ホタテがスーパーから消える?刺身・海鮮丼から外れる理由と2026年の品薄を解説

未分類

刺身の盛り合わせや海鮮丼の定番だったホタテに、異変が起きています。

2026年、青森県産ホタテの記録的な不漁を背景に、ホタテの価格高騰や品薄が深刻化しています。

スーパーでは刺身用の生ホタテが値上がりしているだけでなく、刺身盛り合わせや海鮮丼からホタテを外す動きも報じられています。

「最近スーパーでホタテが高い」

「刺身盛り合わせにホタテが入っていない」

「このままスーパーからホタテが消えるの?」

と気になっている人もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、2026年10月時点で「全国のスーパーからホタテがなくなる」と決まったわけではありません。

しかし、産地の供給量が大きく減っていることで、価格を上げるだけでは対応できず、商品構成そのものを変更するケースが出ています。

この記事では、なぜホタテがスーパーで見つかりにくくなっているのか、刺身や海鮮丼から外れる理由、今後の品薄について整理します。

※この記事は2026年10月18日時点で確認できる情報をもとにしています。販売状況や価格は地域・店舗・時期によって異なります。

ホタテがスーパーから消えるって本当?

まず、「ホタテがスーパーから完全に消える」という情報が発表されているわけではありません。

北海道産をはじめ、流通しているホタテもあります。

一方で、ホタテを取り巻く状況が以前より厳しくなっていることも事実です。

2026年10月15日のFNNプライムオンラインの報道では、東京都内のスーパーで、北海道産の刺身用生ホタテが以前400円ほどだったものから約1.5倍になっている例が紹介されています。

全国一律の値上げ率ではありませんが、実際の小売現場にも価格高騰の影響が出ていることがわかります。

刺身盛り合わせからホタテが外れるケースも

ホタテ価格が高騰した場合、スーパー側の選択肢は「そのまま値上げする」だけではありません。

2026年には、ホタテの価格高騰を受けて、スーパーが刺身盛り合わせからホタテを外す対応をしていることも報じられました。

刺身盛り合わせは、マグロ、サーモン、イカ、エビ、ホタテなど複数の魚介を組み合わせて販売する商品です。

その中の一品だけ仕入れ価格が大幅に上がれば、全体の販売価格にも影響します。

そこで、

  • ホタテを外して別の魚介に変更する
  • ホタテの量を減らす
  • 盛り合わせの内容そのものを変更する

といった対応が選択肢になります。

消費者から見ると、値札だけではなく「中身が変わる値上げ」として影響が表れることもあるのです。

海鮮丼からホタテがなくなることも

同様の影響は海鮮丼にも及びます。

ホタテは海鮮丼の人気具材ですが、仕入れ価格が上がれば、これまでと同じ販売価格・同じ内容で提供することが難しくなります。

そのため、

  • ホタテを別の魚介へ変更
  • ホタテなしの商品構成に変更
  • ホタテ入り商品の価格を上げる
  • 期間によって使用する魚介を変更する

といった対応が考えられます。

「海鮮丼の値段はそれほど変わっていないのに、以前入っていたホタテがない」という場合も、原材料価格の変化が背景にある可能性があります。

なぜホタテが品薄?青森県産が記録的不漁

2026年のホタテ品薄を考えるうえで重要なのが、全国有数のホタテ産地である青森県の状況です。

青森県漁業協同組合連合会の共販数量は、近年急激に減っています。

年度共販数量
2021年度7万3051トン
2022年度7万2541トン
2023年度5万2077トン
2024年度2万9929トン
2025年度1万9766トン

