保育園児の熱中症対策|水分補給はいつ・どのくらい?家庭でできる工夫

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暑い季節になると、保育園へ通う子どもの水分補給が気になりますよね。

「朝、水を飲ませてから登園したほうがいい?」
「水筒を持たせれば大丈夫?」
「帰宅したらどのくらい飲ませる?」
「そもそも、自分から全然飲んでくれない!」

特に小さな子どもは、遊びに夢中になって水分補給を忘れてしまうこともあります。

また、子どもは体温調節能力が十分に発達していないため、大人以上に暑さへの注意が必要です。

だからこそ、

「喉が渇いたと言ったら飲ませる」のではなく、大人が水分補給できる機会を作ること

が大切です。

今回は、保育園児の夏の水分補給について、栄養士目線でわかりやすく紹介します。

  1. 保育園児は自分だけで水分補給を管理するのが難しい
  2. 保育園児の水分補給は「何mL」だけで考えない
  3. ① 起きたら水分補給
  4. ② 登園前にも一口飲んでおこう
  5. ③ 外遊びは「終わってから」だけでなく始める前にも
  6. ④ 昼寝のあとも水分補給のタイミング
  7. ⑤ 帰宅後にも水分補給
  8. ⑥ 入浴前後にも忘れずに
  9. ⑦ 寝る前にも水分補給を
  10. 子どもが水を飲んでくれない!どうする?
  11. お気に入りの水筒を使ってみる
  12. 「自分でできた」を水分補給につなげる
  13. 家族みんなで「水分補給タイム」
  14. 家では「すぐ飲める」環境を作る
  15. ウォーターサーバーを利用する方法も
  16. 小さな子どもがいる家庭はウォーターサーバーの安全機能を確認
  17. 水を飲まないならジュースにすればいい?
  18. 食事からとれる水分も大切
  19. 水分補給だけで熱中症を防げるわけではない
  20. 送迎中の車にも注意
  21. 帰宅後にこんな様子があったら注意
  22. 園と家庭で情報をつなぐことも大切
  23. まとめ|保育園児の水分補給は大人が「飲める機会」を作ろう
  24. よくある質問(FAQ)
    1. Q. 保育園児は1日に何mL飲ませればいいですか?
    2. Q. 朝は保育園で飲むから家では飲ませなくてもいいですか?
    3. Q. 水を嫌がる場合はどうすればいいですか?
    4. Q. 保育園児にスポーツドリンクを毎日飲ませたほうがいいですか?
    5. Q. 水筒は大きいほうが熱中症対策になりますか?

保育園児は自分だけで水分補給を管理するのが難しい

大人なら、

「暑いな」
「喉が渇いたな」

と思ったら、自分で飲み物を用意できます。

しかし、保育園に通う年齢の子どもではそうはいきません。

喉が渇いていることをうまく伝えられなかったり、遊びに夢中になって飲むことを忘れたりすることがあります。

そのため、

  • 飲み物を用意する
  • 飲める時間を作る
  • 声をかける
  • 実際に飲めているか確認する

など、大人側のサポートが重要です。

保育園児の水分補給は「何mL」だけで考えない

保育園児には、

「1日に絶対○mL飲ませれば大丈夫」

という考え方はできません。

必要な水分量は、

  • 年齢
  • 体格
  • 食事内容
  • 気温や湿度
  • 活動量
  • 発汗量
  • 体調

などによって変わります。

また、私たちは飲み物だけでなく食事からも水分をとっています。

そのため、飲み物の量だけを見て、

「○mL飲んだから絶対大丈夫」

と判断するのではなく、こまめに飲めているか、食事や体調はどうかなども確認しましょう。

① 起きたら水分補給

保育園児の水分補給は、登園してから始まるわけではありません。

まず家庭で意識したいのが、

朝の水分補給。

睡眠中にも水分は失われています。

起床後や朝食時などに水分をとる習慣を作りましょう。

朝食にも汁物や野菜などを取り入れることで、食事からも水分をとることができます。

② 登園前にも一口飲んでおこう

朝食を食べたから、そのまま出発!

