KERが挑戦した「味覚検定3級」とは?どんな問題・能力を測る検定なのか解説

未分類

「自分って、味覚がいいのかな?」

普段食事をしていても、自分の味覚がどの程度なのかを客観的に調べる機会はなかなかありません。

そんな「味を感じる力」を実際に食べたり飲んだりしながら測定するのが、一般社団法人日本味覚協会の「味覚検定3級」です。

そして2026年9月、Kevin’s English Room(KER)が味覚検定に挑戦する動画を公開。

動画を見て、

  • 味覚検定って何?
  • どんな問題が出るの?
  • 普通の資格試験とは何が違う?
  • 味覚がいいってどうやって判断するの?

と気になった人もいるのではないでしょうか。

実はこの検定、一般的な「○○検定」を想像するとかなり違います。

問題集を勉強して知識を覚える検定ではありません。

この記事では、KERが挑戦した「味覚検定3級」がどのような検定なのか、公式情報をもとに整理します。


KERが挑戦した「味覚検定3級」とは?

味覚検定3級は、一般社団法人日本味覚協会が監修・販売している味覚の検定です。

2024年3月25日に発売されました。

最大の特徴は、

「味覚についてどれだけ知っているか」ではなく、「実際にどれだけ味を感じ分けられるか」を調べること。

そのため、筆記試験ではありません。

検定キットに入っている飲食物を実際に口にして、その味を回答します。

日本味覚協会は、これを100%実技形式の検定としています。


味覚検定3級で測るのは3つの能力

味覚検定3級は、大きく3種類のテストから構成されています。

  1. 味の識別力テスト
  2. 味の記憶力テスト
  3. 味の感知力テスト

「甘いか、しょっぱいか分かればOK」という単純な検定ではありません。

味を見分ける・覚える・わずかな味を感じ取るという、異なる能力を組み合わせて判定するのが面白いところです。


①味の識別力テスト|ミックスジュースの中身を当てる

ひとつ目は「味の識別力テスト」です。

このテストでは、ミックスジュースに含まれている野菜や果物の種類を回答します。

普段何気なく飲んでいるミックスジュースでも、複数の味や香りが重なると、

「これは何が入っている?」

と一つずつ見分けるのは意外と難しいものです。

単純に味が濃いか薄いかではなく、複数の食品が混ざった状態から特徴を拾えるかを見るテストと考えると分かりやすいでしょう。


②味の記憶力テスト|同じレシピのクッキーを探す

ふたつ目は「味の記憶力テスト」

まず基準となるクッキーを味わいます。

そして、複数のクッキーの中から基準と同じレシピで作られたものを選びます。

ここで必要になるのは、

「さっき食べた味を覚えているか?」

という能力です。

食べ物の味は、その瞬間には分かったつもりでも、少し時間が経つと細かな違いを思い出すのが難しくなることがあります。

そのため、単純な味の強さではなく、味の特徴を記憶して比較する力が問われます。


③味の感知力テスト|基本五味を見分ける

そして3つ目が「味の感知力テスト」です。

ここでは、

  • 甘味
  • 塩味
  • 酸味
  • 苦味
  • うま味

という基本五味が登場します。

それぞれの味の成分が微量に含まれた溶液を飲み、何の味なのかを回答します。

ポイントは「微量」というところ。

はっきり甘い砂糖水を飲んで「甘味!」と答えるような問題ではなく、薄い味をどこまで感じ取れるのかが試されます。

つまりここでは、味に対する感度が問われるわけです。

「味覚がいい」とは一つの能力ではない

味覚検定の内容を見ると、面白いことに気づきます。

一般に「味覚がいい」と聞くと、

「薄い味でも分かる人」

を想像するかもしれません。

しかし味覚検定3級では、

  • 混ざった食品を識別する
  • 一度味わったものを記憶する
  • 薄い基本五味を感知する

という異なる課題が用意されています。

つまり、「味覚がいい=舌が敏感」だけでは説明できないということです。

このあたりは、次の記事で「味覚がいい・悪いとは何なのか?」という視点から詳しく整理します。


普通の検定のような「勉強」はできる?

