
七夕の本来の意味って?
tekowaです。
七夕というと「織姫と彦星のロマンチックな日」という印象が強いですが、
実はもともと女性の手芸や芸事の上達を願う行事がルーツ。
それが「乞巧奠(きっこうでん)」です。
「乞巧奠(きっこうでん)」とは?
中国の伝統行事で、七夕の夜に針や糸、織物を神に供え、“技術の上達”を願う祭祀のこと。
特に女性が裁縫や書道などの“巧みさ”を願う儀式でした。
奈良〜平安時代には日本の宮中行事としても行われ、
現代の「短冊に願いを書く」風習へと形を変えていったのです。
儀式の内容はどんな感じだった?
乞巧奠では、織姫にあやかり、
- 色とりどりの糸を飾る
- 針を水に浮かべて“針供養”のように行う
- 琴や詩歌などの芸事も奉納
こうした「星に願いを届けるための儀式」が七夕の本来の形でした。
短冊に書くのは「願い」ではなく「上達の誓い」だった?
現在の短冊文化は江戸時代に庶民へ広がったもので、
当初は願いごとではなく、「勉強や芸事への決意表明」だったとも言われています。
そう考えると、願いごと+努力の誓いとして短冊に書くのも素敵ですね✨
伝統を知ると七夕がもっと楽しくなる!
ただロマンチックな日としてだけでなく、
「手を動かして努力すること」や「願いを込めて形にすること」に
思いを馳せてみるのも、七夕の楽しみ方の一つです。
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