秋分の日に食べるもの一覧|行事食と秋の旬をまとめて紹介

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「秋分の日って、何を食べる日?」

十五夜なら月見団子、冬至ならかぼちゃ。

季節の行事には、それぞれ思い浮かぶ食べ物がありますよね。

秋分の日を代表する食べ物といえば、やはり「おはぎ」です。

ただ、秋分の日の食卓はおはぎだけではありません。

秋分の日は秋のお彼岸の中日であると同時に、季節が夏から秋へ移っていく時期。

栗、さつまいも、きのこ、鮭など、秋を感じられる食材も食卓に取り入れやすくなります。

今回は、秋分の日に食べたい行事食と、秋らしい旬の食材をまとめて紹介します。

秋分の日に食べるもの一覧

まずは、秋分の日に取り入れやすい食べ物を一覧で見てみましょう。

食べ物秋分の日との楽しみ方
おはぎ秋彼岸を代表する行事食
小豆おはぎなどに使われる、お彼岸と関わりの深い食材
栗栗ご飯などで秋らしい食卓に
さつまいもご飯、汁物、煮物などに使いやすい秋の味覚
きのこ炊き込みご飯や汁物で季節感をプラス
鮭焼き物や汁物など秋の献立に取り入れやすい魚
里芋煮物や汁物など秋らしい和食に
秋なす焼き物、煮物、みそ汁など普段の献立にも使いやすい

この中で、秋分の日・秋彼岸との結びつきが特に強い行事食がおはぎです。

そのほかは「秋分の日には必ず食べるもの」というより、秋の食卓を楽しむ食材として取り入れるとよいでしょう。

秋分の日の代表的な行事食は「おはぎ」

秋分の日は、秋のお彼岸の真ん中にあたる「中日」です。

2026年の秋分の日は9月23日。

今年は9月20日が彼岸入りで、9月26日が彼岸明けになります。

秋のお彼岸に供えられてきた代表的な食べ物が「おはぎ」です。

もち米やうるち米を使い、小豆のあんなどで包んで作ります。

秋のお彼岸になると、スーパーや和菓子店にたくさんのおはぎが並ぶのも、この食文化が現在まで受け継がれているからです。

なぜお彼岸に小豆を食べるの?

おはぎに欠かせない小豆。

昔から赤い色には、災いや邪気を遠ざける力があると考えられてきました。

そのため赤い小豆は、季節の行事や祝い事など、さまざまな場面で使われてきた食材です。

お彼岸にも小豆を使ったぼたもちやおはぎを供え、ご先祖を供養する文化が受け継がれてきました。

現在ではそこまで意味を意識せず食べることも多いですが、一粒の小豆にも昔からの食文化が隠れているのですね。

秋なら「おはぎ」?「ぼたもち」?

