暑い日に、
「なんだか頭が痛い」
「ちょっと気持ち悪い」
「いつもより体がだるい」
そんな症状が出ると、
「もしかして熱中症?」
と心配になりますよね。
そして、いざ水分をとろうとすると、
水?
スポーツドリンク?
経口補水液?
「結局どれを飲めばいいの?」
と迷う人も多いのではないでしょうか。
熱中症では、汗によって水分だけでなく電解質も失われることがあります。
そのため、状況によって飲み物を使い分けることが大切です。
この記事では、熱中症が疑われるときの飲み物について、栄養士目線でわかりやすく紹介します。
※意識がおかしい、自力で飲めない、症状が改善しないなどの場合は、無理に飲ませず救急要請や医療機関への受診を優先してください。
熱中症になった時におすすめの飲み物ランキング
熱中症が疑われ、自分で安全に飲める状態であれば、状況に応じて水分と電解質を補給します。
今回のランキングは、
- 脱水時の水分・電解質補給
- 大量に汗をかいた場合
- 普段の水分補給
という目的の違いを踏まえて紹介します。
第1位|経口補水液
熱中症が疑われ、脱水状態になっているときに選択肢となるのが経口補水液です。
経口補水液は、水分だけでなくナトリウムなどの電解質と糖質を一定のバランスで含んでいます。
大量に汗をかいたあとや、脱水が疑われる場面では、水だけではなく水分と電解質を一緒に補給することが重要です。
ただし、経口補水液は普段の飲み物として大量に飲むためのものではありません。
通常の水分補給と、脱水時の水分・電解質補給は分けて考えましょう。
粉末タイプなら保管しやすい
経口補水液というと、ペットボトルを何本も備蓄するイメージがあるかもしれません。
しかし、家庭で常備するなら粉末タイプという選択肢もあります。
粉末なら、
- 保管スペースを取りにくい
- 必要なときに作れる
- ペットボトルを何本も置かなくていい
- 家庭でストックしやすい
というメリットがあります。
特に夏は飲料や食品のストックが増えやすいため、省スペースで保管できるのはうれしいポイントです。
粉末タイプは、商品ごとに決められた水の量で正確に作ることが大切です。
濃く作ったり薄く作ったりせず、必ず商品の表示に従ってください。
第2位|スポーツドリンク
大量に汗をかいた運動後などには、スポーツドリンクも水分と電解質を補給する選択肢になります。
スポーツドリンクには水分だけでなく、ナトリウムや糖質なども含まれています。
ただし、経口補水液とスポーツドリンクは同じものではありません。
脱水状態への対応を目的とした経口補水液と、運動時などの水分補給に利用されるスポーツドリンクでは、成分の配合や目的が異なります。
「どっちでも同じ」
ではなく、状況に合わせて使い分けましょう。
スポーツドリンクも粉末ならストックしやすい
スポーツドリンクも、ペットボトルだけでなく粉末タイプがあります。
夏に家族分を備えておこうとすると、2Lペットボトルを何本も置くことになり、かなり場所を取ります。
粉末なら必要なときに水で作れるため、
「夏用に多めにストックしておきたいけれど、置き場所がない」
という家庭にも使いやすい方法です。
こちらも商品に記載されている水量を守って作りましょう。
第3位|水
「じゃあ水は熱中症対策にならないの?」
と思うかもしれません。
そんなことはありません。
普段の生活でこまめに水分を補給する場合、水は基本的な選択肢の一つです。
重要なのは、
熱中症になってから慌てて大量に飲むのではなく、普段からこまめに水分をとること。
喉が渇いたと感じる前から、少しずつ水分補給する習慣をつけておきましょう。
一方、大量に汗をかいて水分と塩分を失っている場合には、水だけではなく塩分などの補給も考える必要があります。
「普段は水、必要なときだけ粉末をプラス」が便利
ここまで読むと、
「水も経口補水液もスポーツドリンクも全部ペットボトルで買っておかないとダメ?」
と思うかもしれません。
必ずしもそうではありません。
例えば家庭では、
- 普段の水分補給 → 水
- 大量に汗をかく場面 → スポーツドリンクなど
- 脱水が疑われる場面 → 経口補水液
というように、目的によって使い分ける方法があります。
経口補水液やスポーツドリンクを粉末で常備しておけば、普段は水を飲み、必要になったときだけ水に溶かして作ることができます。
そこで便利なのがウォーターサーバー
粉末タイプを常備すると、必要になるのが「作るための水」です。
もちろん家庭の水道水などを利用する方法もあります。
一方、
「家族が毎日たくさん水を飲む」
「冷たい水をすぐ飲みたい」
「ペットボトルの水を何本も買うのが大変」
という家庭では、ウォーターサーバーを利用する方法もあります。
