2026年のサバヌーヴォーには、一見すると不思議な2つの数字があります。
ひとつは、ノルウェーのサバ漁獲枠がサバヌーヴォー初年度の4分の1まで縮小していること。
もうひとつは、それでも日本では前年並みとなる約10トンの販売を目指していることです。
「サバが少ないのに、なぜ前年並みに販売できるの?」
今回は、この2つの数字を整理してみます。
2026年はサバヌーヴォー6年目
サバヌーヴォーは2021年に日本へ初登場しました。
2026年で6年目となり、9月11日に今年の初荷が羽田空港へ到着しています。
初便では約1トンが運ばれ、その後、全国の量販店や飲食店などへ展開されています。
ノルウェーのサバ漁獲枠は初年度の4分の1
一方、2026年は原料となるノルウェー産サバを取り巻く環境が厳しくなっています。
水産業界では、ノルウェーのサバ漁獲枠がサバヌーヴォー初年度と比べて4分の1まで縮小していると報じられています。
需給が逼迫する中で、2026年のシーズンが始まったことになります。
それでも前年並み約10トンを販売予定
そんな中、2026年のサバヌーヴォーは10月上旬までに前年並みとなる約10トンの販売を目指しています。
| 項目 | 2026年の状況 |
|---|---|
| 日本上陸 | 9月11日 |
| 初便 | 約1トン |
| サバ漁獲枠 | 初年度比で4分の1 |
| サバヌーヴォー販売目標 | 前年並み約10トン |
| 販売目標時期 | 10月上旬まで |
「4分の1」と「前年並み」が同時に存在するところが、2026年の面白いポイントです。
漁獲枠とサバヌーヴォー販売量は別物
ここで重要なのは、2つの数字が同じものを表しているわけではないことです。
漁獲枠はノルウェーのサバ漁業に関する数字。
一方、約10トンは日本でサバヌーヴォーとして販売を目指す量です。
したがって、「漁獲枠が4分の1なのに販売量が減っていないのはおかしい」ということではありません。
サバヌーヴォーはサバ全体のごく一部
そもそもサバヌーヴォーは、ノルウェーで漁獲されるサバすべてを日本へ運ぶ商品ではありません。
旬の時期に漁獲されたサバから、脂肪率約30%、重量500g以上などの条件を満たす個体を厳選しています。
その中から日本向けの商品として輸送されます。
サバ全体の漁獲量と、サバヌーヴォーの販売量はスケールも意味も異なります。
「希少」はどう考えればいい?
サバヌーヴォーはもともと期間限定かつ基準を設けて選ばれる商品です。
さらに2026年は原料となるサバの漁獲枠自体が縮小しています。
その意味では、原料確保を取り巻く環境は厳しくなっています。
ただし、日本での販売量については前年並みが計画されているため、「今年はほとんど手に入らない」と断定する状況ではありません。
販売エリアはむしろ拡大
2026年は販売エリアをさらに広げ、北海道から沖縄まで展開すると発表されています。
コストコ全店のほか、魚力、東武ストア、サミットの一部店舗などで順次販売予定です。
原料事情は厳しい一方、消費者が購入できる地域は広がっています。
期間限定なので販売時期には注意
サバヌーヴォーは通年商品ではありません。
旬のノルウェー産サバを使用する期間限定の商品です。
2026年は10月上旬までに約10トンの販売を目指しています。
食べてみたい場合は、シーズンが終わってから探すより、9月から10月初旬に販売情報を確認するほうが見つけやすそうです。
まとめ
2026年のサバヌーヴォーは、ノルウェーのサバ漁獲枠が初年度の4分の1まで縮小する厳しい状況でスタートしました。
一方、日本では前年並みとなる約10トンの販売を目指しています。
この2つは矛盾しているわけではありません。
ノルウェーのサバ全体の漁獲枠と、日本向けサバヌーヴォーの販売量は別の数字だからです。
さらに2026年は販売エリアも拡大。
「資源をめぐる厳しさ」と「日本での展開拡大」が同時に進んでいる、興味深いシーズンとなっています。

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