おはぎとよく似た食べ物に「ぼたもち」があります。

代表的な説では、春と秋に咲く花にちなんで呼び分けます。

  • 春:牡丹にちなんで「ぼたもち」
  • 秋:萩にちなんで「おはぎ」

そのため、秋分の日・秋彼岸なら「おはぎ」が代表的な呼び名です。

ただし、全国共通で厳密に決まっているわけではありません。

地域や家庭によって呼び方が違ったり、粒あん・こしあんなどで呼び分けたりする場合もあります。

秋分の日に「栗」を楽しむ

ここからは、行事食というよりも「秋分の日の食卓に取り入れたい秋の味覚」です。

まずは栗。

秋らしさを感じやすい食べ物のひとつですね。

栗ご飯にすれば、いつものご飯が一気に季節感のある献立になります。

栗を一から下処理するのが大変なら、市販のむき栗などを利用する方法もあります。

行事の日だからと全部手作りにこだわらず、続けやすい方法で季節の味を楽しむのもいいですね。

さつまいもも秋らしさ抜群

さつまいもも、秋を感じやすい食材です。

さつまいもご飯のほか、みそ汁、煮物、サラダなどにも使えます。

甘みがあるので、子どもたちの食事にも取り入れやすい食材のひとつです。

ただし、おはぎとさつまいも料理を両方たっぷり食べると、穀類やいも類が重なりやすくなります。

おはぎをしっかり食べる日は、ほかの料理の量も見ながら楽しみましょう。

きのこは炊き込みご飯や汁物に

秋の献立に取り入れやすいのが、きのこ類です。

しめじ、まいたけ、しいたけ、えのきなど、スーパーで手に入りやすいものを組み合わせれば十分。

炊き込みご飯や汁物、炒め物などに使えば、普段の料理を大きく変えなくても秋らしい食卓になります。

「秋分の日だから特別な料理を作らなきゃ」と構えなくても、いつものみそ汁にきのこを足すだけでも季節感は出せます。

鮭をメインのおかずに

甘いおはぎと合わせるなら、夕飯のメインは魚料理にするのもひとつの方法です。

鮭の塩焼きやホイル焼きなら、きのこや野菜も一緒に取り入れやすくなります。

ご飯、おはぎ、魚料理、野菜の副菜、汁物。

昔ながらの行事食をひとつ取り入れながら、普段の夕食として食べやすい形にできます。

里芋や秋なすで和食にまとめても

里芋の煮物や、なすを使った料理を組み合わせるのも秋らしい献立です。

特に煮物は、お墓参りなどで家族が集まる日に多めに作っておくこともできます。

ただし、「秋分の日には里芋やなすを食べなければならない」という決まりがあるわけではありません。

地域や家庭によって行事食は異なります。

その土地や家庭で昔から食べているものがあれば、それを大切にするのも素敵ですね。

秋分の日の献立例は?

「食べ物は分かったけれど、結局どう組み合わせる?」という場合は、こんな献立にしてみてはいかがでしょうか。

定番の和食献立

  • ご飯
  • 鮭の塩焼き
  • 青菜のおひたし
  • きのこと豆腐のみそ汁
  • おはぎ

秋をしっかり楽しむ献立

  • 栗ご飯またはきのこの炊き込みご飯
  • 鶏肉や魚の焼き物
  • 里芋の煮物
  • 野菜の汁物
  • 小さめのおはぎ

忙しい日の簡単献立

  • ご飯
  • 焼き魚
  • 具だくさんのみそ汁
  • 市販のおはぎ

行事食だからといって、全部を手作りする必要はありません。

おはぎはお店で買って、夕飯はいつもの料理。

それでも十分、秋分の日を食卓で楽しめます。

地域によって「お彼岸の食べ物」は違う

日本の行事食は、全国どこでもまったく同じではありません。

農林水産省が紹介する各地域の食文化を見ても、お彼岸には「ぼたもち」と呼ぶ地域があったり、彼岸団子などを食べたりする地域があります。

そのため、

「秋分の日は絶対にこれを食べる」

というひとつの正解を探すより、地域や家庭で受け継がれてきた料理を楽しむことも大切です。

おばあちゃんが作っていた料理。

実家ではいつも食べていたもの。

そうした家庭の味もまた、次の世代へ伝わっていく食文化です。

子どもたちと「秋を探す食卓」にしてみよう

秋分の日は、子どもたちに季節を伝えるきっかけにもなります。

「今日は秋分の日だよ」

「秋のお彼岸だからおはぎがあるんだよ」

「このきのこも秋らしい食べ物だね」

そんな会話をしながら食べるだけでも、食事が季節を知る体験になります。

私は栄養士として、行事食は栄養だけでなく、食文化や季節を伝える役割も持っていると感じています。

完璧な行事食を作ることより、食卓で「今日は何の日?」と話せること。

それも十分、食育のひとつです。

まとめ|秋分の日は「おはぎ+秋の味覚」を楽しもう

秋分の日を代表する行事食は「おはぎ」です。

秋のお彼岸には、小豆を使ったおはぎをご先祖に供える文化が受け継がれてきました。

そして夕食には、

  • 栗
  • さつまいも
  • きのこ
  • 鮭
  • 里芋
  • 秋なす

など、秋らしい食材を取り入れるのもおすすめです。

ただし、おはぎ以外の食材は「秋分の日に必ず食べる行事食」というわけではありません。

地域や家庭に伝わる食文化も大切にしながら、今の暮らしに合わせて楽しんでみましょう。

おはぎをひとつ、秋の味覚をひとつ。

今日の食卓から、日本の秋を感じてみてはいかがでしょうか。

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