「平和のために、自分にできることって何だろう?」
夏休みは、戦争や平和について考える機会が増える時期です。
8月6日の広島への原爆投下、8月9日の長崎への原爆投下、そして8月15日の終戦。
ニュースやテレビ番組などをきっかけに、子どもから戦争について質問されることもあるかもしれません。
戦争や平和はとても大きなテーマですが、自由研究では難しい言葉をたくさん覚えることよりも、
「調べて、知って、自分はどう思ったのか」
を自分の言葉でまとめることが大切です。
この記事では、「平和のためにできること」をテーマにした小学生向け自由研究の進め方や、まとめ方の例を紹介します。
「平和のためにできること」は自由研究になる?
「平和」という言葉は少し抽象的なので、
「これって自由研究になるの?」
と思うかもしれません。
しかし、テーマを少し具体的にすると、立派な調べ学習になります。
例えば、
- 第二次世界大戦について調べる
- 戦争中の子どもの暮らしを調べる
- 戦争中の食事について調べる
- 広島・長崎への原爆投下について調べる
- 8月15日について調べる
- 平和のために行われている取り組みを調べる
- 自分たちにできることを考える
といった方法があります。
低学年では「昔の子どもと今の自分を比べる」、高学年では戦争の原因や背景まで調べるなど、学年に合わせて難易度を変えることもできます。
おすすめの学年は?
この自由研究は、小学校1年生から6年生まで取り組むことができます。
ただし、学年によって調べる内容を変えるのがおすすめです。
小学1〜2年生
低学年では、戦争の歴史を細かく調べるよりも、
- 平和ってどんなこと?
- 友達と仲良くするためにできること
- 戦争中の子どもはどんな生活をしていた?
- 今の生活と何が違う?
など、身近なところから考えてみましょう。
小学3〜4年生
中学年になると、第二次世界大戦や戦争中の暮らしについて調べる方法もあります。
- 戦争中の食事
- 学校生活
- 学童疎開
- 配給
- 防空壕
- 広島・長崎への原爆投下
などから一つテーマを選ぶと、まとめやすくなります。
小学5〜6年生
高学年では、
- なぜ第二次世界大戦が起きたのか
- 日本はどのように戦争へ進んでいったのか
- 戦争によって人々の生活はどう変わったのか
- 戦争を繰り返さないためには何が必要なのか
など、原因や背景まで調べてみてもよいでしょう。
自由研究の進め方①「平和」について考えてみよう
まずは調べる前に、
「自分にとって平和とは何だろう?」
と考えてみます。
例えば、
- 安心して学校へ行けること
- 家族と一緒に暮らせること
- 食事をすることができること
- 友達と遊べること
- 安心して眠れること
- 自分の考えを伝えられること
など、子ども自身が思ったことを書いてみましょう。
ここでは正解を探す必要はありません。
研究を始める前の考えを書いておくと、最後にもう一度同じ質問を考えた時に、気持ちや考え方がどう変わったのか比較できます。
自由研究の進め方② 戦争について調べよう
次に、過去に起きた戦争について調べます。
日本の歴史をテーマにする場合は、第二次世界大戦について調べてみる方法があります。
すべてを一度に詳しく調べる必要はありません。
例えば、
- いつ頃起きたのか
- どのような国々が関係していたのか
- 日本の人々はどのような生活をしていたのか
- 子どもたちはどのように暮らしていたのか
- どのように戦争が終わったのか
など、自分が気になったところを中心に調べます。
本や図書館の資料、博物館や資料館、公的機関が公開している資料など、できるだけ信頼できる情報を使いましょう。
自由研究の進め方③ 1945年8月に何があったのか調べよう
第二次世界大戦について調べる時は、1945年8月の出来事を年表にしてみる方法もあります。
- 1945年8月6日:広島に原子爆弾が投下される
- 1945年8月9日:長崎に原子爆弾が投下される
- 1945年8月15日:戦争終結の詔書がラジオで放送される
現在、8月15日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とされています。
「8月15日は何の日なのか?」
という疑問から自由研究を始めて、そこから広島や長崎、第二次世界大戦について調べていく方法もあります。
自由研究の進め方④ 昔と今を比べてみよう
小学生の自由研究で取り組みやすいのが、「比べる」方法です。
例えば戦争中と現在について、次のように比較できます。
| 比べること | 戦争中 | 現在 |
|---|---|---|