冷たい水をすぐ飲めるタイプなら、暑い日に水分をとるハードルを下げやすくなります。
さらに粉末飲料をストックしておけば、
普段は水を飲む → 必要な場面だけ粉末飲料を作る
という使い分けもしやすくなります。
粉末タイプは「作り置きしすぎない」
粉末タイプは便利ですが、
「まとめて大量に作っておこう」
と自己流で保存するのは避けましょう。
使用する水の量や、作ったあとの保存方法、飲み切るまでの時間などは商品によって異なります。
必ず商品の表示に従って作り、適切に保存してください。
熱中症が疑われたら飲み物だけで終わらせない
ここはとても重要です。
熱中症への対応は、
「何を飲むか」だけではありません。
暑い場所で体調が悪くなったら、まず涼しい場所へ移動します。
衣服をゆるめ、首や脇の下、足の付け根などを冷やして体温を下げることも大切です。
そして自分で安全に飲める状態であれば、水分や塩分を補給します。
こんなときは無理に飲ませないで
熱中症が疑われる人に、
「とにかく水を飲ませなきゃ!」
と考えるのは危険な場合があります。
例えば、
- 意識がおかしい
- 呼びかけへの反応がおかしい
- 自力で飲めない
- 吐き気などで水分をとれない
- 応急処置をしても症状が改善しない
といった場合には、無理に口から飲ませず、救急要請や医療機関への受診を優先してください。
熱中症は「なる前」の水分補給が大切
熱中症対策で大切なのは、
「具合が悪くなったら何を飲むか」
だけではありません。
そもそも脱水状態にならないよう、日頃からこまめに水分補給することが重要です。
特に、
- 起床後
- 外出前
- 運動前
- 入浴前後
- 就寝前
など、生活の中で水分をとるタイミングを決めておくと忘れにくくなります。
子どもと高齢者は特に注意
子どもや高齢者は、暑さの影響を受けやすいため注意が必要です。
本人が、
「喉が渇いた」
と言うまで待つのではなく、周囲の大人が水分補給を促すことも大切です。
自宅ですぐ水を飲める環境を作っておくことも、毎日の水分補給を続けるための工夫になります。
塩分制限などがある人は自己判断しない
経口補水液やスポーツドリンクには、ナトリウムなどが含まれています。
病気などにより水分や塩分、糖分などの摂取について指示を受けている人は、自己判断で大量に摂取せず、医師などに相談してください。
まとめ|普段の水+必要なときの粉末ストックが便利
熱中症が疑われるときは、症状や発汗量などに応じて水分と電解質を補給することが大切です。
脱水が疑われる場合には経口補水液、大量に汗をかく場面ではスポーツドリンクなどが選択肢になります。
一方、普段の水分補給では水も基本的な選択肢です。
家庭で備えるなら、
普段飲む水を確保し、経口補水液やスポーツドリンクは粉末タイプをストックしておく
という方法もあります。
粉末ならペットボトルを大量に置く必要がなく、必要なときに水で作ることができます。
毎日の水分補給に使う水を手軽に用意したい家庭なら、ウォーターサーバーも選択肢の一つです。
ただし、熱中症が疑われる場合は飲み物だけで判断せず、涼しい場所への移動や身体の冷却も行いましょう。
自力で飲めない、意識がおかしい、症状が改善しない場合には、速やかに救急要請や医療機関への受診を検討してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 熱中症になったら水だけ飲めば大丈夫ですか?
普段の水分補給には水も利用できますが、大量に汗をかいて水分と塩分を失っている場合には、塩分などの補給も必要になることがあります。症状がある場合は状態に応じて経口補水液などを利用し、改善しない場合は医療機関を受診してください。
Q. 経口補水液とスポーツドリンクは同じですか?
同じではありません。経口補水液は脱水時の水分・電解質補給を目的としたもので、スポーツドリンクとは成分のバランスや用途が異なります。
Q. 経口補水液は毎日飲んでもいいですか?
経口補水液は普段の水代わりとして飲むものではありません。脱水状態など、必要な場面で利用するものと考えましょう。持病などで水分や塩分の摂取について指示がある場合は医師に相談してください。
Q. 粉末タイプの経口補水液でもいいですか?
商品に記載された方法で正しく作れるものであれば、家庭でストックする選択肢になります。決められた水量を守り、濃度を自己判断で変更しないようにしましょう。
Q. 熱中症の人が水を飲めない場合はどうしますか?
自力で水分をとれない場合や意識がおかしい場合には、無理に飲ませないでください。速やかに救急要請などの対応を行いましょう。

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