一般的な検定なら、

  • 参考書を読む
  • 用語を覚える
  • 過去問を解く

といった勉強方法を思い浮かべます。

しかし味覚検定3級は、味覚に関する知識を問う筆記試験ではありません。

そのため、

「基本五味を全部暗記したから合格できる」

という種類の試験ではないのが大きな特徴です。

味の名称を知っていることと、実際に薄い溶液を口にしてその味を識別できることは別だからです。


味覚検定3級は自宅で受けられる

味覚検定3級は、決められた試験会場へ行って受検する形式ではありません。

専用サイトから購入すると、検定キットが冷凍で届きます。

公式に案内されている大まかな流れは、

  1. 販売サイトから味覚検定3級を購入する
  2. 冷凍で検定キットが届く
  3. 商品を解凍する
  4. 説明に従って検定を行う
  5. QRコードから回答専用ページへアクセスする
  6. 結果を入力する
  7. 合否結果を確認する

となっています。

通販形式なので、自宅で挑戦できるのも特徴です。


味覚検定3級の価格は?

日本味覚協会が案内している味覚検定3級の価格は、

6,940円(税込・送料込)

です。

単なるオンライン問題ではなく、実際に味わう食品や溶液を含んだ検定キットが配送される仕組みになっています。

価格や販売条件については変更される可能性もあるため、実際に購入する場合は公式販売サイトで最新情報を確認してください。


合格すると認定証がもらえる

3つのテストをすべて行い、回答専用ページから結果を入力すると、総合的に合否が判定されます。

公式案内では、結果入力後1週間以内に検定結果が通知され、合格者には認定証が送られる仕組みとなっています。

「自分は味覚に自信がある!」

という人にとっては、感覚だけではなく実際に試してみる機会になりますね。


食品メーカーの官能検査とは同じなの?

ここで食品関係の仕事をしている人なら、

「これって官能検査に似ている?」

と思うかもしれません。

確かに、実際に食品を口にして、

  • 香り
  • 違い

などを人の感覚で評価する点には共通する部分があります。

ただし、味覚検定と食品メーカーなどで行われる官能検査は目的が同じではありません。

味覚検定は受検者自身の味覚の能力を測るもの。

一方、食品の官能検査は、製品の品質確認や比較、開発など目的に応じてさまざまな方法で行われます。

この違いについては、元品質管理の視点から別記事で詳しく解説します。


味が分からない=舌が悪いとも限らない

もうひとつ知っておきたいのが、私たちが普段「味」と呼んでいる感覚には、舌だけでなくさまざまな要素が関わっていることです。

例えば食事をするときには、

  • 香り
  • 温度
  • 食感
  • 体調

などによっても食べ物の感じ方が変わります。

風邪などで鼻が詰まったとき、

「食べ物の味がよく分からない」

と感じた経験がある人もいるでしょう。

そのため、「味が分からなかった=自分の舌が悪い」と単純に判断する必要はありません。


味覚検定3級についてよくある質問

味覚検定3級は筆記試験?

いいえ。日本味覚協会では、飲食物を実際に味わって回答する100%実技形式の検定としています。

どんな問題が出る?

味の識別力・記憶力・感知力を測る3種類のテストで構成されています。ミックスジュースの材料を識別するテスト、基準と同じレシピのクッキーを探すテスト、基本五味を感知するテストがあります。

基本五味とは?

甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5種類です。

自宅で受けられる?

はい。通販で検定キットを購入し、自宅などで実施できる形式です。

味覚の知識を勉強すれば合格できる?

味覚検定3級は知識を問う筆記試験ではありません。実際に味を識別・記憶・感知する力を測るため、知識だけで合否が決まる検定ではありません。


まとめ|味覚検定3級は「知識」ではなく実際の味覚を試す検定

KERが挑戦したことで注目された「味覚検定3級」。

最大の特徴は、一般的な資格試験とは違い、実際に食べたり飲んだりして味覚を測る100%実技形式であることです。

検定では、

  • 味の識別力
  • 味の記憶力
  • 味の感知力

という3つの方向から味覚をチェックします。

「自分はグルメだから味覚がいいはず」

「薄味が好きだから舌が敏感なはず」

といったイメージだけではなく、実際に試してみるところがこの検定の面白さです。

そして検定内容を見ていくと、「味覚がいい」とはそもそも何を意味するのか、という疑問も出てきます。

次の記事では、味の識別力や感知力、さらに嗅覚との関係まで含めて「味覚がいい・悪いって何で決まる?」を掘り下げます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました