
tekowaです。
前回は、暑さ指数(WBGT)について、保育園でどんな風に確認しているかを紹介しました。今回はその続き。
実はこの「暑さ指数」、気温・湿度・日差しの強さだけじゃなく、「服装」や「持ち物」などでも加点されて、体にかかる負担が変わるんです!
服装やマスクも“暑さ指数”に影響⁉
保育現場では、子どもたちがどんな服を着ているか、帽子をかぶっているか、水筒を持ってきているかまでチェックしています。
以下のような加点があることをご存知ですか?
項目 | 加点の目安 | 理由 |
---|---|---|
長袖・長ズボン | +1~2 | 通気性が悪いと、体に熱がこもる |
マスク着用 | +1 | 呼吸時の熱がこもる |
帽子なし | +1 | 頭部から熱が逃げにくくなる |
黒い服 | +1 | 熱を吸収しやすい |
水筒なし | +1 | こまめな水分補給ができない |
【具体例】この日は水遊びOK?NG?
たとえば、気温25℃・湿度50%・日差し強めのある日。WBGTが26.5相当と仮定します。
マスク着用+長袖で+2されると28.5!
- → 園庭遊びは10~15分以内、水遊びも短時間、かつ水分補給必須!
- → 活動内容や服装の調整が求められます。
保育現場での工夫と連携
私たち保育現場では、次のような対応をしています。
- 朝の登園時に服装を確認。長袖や黒い服の場合は水遊びを避けることも
- 水筒持参・帽子の着用を確認
- 活動前には全体をストップさせて水分補給タイムをとる
- マスクは活動前に外すよう声かけ
こうした配慮を積み重ねることで、子どもたちの命と安全を守っているのです。
次回予告
次回は、熱中症には“3段階の重症度”がある!?というテーマでお届けします。
実際にうちの夫が「Ⅱ度」を経験したからこそわかったこと。保護者にも保育士にも知ってほしい「症状の見分け方」や「初期対応」のポイントを詳しく紹介します!
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