料は同じ大麦でも、目的に合わせて加工方法が変わる

のです。


麦茶パックの中身をそのまま食べられる?

麦茶用の焙煎大麦は、飲み物を抽出する用途で作られた商品です。

商品によって加工方法や使用方法が違うため、パッケージに食用としての案内がない場合は、麦茶として表示された方法で使用しましょう。


麦茶の粒が黒っぽいのは焦げているから?

焙煎された麦は、茶色からかなり濃い色になることがあります。

しかし、

「黒っぽい=全部失敗して焦げた」というわけではありません。

焙煎は、色・香り・風味を作るための加工です。

ただし加熱しすぎれば焦げや強い苦味につながるため、

焙煎と焦げの違い

を調べるテーマにも広げられます。


大麦から麦茶までを図にしてみよう

自由研究のまとめには、

大麦 → 焙煎 → 粉砕・破砕 → パック詰め → 抽出 → 麦茶

という流れを矢印で描くのがおすすめです。

各段階に写真を貼れば、

「畑の穀物が、どうやって飲み物になるのか」

が一目でわかります。


No.86「大麦・小麦・米を比べる」ともつながる

大麦そのものについて知りたい場合は、

「大麦・小麦・米を比べてみよう」

と組み合わせると、

  • 大麦とはどんな穀物?
  • その大麦を加工するとどうなる?
  • 麦茶はどう作る?

という流れで学べます。


No.87「麦茶はなぜ茶色い?」ともつなげよう

大麦を焙煎したときの色や香りの変化については、

「麦茶はなぜ茶色い?焙煎すると何が起こる?」

で詳しく調べられます。


写真はどこを撮る?

  1. 未開封の麦茶パック
  2. 光に透かしたところ
  3. パックを開けたところ
  4. 中身を白い皿へ出したところ
  5. 丸粒麦茶
  6. 丸粒とパックの中身の比較
  7. 水へ入れた直後
  8. 1分後
  9. 5分後
  10. 完成した麦茶
  11. 抽出後のパックの中身

特に、

「丸粒 → パックの中身 → 完成した麦茶」

を並べた写真がおすすめです。


何年生におすすめ?

小学1~2年生

麦茶パックを開けて、

  • 香り

を観察し、「葉っぱではなく麦が入っていた」とまとめるだけでも十分です。

小学3~4年生

丸粒と麦茶パックを同じ条件で抽出し、時間ごとの色の濃さを比べてみましょう。

小学5~6年生

表面積・抽出・焙煎について調べ、なぜ商品によって麦を細かく加工するのかまで考察すると本格的です。


自由研究のまとめ方

  1. 疑問:麦茶パックの中には何が入っている?
  2. 予想:中身を開ける前に考える
  3. 観察:麦茶パックを開けて見る
  4. 比較:丸粒麦茶と比べる
  5. 実験:同じ条件で抽出する
  6. 記録:時間ごとの色を比べる
  7. 調査:大麦から麦茶になる工程を調べる
  8. 考察:なぜ麦を細かくしてパックへ入れるのか考える

写真や比較表を印刷してまとめよう

今回の自由研究では、

  • 丸粒麦茶
  • 麦茶パックの中身
  • 抽出時間ごとの色
  • 大麦から麦茶までの流れ

を写真で見せるとわかりやすくなります。

写真や比較表を自宅で印刷する場合は、プリンターに対応する互換インクを比較してみるのもひとつの方法です。

▶ 自由研究の写真・比較表の印刷に使える互換インクをチェックする


まとめ|麦茶パックの中身は「飲み物になる前の焙煎大麦」

麦茶パックの主な中身は、焙煎された大麦です。

商品によっては、丸粒のままではなく、

  • 割る
  • 砕く
  • 細かな粒にする

などの加工がされています。

麦を細かくすることで水と触れる面積が増え、色・香り・味の成分を取り出しやすくなります。

そしてパックに入れることで、

麦そのものは袋の中へ残しながら、必要な成分だけを水へ抽出する

ことができます。

大麦は、

焙煎 → 必要に応じて細かく加工 → パック詰め → 抽出

という工程を経て、私たちが飲む麦茶になります。

普段は捨ててしまう麦茶パックをひとつ開けるだけでも、

「飲み物ができるまでの食品加工」

を目で見ることができます。


よくある質問

麦茶パックの中には何が入っていますか?

一般的には、焙煎した大麦が主な原料です。商品によって丸粒、割った麦、砕いた麦など形は異なります。

麦茶にはお茶の葉が入っていますか?

一般的な麦茶は大麦を原料としており、緑茶や紅茶に使う茶の木の葉を使わないものが一般的です。

なぜ麦を細かくするの?

細かくすると水と触れる表面積が増え、色や香り、味の成分を抽出しやすくなるためです。

丸粒麦茶と麦茶パックはどちらが麦茶ですか?

どちらも麦茶として利用されます。丸粒の焙煎麦を使う商品もあれば、割ったり砕いたりした焙煎麦をティーバッグへ入れた商品もあります。

1日でできますか?

はい。中身の観察だけなら30分ほど、抽出時間の比較まで行っても1日でまとめられます。

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