となりがちですが、暑い日は家を出る前にも水分補給しておくと安心です。

特に、

  • 徒歩で登園する
  • 自転車で登園する
  • 園まで距離がある

といった場合、登園するだけでも暑い環境にいる時間が生まれます。

「靴を履く前に一口」

など、毎日の行動とセットにすると習慣化しやすくなります。

③ 外遊びは「終わってから」だけでなく始める前にも

暑い日の外遊びでは、

「汗をかいたから飲もう」

だけではなく、活動を始める前から水分をとっておくことも大切です。

外遊び中も適切に休憩し、水分補給する時間を設けます。

もちろん、水分を飲んでいればどんな暑さでも外遊びをしてよいわけではありません。

気温だけでなく暑さ指数(WBGT)なども確認し、危険な暑さでは活動そのものを見直すことが重要です。

④ 昼寝のあとも水分補給のタイミング

保育園児ならではの生活習慣が、

お昼寝。

眠っている間は自分で水分補給することができません。

起きたあとは子どもの様子を確認し、水分補給できる機会を作ります。

また、昼寝中も室温や湿度に注意し、暑すぎない環境を整えることが大切です。

⑤ 帰宅後にも水分補給

保育園から帰ったら、

「今日も一日お疲れさま」

と水分補給する時間を作りましょう。

車で送迎している場合でも、駐車場から歩いたり、暑い車内へ乗ったりすることがあります。

帰宅したらすぐ飲めるよう、家庭にも飲み物を準備しておくと便利です。

⑥ 入浴前後にも忘れずに

夏は汗を流すためにお風呂やシャワーを利用する機会も増えます。

入浴でも汗をかくため、入浴前後の水分補給も意識しましょう。

「お風呂から出たらお水」

と決めておけば、子どもにもわかりやすい習慣になります。

⑦ 寝る前にも水分補給を

就寝中は長時間飲み物を飲めません。

そのため、寝る前にも適度に水分をとっておきましょう。

ただし、

「寝る前だからたくさん飲ませなきゃ!」

と一度に大量に飲ませる必要はありません。

日中からこまめに水分をとる習慣を作ることが大切です。

子どもが水を飲んでくれない!どうする?

ここが困るところですよね。

大人がどれだけ、

「暑いから飲んで!」

と言っても、

「いらない!」

で終了することがあります。

そんな場合は、飲み物の量だけではなく、

「飲みたくなる環境」

を作ってみましょう。

お気に入りの水筒を使ってみる

小さな子どもなら、好きな色やキャラクターの水筒を用意する方法があります。

中身はいつもの水でも、

「今日はこの水筒!」

となるだけで、喜んで持っていく子もいます。

本人に選んでもらうのもおすすめです。

▶ 楽天でキャラクターの保冷水筒をチェックする

水筒を選ぶときはデザインだけでなく、

  • 子どもが持てる重さか
  • 自分で開けられるか
  • 飲み口が使いやすいか
  • 容量が体格に合っているか
  • 保冷できるか
  • 洗いやすいか

なども確認しましょう。

「自分でできた」を水分補給につなげる

保育園児になると、

「自分でやりたい!」

という気持ちが強くなる時期もあります。

そこで、

「お水飲んで!」

ではなく、

「自分のコップ持ってきてくれる?」

とお願いする方法もあります。

コップを選ぶ。

水を準備する。

自分で飲む。

こうした一連の行動を、水分補給の習慣につなげていきます。

家族みんなで「水分補給タイム」

子どもだけに、

「飲みなさい」

と言い続けるより、

「暑かったね。みんなでお水飲もう!」

と家族全員で飲む方法もあります。

大人自身も暑い季節には水分補給が必要です。

家族の生活習慣として取り入れてしまいましょう。

家では「すぐ飲める」環境を作る

小さな子どもにとって、

冷蔵庫を開ける。

大きなペットボトルを取り出す。

コップへ注ぐ。

という一連の作業は難しい場合があります。

そのため家庭では、大人がすぐ水を準備できるようにしておくことも、水分補給を続けやすくする工夫の一つです。

ウォーターサーバーを利用する方法も

家族全員が水をよく飲む家庭なら、ウォーターサーバーを利用する方法もあります。

冷たい水をすぐ使えるタイプなら、

「お水飲みたい!」

と言われたときに、すぐ準備できます。

ある程度大きくなった子なら、

「自分のコップを持ってきて、自分で水を入れる」

という習慣につなげる方法もあります。

毎朝の水筒準備にも使いやすく、

家族の水分補給そのものをしやすい環境にする

という考え方です。

▶ ウォーターサーバーをチェックしてみる

小さな子どもがいる家庭はウォーターサーバーの安全機能を確認

ここは必ず確認したいポイントです。

ウォーターサーバーには、冷水だけでなく温水が出るタイプがあります。

小さな子どもが誤って操作すると、やけどなどにつながるおそれがあります。

子どもがいる家庭では、

  • チャイルドロックの有無
  • 温水の操作方法
  • 設置場所
  • 転倒防止対策

などを確認しましょう。

「子どもが自分で水を入れられる」

という便利さよりも、安全を優先してください。

水を飲まないならジュースにすればいい?