| 食事 | 配給や食料不足の影響を受けた | さまざまな食品を購入できる |
| 学校 | 戦争の影響を受けた | 学校で学ぶことができる |
| 家族との生活 | 疎開などで離れて暮らす子どももいた | 家族と暮らしながら通学する子どもが多い |
| 遊び | 物資が少ない中で工夫して遊んだ | さまざまなおもちゃや遊びがある |
表にすると、違いが分かりやすくなります。
ただし、戦争中の暮らしは地域や時期、家庭などによって異なります。
「戦争中は全員が同じ生活だった」と決めつけず、調べた資料をもとにまとめましょう。
自由研究の進め方⑤ 平和のためにできることを考えよう
戦争について調べたら、
「平和のために自分には何ができるだろう?」
と考えてみます。
小学生が一人ですぐに世界の戦争を止めることはできません。
しかし、平和について知ったり考えたりすることはできます。
例えば、
- 戦争について知る
- 家族と平和について話す
- 自分と違う考え方も聞いてみる
- 相手を傷つける言葉を使わない
- 困っている人がいたら助ける
- けんかをした時は話し合う
- 学んだことを周りの人へ伝える
など、身近なところから考えることができます。
ここでも「正しい答え」を探す必要はありません。
調べたことをもとに、子ども自身が考えたことを書くことが大切です。
「調べる前」と「調べた後」を比べてみよう
自由研究をさらに分かりやすくするなら、最初と最後に同じ質問をしてみましょう。
研究を始める前に、
「平和って何だと思う?」
と書きます。
そして調べ終わった後に、もう一度、
「平和って何だと思う?」
と考えます。
最初と最後で答えが変わっていたら、
「なぜ考えが変わったのか」
まで書いてみましょう。
単に調べた情報を並べるだけではなく、自分の考えの変化まで記録できる自由研究になります。
模造紙やノートへのまとめ方
自由研究をまとめる時は、次のような順番にすると分かりやすくなります。
- タイトル
- このテーマを選んだ理由
- 調べる前に考えた「平和とは何か」
- 調べた方法
- 戦争について分かったこと
- 戦争中と現在を比べた結果
- 平和のために自分ができると思ったこと
- 調べる前と後で考えがどう変わったか
- まとめ・感想
- 参考にした本や資料
写真や地図、年表、イラスト、比較表などを加えると、さらに読みやすくなります。
写真や資料を印刷するならプリンターのインクも確認しておこう
自由研究を模造紙やスケッチブックなどにまとめる場合、調べた資料や写真、地図、年表などを自宅のプリンターで印刷することもあります。
作り始めてから、
「インクがなくなった!」
となると、せっかくの作業が途中で止まってしまいます。
特にカラー写真やイラストを何枚も使う予定なら、自由研究をまとめ始める前にプリンターのインク残量を確認しておくと安心です。
純正インクだけでなく互換インクという選択肢もあるので、使っているプリンターのメーカーや型番に対応している商品を確認してみましょう。
※購入する際は、必ず使用しているプリンターに対応した型番か確認してください。
タイトルの例
タイトルに迷ったら、例えば次のようなものがあります。
- わたしが考える平和のためにできること
- 平和ってなんだろう?
- 戦争について調べて考えたこと
- 昔の子どもと今のわたしを比べてみた
- 戦争をくり返さないためにできること
- 8月15日から考える平和
低学年なら、難しいタイトルにする必要はありません。
子ども自身が「これを調べた!」と分かるタイトルにしましょう。
自由研究で気をつけたいこと
戦争を扱う資料には、子どもにとって刺激の強い写真や映像が含まれている場合があります。
特に低学年の場合は、大人が資料を事前に確認し、年齢に合った内容を選ぶことも大切です。
また、戦争にはさまざまな国や地域、人々が関わっています。
特定の国や民族の人々を一括りにして責めるのではなく、複数の資料を確認しながら学ぶようにしましょう。
まとめ|「自分はどう思った?」まで書いてみよう
「平和のためにできること」は、小学生でも取り組める自由研究テーマです。
戦争について知ることはもちろん大切ですが、調べた内容を書き写すだけで終わらせる必要はありません。
「知る前はどう思っていた?」
「調べて何を感じた?」
「これから自分にできることはある?」
そんな問いについて、自分の言葉で考えてみましょう。
戦争や平和という大きなテーマも、自分の生活と比べて考えることで、身近な自由研究へと変えることができます。


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