関東大震災とは?防災の日との関係を子どもにもわかりやすく解説

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毎年9月1日は「防災の日」です。

学校や保育園、地域などで避難訓練が行われることも多い日ですが、なぜ9月1日が防災の日になったのでしょうか。

その理由を知るうえで欠かせないのが、1923年9月1日に発生した「関東大震災」です。

関東大震災では、強い揺れだけでなく、火災や建物の倒壊などによって大きな被害が発生しました。

この記事では、関東大震災とはどのような災害だったのか、防災の日とどのような関係があるのかを、子どもにも伝えやすい言葉で紹介します。

関東大震災はいつ起きた?

関東大震災は、1923年(大正12年)9月1日に発生しました。

今から100年以上前の出来事です。

大きな地震によって、東京や神奈川をはじめとした関東地方の広い範囲で甚大な被害が発生しました。

「関東大震災」という名前から東京だけの災害と思うかもしれませんが、被害は広い地域に及びました。

関東大震災を引き起こした地震とは?

関東大震災を引き起こした地震は、一般に「大正関東地震」と呼ばれています。

相模湾北西部付近を震源とするマグニチュード7.9の大地震でした。

非常に強い揺れによって多くの建物が倒壊し、その後に発生した火災なども被害を大きくしました。

地震による災害では「揺れ」だけに注意すればよいわけではありません。

地震をきっかけとして、

  • 建物の倒壊
  • 家具などの転倒
  • 火災
  • 津波
  • 土砂災害

など、さまざまな危険が発生する可能性があります。

一つの災害から別の災害が発生することもあるため、地域によって必要な備えが異なります。

なぜ関東大震災では火災の被害が大きくなったの?

関東大震災について調べると、「火災」という言葉を目にすることがあります。

地震が発生したのは午前11時58分頃でした。

ちょうど昼食の準備などで火を使っている家庭も多い時間帯だったことに加え、当時の住宅事情や強い風など、複数の要因が重なって火災が広がりました。

現在は当時とは住宅や調理設備なども大きく変化しています。

それでも、大きな地震の後には火災が発生する可能性があります。

地震への備えを考える時は、強い揺れから身を守ることだけでなく、地震後の火災についても考えておくことが大切です。

関東大震災ではどのくらいの被害があった?

関東大震災では、多くの人が亡くなったり行方不明になったりしました。

また、住宅を失った人も多く、生活にも非常に大きな影響が出ました。

被害の数字だけを見ると、子どもには想像しにくいかもしれません。

そのような時は、

  • 家が壊れて住めなくなった人がいた
  • 火災によって多くの建物が焼けた
  • 家族と離ればなれになった人がいた
  • 水や食べ物を手に入れることが難しくなった
  • 道路や鉄道などにも大きな被害が出た

など、普段の生活と比べながら伝えるとイメージしやすくなります。

関東大震災と防災の日にはどんな関係がある?

関東大震災が発生したのは9月1日です。

そして現在、日本では毎年9月1日が「防災の日」とされています。

防災の日は1960年に設けられました。

関東大震災が発生した日であることに加えて、9月頃は台風などによる災害にも注意したい時期です。

過去の災害を忘れず、災害についての認識を深め、日頃から備えることの大切さを改めて考える日となっています。

関東大震災から学べること

100年以上前に発生した災害について、

「昔の出来事なのに、なぜ今も学ぶ必要があるの?」

と思う子どももいるかもしれません。

過去の災害を知ることは、これから起こる可能性のある災害への備えにつながります。

例えば、関東大震災からは地震の揺れだけでなく、その後に起こる火災などにも注意する必要があることが分かります。

過去に何が起きたのかを知り、

「同じような災害が今起きたら、自分はどうする?」

と考えることが防災の第一歩になります。

子どもと一緒に考えてみよう「地震が起きたらどうする?」

関東大震災について知ったら、今の自分たちの生活に置き換えて考えてみましょう。

家にいる時だったら?

家にいる時に大きな地震が発生した場合、まずは落ちてくるものや倒れてくるものから身を守る必要があります。

家の中を見ながら、

  • 倒れそうな家具はない?
  • 寝ている場所の近くに大きな家具はない?
  • 玄関まで安全に移動できる?
  • 防災用品はどこにある?

などを確認してみましょう。

学校や保育園にいる時だったら?

災害は家族が一緒にいる時に起こるとは限りません。

子どもが学校や保育園にいる時間に地震が発生する可能性もあります。

学校や園ではどのように避難するのか、保護者はどのように迎えに行くのかなどを確認しておくことも大切です。

外にいる時だったら?

外出中に地震が発生することもあります。

建物の近くでは、窓ガラスや看板などが落ちてくる可能性があります。

場所によって危険は異なるため、「どこにいても同じ行動をすれば大丈夫」とは限りません。

大人も子どもも、その場の状況を確認しながら安全な場所へ移動することが大切です。

関東大震災をきっかけに家の中も確認してみよう

歴史を知るだけで終わらず、現在の暮らしを見直してみると防災につながります。

例えば、

  • 家具を固定する
  • 棚の上に重いものを置かない
  • 非常食を準備する
  • 飲料水を備蓄する
  • 懐中電灯を準備する
  • モバイルバッテリーを充電しておく
  • 避難場所を確認する
  • 家族の連絡方法を決めておく

などがあります。

すべてを一度に完璧にする必要はありません。

防災の日をきっかけに、一つずつ確認してみましょう。

子どもに関東大震災を伝える時に気をつけたいこと

災害について学ぶ資料には、建物の倒壊や火災などの写真が掲載されていることがあります。

歴史を知るうえで大切な資料ですが、年齢によっては強い恐怖を感じる子どももいます。

特に小さな子どもと一緒に学ぶ場合は、大人が資料を事前に確認し、年齢に合ったものを選ぶとよいでしょう。

また、

「大きな地震が来たら怖いね」

だけで終わらせるのではなく、

「だから、どうしたら安全に逃げられるか一緒に考えてみよう」

と、備えることにつなげることも大切です。

防災の日には過去の災害から「今できること」を考えよう

関東大震災が発生してから100年以上が経過しました。

住宅や街のつくり、防災設備、情報を伝える方法など、当時とは大きく変わったものもあります。

一方で、日本では現在も大きな地震が発生しています。

過去の災害を知ることは、単に昔の出来事を覚えるためだけではありません。

「自分の暮らしている場所で災害が起きたらどうする?」

「家族と離れていたらどうする?」

「何を準備しておけば困りにくい?」

と、現在の暮らしについて考えるきっかけになります。

まとめ|関東大震災を知ることも防災への第一歩

関東大震災は、1923年9月1日に発生した大規模な災害です。

強い地震の揺れに加え、火災などによって関東地方を中心に甚大な被害が発生しました。

そして、関東大震災が発生した9月1日は現在「防災の日」となっています。

100年以上前の災害について知ることは、昔の出来事を覚えるだけではありません。

過去の経験から学び、

「もし今、大きな地震が起きたら?」

と考えることが、私たちの防災につながります。

防災の日をきっかけに、家族で避難場所や防災用品について話してみてはいかがでしょうか。

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