2026年10月、ロッテの「クーリッシュ バニラ」から赤い異物が見つかり、回収品の分析で血液の存在が確認されたことが大きな話題となっています。
そこで次に気になるのが、
「その血液はいったい誰のものなのか?」
という点ではないでしょうか。
人の血液なのか。
動物の血液なのか。
製造スタッフの血なのか。
それとも製造後に何らかの形で付着したものなのか。
結論からいうと、2026年10月時点では、血液の由来は特定されていません。
今回は、クーリッシュから確認された血液について、何が分かっていて、何がまだ分かっていないのかを整理します。
- クーリッシュから「血液」が確認されたのは本当?
- 血液は人のもの?動物のもの?
- 「従業員の血だった」は確認されていない
- 購入者本人や家族の血という可能性は?
- 血液が確認されたのに誰のものか分からないのはなぜ?
- 血液型は分かっている?
- DNA検査はされた?
- 購入者も「人か動物か調べてほしい」と疑問
- 血液が入った場所も分かっていない
- 保存サンプルに異常がなかったのは重要
- 元品質管理経験者として気になるポイント
- 「保存品が正常=現品に問題がなかった」ではない
- 過去にもクーリッシュで似た投稿があった?
- 血液が食品に混ざっていたら感染症は大丈夫?
- もし知らずに食べてしまったら?
- 異物を洗ったり捨てたりしない
- クーリッシュは冷凍食品なので保管にも注意
- メーカーに何を伝えればいい?
- 「誰の血?」だけではなく「どこで入った?」も重要
- 現時点で分かっていること・分からないこと
- まとめ
クーリッシュから「血液」が確認されたのは本当?
今回の発端は、クーリッシュ バニラを開封した購入者が、白いアイスの中に赤い物質が混ざっていることに気付いたことでした。
購入者がロッテへ連絡し、商品を回収して調べてもらったところ、分析結果として、
「ご指摘の試料より血液の存在が確認された」
という内容が伝えられたと報じられています。
その後、ロッテ広報も取材に対し、回収した試料から血液が確認されたこと自体は事実と回答しています。
したがって、今回については「赤いものが血のように見えた」というだけではなく、メーカー側の分析でも血液が確認されています。
血液は人のもの?動物のもの?
ここが今回の大きな未解明点です。
2026年10月時点で、
人血なのか動物由来の血液なのかは公表されていません。
報道で確認できる分析結果は「血液の存在が確認された」というところまで。
血液の由来となった生物種や人物まで特定されたという情報は出ていません。
「従業員の血だった」は確認されていない
SNSでは、今回の報道を受けて、
「工場の作業員がけがをしたのでは?」
「従業員の血が入ったのでは?」
という推測も出ています。
しかし、現時点ではそのような事実は確認されていません。
ロッテは製造工程について、アイスクリームミックスが密閉された配管内を流れ、自動でパウチへ充填される仕組みであると説明しています。
作業員が製品へ直接触れる工程が確認できないため、ロッテは製造工程中の混入の可能性は極めて低いとの見解を示しています。
購入者本人や家族の血という可能性は?
クーリッシュは吸い口から直接食べる商品です。
そのため、開封後に口をつけた場合であれば、口の中の傷や出血によって血液が付着する可能性も考えられます。
しかし今回の購入者は、口をつける前に赤い異物へ気付いたと説明しています。
娘に食べさせるために開封し、容器を揉んで中身を押し出そうとしたところ赤いものが確認されたとされています。
ただし、これも購入者側の説明であり、分析だけで混入した時点まで特定されたわけではありません。
血液が確認されたのに誰のものか分からないのはなぜ?
「血液と分かったなら、人か動物かも分かるのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、検査には目的があります。
今回公表されている情報では、まず赤い異物について血液の存在を確認する分析が行われています。
一方で、
- 人由来かどうか
- どの動物由来か
- 特定の個人由来か
といったことを調べるには、別の検査や十分な試料が必要になる場合があります。
今回、そこまでの分析が実施されたのかどうかも公表されていません。
血液型は分かっている?
血液型についても、2026年10月時点で公表された情報はありません。
A型・B型・O型・AB型などが判定されたという報道も確認されていません。
そのため、SNSなどで血液型について書かれている場合は、公式に確認された情報なのか注意して見る必要があります。
DNA検査はされた?
DNA検査についても、実施されたという公式情報は確認されていません。
血液が検出されたという事実から、すぐに特定人物まで割り出せるわけではありません。
誰の血液なのかを特定するには、比較する対象となる試料なども必要になります。
少なくとも現在公表されている情報だけでは、血液の持ち主を特定することはできません。
購入者も「人か動物か調べてほしい」と疑問
今回の購入者自身も、報道の中で、
人の血なのか、動物の血なのかまで調べてほしい
という趣旨の疑問を示しています。
血液だったという結果だけでは、混入原因の究明や再発防止につながらないと感じているようです。
確かに消費者側からすれば、「血液でした」で終わるのではなく、なぜ入ったのかまで知りたいという気持ちは自然でしょう。
血液が入った場所も分かっていない
血液の由来だけでなく、どこで混入したのかも特定されていません。
現時点で考えられる段階を大きく分けると、
- 原料段階
- 製造工程
- 充填・包装工程
- 工場出荷後
- 流通・販売後
- 開封前後
などがあります。
しかし、今回の調査では製造日の記録や保存サンプルに異常が確認されず、ロッテも混入原因を特定できなかったとしています。
保存サンプルに異常がなかったのは重要
ロッテは、該当する製造日の記録だけでなく、工場で保管されていた保存サンプルについても確認しています。
しかし、保存サンプルから同じような異常は確認されませんでした。
もし原料や製造ライン全体に血液が混ざっていたのであれば、同じタイミングで製造された別の商品でも異常が出る可能性があります。
今回はそれが確認できなかったため、原因特定がさらに難しくなっています。
元品質管理経験者として気になるポイント
私は以前、飲料メーカーの品質管理部門で微生物検査などに携わっていました。
今回のような案件で重要なのは、
- 現品の状態
- 製造番号
- 製造時刻
- 同じ時間帯の製造品
- 設備の点検記録
- 作業者の記録
- 保存サンプル
などを一つずつ照合することです。
原因がライン全体にあるのか、それとも1個だけに起きた局所的な異常なのかで、調査の方向は大きく変わります。
「保存品が正常=現品に問題がなかった」ではない
ここは誤解しやすい部分です。
保存サンプルに異常がなかったからといって、購入者から回収した商品に血液が確認されたという分析結果まで否定されるわけではありません。
今回の状況は、
「現品には血液があった。しかし同じ製造日の保存品などには異常がなかった」
というものです。
だからこそ「なぜその1個にだけ血液があったのか」が大きな謎として残っています。
過去にもクーリッシュで似た投稿があった?
今回の報道では、SNS上に過去にもクーリッシュから赤い異物が出たとする投稿が複数存在することが紹介されています。
確認されているものの中には、2022年にも「検査の結果、血液だった」とする投稿があります。
また、2025年にも赤いものが出てきたとする投稿が確認されています。
ただし、重要なのは、
過去のすべての投稿が今回と同じ原因によって起きたと確認されているわけではない
という点です。
見た目が似ていても、原因まで同一とは限りません。
血液が食品に混ざっていたら感染症は大丈夫?
「血液」と聞くと、感染症が心配になる人もいるでしょう。
ただし今回、
- 人血か動物血か
- 誰由来なのか
- どの程度の量だったのか
- どのタイミングで混ざったのか
などが分かっていません。
そのため、今回の商品について特定の感染症リスクがある・ないと断定する材料はありません。
血液のような異物が確認された食品は、原因が分からない状態で無理に食べないことが基本です。
もし知らずに食べてしまったら?
赤い異物に気付かず一部を食べてしまった場合でも、まずは落ち着いて商品を保管しましょう。
そのうえで、
- 商品名
- 購入店舗
- 購入日時
- 製造番号などパッケージの表示
- どの程度食べたか
- 異物の状態
を記録しておくと、メーカーへ相談する際に役立ちます。
体調に変化がある場合や健康面で強い不安がある場合は、医療機関へ相談してください。
異物を洗ったり捨てたりしない
原因を調べてもらいたい場合、異物や残った商品はできるだけ元の状態で残すことが重要です。
例えば、
- 赤い部分だけを洗い流す
- 容器を捨てる
- 残りを全部食べる
- 別の容器へ移してしまう
と、調査に必要な情報が失われる場合があります。
写真・動画を撮影したうえで、商品全体を保管しましょう。
クーリッシュは冷凍食品なので保管にも注意
クーリッシュはアイスです。
異物を見つけた後も、メーカーから指示があるまでは状態が大きく変わらないよう冷凍したまま保管するほうがよいでしょう。
溶かしたり再冷凍したりを繰り返すと、商品の状態が変化してしまいます。
メーカーに何を伝えればいい?
ロッテに限らず食品メーカーへ異物混入を連絡するときは、
- いつ買ったか
- どこで買ったか
- 開封した日時
- 口をつけたか
- 異物に気付いたタイミング
- 異物の色・形・場所
- 商品をどのように保管していたか
などをできるだけ正確に伝えると調査しやすくなります。
「誰の血?」だけではなく「どこで入った?」も重要
今回、SNSでは「誰の血なのか」という点に注目が集まっています。
もちろん血液の由来も重要です。
しかし品質管理の面では、それと同じくらい、
「どの工程・どのタイミングで混入したのか」
を特定することが重要です。
混入場所が分からなければ、再発防止策も決められないからです。
現時点で分かっていること・分からないこと
今回の情報を整理すると、次のようになります。
分かっていること
- クーリッシュ バニラから赤い異物が見つかった
- ロッテが現品を回収して分析した
- 回収試料から血液が確認された
- ロッテ広報も血液だったことを認めている
- 製造日の記録や保存サンプルには問題が確認されなかった
分かっていないこと
- 人血か動物血か
- 誰の血液か
- 血液型
- DNAの分析結果
- いつ混入したか
- どこで混入したか
- なぜ現品だけに血液があったのか
現時点では、この「分かっていること」と「分からないこと」を混同しないことが大切です。
まとめ
今回は、ロッテ「クーリッシュ」から確認された血液が誰のものなのかについてまとめました。
- 回収試料から血液が確認されたことはロッテも認めている
- 人の血液か動物の血液かは公表されていない
- 特定の従業員の血液と確認された事実もない
- 血液型やDNA検査の結果も公表されていない
- 混入した場所・タイミングも特定されていない
- 製造工程では作業者が直接商品へ触れる工程は確認されていない
- 製造記録や保存サンプルにも異常はなかった
- 過去にも似た投稿はあるが、同一原因とは確認されていない
- 異物を見つけた場合は食べずに商品・包装を保管する
- 食べてしまい体調に不安がある場合は医療機関へ相談する
今回分かっているのは、あくまで「回収された試料から血液が確認された」というところまでです。
そこから先の、
「誰の血なのか」
「工場で入ったのか」
「なぜその1個だけにあったのか」
については、まだ答えが出ていません。
血液という言葉のインパクトが強い事案だからこそ、確認された事実と推測を分けながら、今後のロッテの追加説明や調査結果を見ていく必要があります。

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