延喜式とは?平安時代の“ルールブック”から見える七夕と食の歴史

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はじめに

tekowaです。

現代の私たちが「七夕にそうめんを食べる理由」をたどっていくと、ある書物に行きつきます。
それが――「延喜式(えんぎしき)」
名前は聞いたことあるけど、実際何なのか分からない……という方も多いはず。
この記事では、索餅との関係や七夕行事の背景から「延喜式」について、わかりやすくひも解いていきます。

延喜式ってなに?

延喜式とは、平安時代中期(西暦927年頃)にまとめられた、国家のルールや行事の手引き書
「延喜の治」と呼ばれる時代に編纂されたことからこの名がついています。

ざっくり言えば、「朝廷公認のマニュアル本」!

全50巻からなり、神事、衣食住、税制、宮中行事など、あらゆる決まりごとが網羅されています。
この中に、七夕や索餅に関する記述も登場します。

延喜式と七夕の関係

実は、七夕は元々中国から伝わった「乞巧奠(きこうでん/きっこうでん)」が起源。
この行事が日本で受け入れられ、宮中行事に昇華したことが記録されています。

延喜式の中では、七月七日に「索餅(さくべい)」を供えることが定められており
これが後のそうめん文化へとつながっていくのです。

延喜式でわかる、当時の“食”と文化

延喜式には、食材や供え物の詳細な規定がたくさん載っており、当時の「食」への意識の高さがうかがえます。

  • どんな材料を使うか
  • どう調理するか
  • 誰にどれだけ渡すか

まさに、「官僚的レシピ集」!
「索餅」のような行事食は、意味をもって人々に根づいていったのです。

現代の私たちへ

延喜式に書かれていたから…という理由だけでは、風習は続きません。
それが続いてきたのは、人の願いや祈りが込められていたから

七夕にそうめんを食べるという何気ない習慣も、
そのルーツをたどれば、深い歴史と文化がある――。
そう思うと、今年の七夕が少し特別に感じられるかもしれませんね✨

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