水を嫌がると、

「飲まないよりジュースでもいい?」

と考えることもありますよね。

しかし、普段の水分補給として糖分を含むジュースを常に飲ませることはおすすめできません。

水やお茶など、家庭や園で普段飲んでいるものを中心に考えましょう。

スポーツドリンクについても、

「暑いから毎日飲ませるもの」

ではなく、大量に汗をかく場面など状況に応じて利用します。

食事からとれる水分も大切

飲み物だけでなく、食事にも水分は含まれています。

例えば、

  • 汁物
  • 野菜
  • 果物
  • ごはん

などからも水分をとっています。

「水を何mL飲んだか」

だけではなく、食事をしっかりとれているかも確認しましょう。

水分補給だけで熱中症を防げるわけではない

水分補給は重要ですが、

水を飲ませていれば、暑い場所で遊ばせても大丈夫

という意味ではありません。

熱中症対策では、

  • 暑さ指数(WBGT)を確認する
  • 危険な暑さでは外遊びを控える
  • エアコンなどを適切に使う
  • 日陰や涼しい場所で休憩する
  • 衣服を調整する
  • 帽子などを利用する
  • こまめに水分をとる

などを組み合わせることが大切です。

送迎中の車にも注意

保育園児の場合、車で送迎している家庭も多いでしょう。

夏の車内は短時間でも非常に暑くなることがあります。

「ちょっとだけだから」

と子どもを車内に残すことは絶対に避けましょう。

乗車前には車内の暑さを確認し、エアコンを適切に利用します。

送迎後にも子どもの様子を確認しましょう。

帰宅後にこんな様子があったら注意

保育園から帰ってきた子どもが、

  • いつもより元気がない
  • ぐったりしている
  • 頭が痛いと言う
  • 気持ち悪いと言う
  • ふらついている
  • 普段と明らかに様子が違う

場合には、熱中症の可能性も考えます。

涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて身体を冷やします。

自分で安全に飲める状態であれば、水分や必要に応じて塩分を補給します。

意識がおかしい、自力で飲めないなどの場合には、無理に飲ませず速やかに救急要請してください。

園と家庭で情報をつなぐことも大切

保育園に通う子どもは、1日の長い時間を園で過ごします。

そのため、

  • 朝から体調がいつもと違う
  • 朝食がほとんど食べられなかった
  • 水分があまりとれていない
  • 前日に体調を崩していた

など気になることがあれば、登園時に園へ伝えておくことも大切です。

逆に、園での様子について気になることを伝えられた場合には、帰宅後も体調を確認しましょう。

まとめ|保育園児の水分補給は大人が「飲める機会」を作ろう

保育園児は、まだ自分だけで水分補給を管理することが難しい年齢です。

だからこそ、

大人が水分をとれるタイミングと環境を作ること

が大切です。

朝起きたら飲む。

登園前に飲む。

活動の前後に飲む。

昼寝のあとに飲む。

帰宅後や入浴前後にも飲む。

こうした生活の節目に水分補給を取り入れることで、

「喉が渇いたら飲む」

だけに頼らない習慣を作ることができます。

お気に入りの水筒を使ったり、自宅ですぐ水を用意できる環境を作ったりする方法も取り入れながら、暑い季節を乗り切りましょう。

そして、水分補給だけでなく、危険な暑さを避けることや涼しい環境で過ごすことも忘れないようにしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 保育園児は1日に何mL飲ませればいいですか?

必要な水分量は年齢や体格、食事、活動量、気温、発汗量などによって変わります。飲み物だけでなく食事からも水分をとるため、一つの数字だけで判断せず、こまめに水分補給できているかや体調も確認しましょう。

Q. 朝は保育園で飲むから家では飲ませなくてもいいですか?

登園前にも水分をとる機会を作りましょう。特に暑い日は登園中にも汗をかくため、起床後や朝食時、家を出る前などに水分補給する習慣を作るとよいでしょう。

Q. 水を嫌がる場合はどうすればいいですか?

お気に入りのコップや水筒を利用したり、家族と一緒に飲んだり、生活の中で飲むタイミングを決めたりする方法があります。一度に大量に飲ませようとせず、少量ずつこまめに飲む機会を作りましょう。

Q. 保育園児にスポーツドリンクを毎日飲ませたほうがいいですか?

暑いという理由だけで毎日の水代わりとして飲ませる必要はありません。普段の水分補給には水やお茶などを利用し、大量に汗をかく場面などでは状況に応じて水分・塩分補給を考えましょう。

Q. 水筒は大きいほうが熱中症対策になりますか?

容量だけで熱中症対策になるわけではありません。子どもの体格や活動時間に合った容量で、実際にこまめに飲めることが大切です。水分補給とあわせて、危険な暑さを避けるなどの対策も行いましょう。

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