2021年度の7万3051トンから2025年度の1万9766トンまで、約73%減少しています。

2025年度に2万トンを下回ったのは、1977年度以来のことです。

さらに2026年度については、2025年度より少なくなり、1万トンに届かない可能性も報じられています。

年度途中のため最終実績ではありませんが、供給環境が非常に厳しいことがわかります。

不漁の原因は「3年連続の高水温被害」

なぜ青森県産ホタテがここまで減ったのでしょうか。

青森県漁連は、2025年度の大幅減産について3年連続の高水温被害が影響したと説明しています。

ホタテは冷たい海に適応した貝です。

海水温が高い状態が長期間続けば、ホタテへのストレスが大きくなり、へい死につながることがあります。

問題は、現在販売するサイズのホタテだけが減るわけではないことです。

将来出荷される稚貝などにも被害が及べば、翌年以降の供給量にも影響します。

「獲れない→高い→売り場から減る」の流れ

スーパーで起きている変化は、産地からつながっています。

大まかに整理すると、

高水温などによる被害

↓

ホタテの生産量が減少

↓

市場へ出回るホタテが減る

↓

仕入れ価格が上昇

↓

スーパーの販売価格にも影響

↓

刺身・海鮮丼などの商品構成を変更

という流れです。

そのため、「スーパーにホタテがない」という現象だけを見ても、原因は売り場ではなく、その何段階も前にある産地の環境変化にまでさかのぼります。

数量が減ったのに青森県の共販金額は増えている

価格高騰を象徴するのが、青森県漁連の2025年度実績です。

年度共販数量共販金額
2024年度2万9929トン79億1300万円
2025年度1万9766トン86億6900万円

2025年度は前年より数量が約1万トン減っているにもかかわらず、共販金額は増加しています。

2025年度の平均単価は1kgあたり438円。

青森県漁連は、大幅な減産によって年度初頭から全品目で高値相場になったと説明しています。

北海道産があるから大丈夫とは言い切れない

「青森県産が少なくても北海道産ホタテがあるのでは?」と思う人もいるでしょう。

確かに、北海道も国内の重要なホタテ産地です。

しかし青森県産の供給量が減れば、北海道産など他産地への需要が高まる可能性があります。

実際、2026年10月の報道で約1.5倍に値上がりした例として紹介された刺身用生ホタテは北海道産でした。

さらに北海道でも、一部地域では別の問題が起きています。

小平町ではマフグによるホタテ稚貝の食害や養殖網の破損が問題となり、2026年の被害額が少なくとも4億円以上と報じられています。

国内のホタテ供給を考える際は、青森だけでなく北海道を含めて見る必要があります。

冷凍ホタテなら品薄の影響を受けない?

生ホタテが不足していても、冷凍ホタテがすぐ同じように品薄になるとは限りません。

冷凍品には既存在庫があり、商品によって仕入れ時期や原料産地も異なるためです。

一方で、不漁が長期化して原料の供給量そのものが減れば、冷凍品にも徐々に影響が広がる可能性があります。

スーパーでは今後、

  • 生食用ホタテ
  • 冷凍貝柱
  • ベビーホタテ
  • ボイルホタテ
  • 冷凍食品
  • ホタテを使用した惣菜

などを分けて価格や内容量を確認すると、影響が見えやすくなります。

ベビーホタテにも影響する?

ベビーホタテも同じホタテを原料とするため、生産量の減少が長期化すれば無関係ではありません。

ただし、商品ごとに原料産地や仕入れ時期、冷凍在庫などが異なります。

そのため「生ホタテが1.5倍になったから、ベビーホタテも必ず1.5倍になる」といった単純な関係ではありません。

今後は販売価格だけでなく、内容量の変更にも注目したいところです。

飲食店ではスーパー以上に深刻なケースも

スーパーでは価格を上げたり商品構成を変更したりできますが、ホタテ料理そのものを看板メニューにしている飲食店ではさらに影響が大きくなります。

FNNの2026年10月の報道では、東京都内の青森料理店でホタテを仕入れられず、ホタテ料理を提供できない状況が紹介されています。

「高くなった」ではなく、「仕入れられない」という段階です。

その店では代わりに青森県産のムール貝を提供していました。

供給不足が続けば、スーパーだけでなく寿司店、居酒屋、海鮮料理店などでも代替食材への変更が増える可能性があります。

ホタテの代用品には何がある?

