カレンダーに書かれている「二百十日」。
数字だけを見れば、 「にひゃくじゅうにち?」 と読みたくなるかもしれません。
しかし、二百十日の正しい読み方は、 「にひゃくとおか」 です。
では、なぜ「210日」と書いて「にひゃくとおか」と読むのでしょうか?
この記事では、二百十日の読み方から、言葉の意味、何の日なのか、2026年はいつなのかまでわかりやすく解説します。
二百十日の読み方は「にひゃくとおか」
「二百十日」は、
にひゃくとおか
と読みます。
| 漢字 | 読み方 |
|---|---|
| 二百十日 | にひゃくとおか |
「にひゃくじゅうにち」ではありません。
国立天文台でも、雑節のひとつとして「二百十日(にひゃくとおか)」と紹介されています。
なぜ「にひゃくじゅうにち」と読まないの?
ポイントになるのは、最後の「十日」です。
日本語では、月の日付を表すとき、
- 1日……ついたち
- 2日……ふつか
- 3日……みっか
- 4日……よっか
- 5日……いつか
- 6日……むいか
- 7日……なのか
- 8日……ようか
- 9日……ここのか
- 10日……とおか
- 20日……はつか
など、数字をそのまま音読みしない特別な読み方があります。
二百十日でも「十日」の部分を「とおか」と読むため、 「にひゃく+とおか」=「にひゃくとおか」 となります。
二百十日ってそもそも何?
読み方がわかったところで、次に気になるのが、
「そもそも何の210日?」
という疑問です。
二百十日は、立春から数えて210日目にあたる日です。
立春は、二十四節気のひとつ。 暦の上で春の始まりを表す節目です。
その立春を1日目として数えて210日目になることから、「二百十日」と呼ばれています。
二百十日は「雑節」のひとつ
二百十日は、二十四節気そのものではありません。
「雑節(ざっせつ)」 と呼ばれる季節の目印のひとつです。
雑節には、
- 節分
- 彼岸
- 土用
- 八十八夜
- 入梅
- 半夏生
- 二百十日
などがあります。
国立天文台では、雑節を二十四節気を補う季節の目印として説明しています。
二百十日はいつごろ?
二百十日は、現在のカレンダーでは9月1日ごろになります。
ただし、毎年必ず9月1日になるわけではありません。
立春から数えて210日目なので、その年の立春の日付などによって二百十日の日付も変わることがあります。
例えば、
| 年 | 二百十日 |
|---|---|
| 2025年 | 8月31日 |
| 2026年 | 9月1日 |
となっています。
そのため、 「二百十日=9月1日」と固定して覚えるより、「立春から数えて210日目」と覚える ほうが正確です。
二百十日はなぜ知られるようになったの?
では、立春から200日でも211日でもなく、なぜ「210日目」が特別なのでしょうか。
二百十日のころは、昔から風雨への警戒が必要な季節として意識されてきました。
特に農業では、稲が大切な時期を迎えるころと重なります。
国立天文台の暦Wikiでも、二百十日は立春から数えて210日目で、台風が近づく季節であること、さらに二百十日から二百二十日ごろは稲の花盛りにあたるため台風への注意が必要だったことが紹介されています。
そのため、二百十日は農業と深くかかわる季節の目安として伝えられてきました。
二百十日は「台風が来る日」なの?
二百十日というと、
「台風が来る日」
と説明されることがあります。
しかし、二百十日当日に必ず台風が来るという意味ではありません。
二百十日は9月1日ごろで、台風への警戒が必要になる季節と重なります。
昔の人にとって重要だったのは、
「210日目だけ注意すればいい」ということではなく、このころは風雨に注意する時期だと意識すること
だったと考えるとわかりやすいでしょう。
二百十日は「厄日」とも呼ばれる?
二百十日は、二百二十日とともに、昔から農家が風雨を警戒する日として知られてきました。
辞書などでは「農家の厄日」と表現されることもあります。
ここでいう「厄日」は、何か悪いことが必ず起こるという意味ではありません。
収穫を控えた大切な農作物が風雨の被害を受けないよう、 自然の変化に注意する時期として警戒されてきたということです。
二百二十日の読み方は?
二百十日と一緒に覚えておきたいのが、 「二百二十日」です。
こちらは、
「にひゃくはつか」
と読みます。
| 言葉 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 二百十日 | にひゃくとおか | 立春から数えて210日目 |
| 二百二十日 | にひゃくはつか | 立春から数えて220日目 |
「十日=とおか」 「二十日=はつか」 という日本語の日付の読み方が、そのまま名前に入っています。
二百十日と二百二十日は、どちらも風雨や農業との関係が深い言葉です。
二百十日は季語でもある
二百十日は、俳句では秋の季語としても使われます。
カレンダーではまだ暑さが残る9月初めごろですが、暦の上ではすでに秋。
さらに、二百十日という言葉には単なる日付だけではなく、風や嵐、農作物を気にかける季節感も含まれています。
言葉の読み方から調べ始めても、日本の暦や農業、天気、俳句まで話がつながっていくのが二百十日の面白いところです。
二百十日の読み方についてよくある質問
「二百十日」は何と読む?
「にひゃくとおか」と読みます。
「にひゃくじゅうにち」ではないの?
一般的には「にひゃくとおか」と読みます。「十日」の部分を「とおか」と読むためです。
二百十日は何から210日目?
立春を1日目として数えた210日目です。
2026年の二百十日はいつ?
2026年は9月1日です。
二百十日は毎年9月1日?
いいえ。9月1日ごろですが、年によって日付が変わることがあります。
二百二十日は何と読む?
「にひゃくはつか」と読みます。二百十日の10日後にあたる、立春から数えて220日目です。
まとめ|二百十日は「にひゃくとおか」と読む
二百十日の読み方は、 「にひゃくとおか」です。
「二百十」という数字だけを見ると「にひゃくじゅう」と読みたくなりますが、二百十日では「十日」を「とおか」と読みます。
そして二百十日は、立春から数えて210日目にあたる雑節です。
9月1日ごろにあたり、昔から稲作や風雨への警戒と深く結びついてきました。
たったひとつの言葉の読み方でも、
「なぜこの名前なの?」
と調べてみると、日本の暦や農業、台風、季節の文化まで見えてきます。
二百十日を見かけたら、 「にひゃくとおか。立春から210日目」 と覚えておきましょう。

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