料理によっては、ホタテ以外の魚介を利用することもできます。

例えば、

  • ムール貝
  • カキ
  • アサリ
  • エビ
  • イカ
  • 白身魚

などです。

もちろん味や食感はホタテとは異なります。

しかし、刺身盛り合わせや海鮮丼など「複数の魚介を楽しむ料理」では、別の旬の魚介へ置き換えることで価格上昇を抑える方法もあります。

スーパーでホタテを買うときは100g単価を確認

ホタテが値上がりしている時期は、パック価格だけで比較すると実際の値上がり幅がわかりにくいことがあります。

例えば、

  • 以前:8個入り
  • 現在:6個入り

になっていて、パック価格だけは同じということも考えられます。

比較する場合は、

「100gあたり○円」

という単価を見るのがおすすめです。

内容量が違う商品でも比較しやすくなります。

安いときに大量に買って冷凍してもいい?

生食用ホタテを家庭で保存する場合は、商品に表示されている保存方法や消費期限を優先してください。

冷凍できる商品もありますが、一度解凍された商品を再冷凍すると品質が低下する場合があります。

「今後さらに高くなるかもしれない」という理由だけで大量に買い込むのではなく、家庭で安全に保存・消費できる量を購入することが基本です。

スーパーのホタテはいつ戻る?

現時点では、「○月になれば以前の品ぞろえに戻る」と断定することはできません。

ホタテは稚貝から出荷できる大きさまで育てるのに時間がかかります。

青森県漁連によると、採苗したホタテの出荷が始まるのは2年目からです。

そのため、稚貝が不足した年の影響が、その後の供給量にもつながる可能性があります。

今後の回復には、

  • 海水温がどう推移するか
  • 稚貝を十分確保できるか
  • 親貝が確保できるか
  • 育成途中のへい死を抑えられるか
  • 北海道など他産地の生産状況

などが関係します。

「ホタテがスーパーから消える?」よくある質問

Q. 2026年にスーパーからホタテがなくなるの?

全国のスーパーからホタテがなくなると決まったわけではありません。ただし、不漁と価格高騰により、販売量や商品構成を変更する店舗が出ています。

Q. なぜ刺身盛り合わせからホタテがなくなった?

仕入れ価格の上昇などを受け、ホタテを外して別の魚介へ変更するケースがあります。

Q. ホタテはどれくらい高くなった?

全国一律ではありませんが、2026年10月のFNNの取材では、北海道産の刺身用生ホタテが以前400円ほどだったものから約1.5倍になった例が紹介されています。

Q. なぜ不漁なの?

青森県漁連は、2025年度の大幅減産について3年連続の高水温被害が影響したと説明しています。

Q. 青森県産ホタテはどれくらい減った?

青森県漁連の共販数量は、2021年度の7万3051トンから2025年度には1万9766トンまで減少しています。

Q. 冷凍ホタテなら大丈夫?

冷凍在庫などがあるため生鮮品と同時に同じ影響が出るとは限りません。ただし、不漁が長期化すれば冷凍品や加工品にも影響が広がる可能性があります。

まとめ|「ホタテが消える」より商品構成の変化に注目

2026年、ホタテの記録的不漁と価格高騰がスーパーの売り場にも影響しています。

  • 全国のスーパーからホタテが完全になくなると決まったわけではない
  • 取材先では刺身用生ホタテが以前の約1.5倍になった例もある
  • 刺身盛り合わせや海鮮丼からホタテを外す動きも
  • 青森県漁連の2025年度共販数量は1万9766トン
  • 2021年度の7万3051トンから約73%減少
  • 2026年度は1万トンに届かない可能性も報じられている
  • 青森県漁連は3年連続の高水温被害による大幅減産と説明
  • 飲食店ではホタテ自体を仕入れられない例もある

今後注目したいのは、単純に「ホタテが売っているか」だけではありません。

刺身盛り合わせの中身が変わった、海鮮丼からホタテがなくなった、内容量が減ったといった変化も、価格高騰の影響として現れる可能性があります。

ホタテ不漁が長期化するのか、それとも生産が回復していくのか。

スーパーの売り場とともに、産地の稚貝や海水温の動向にも注目です。

公式情報・参考リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました