こんにちは、tekowaです。
前回は「ラーメンはなぜこんなに人々を魅了するの?日本食なの?中華料理なの?」と題し、ラーメンの歴史と魅力や中華料理なのか日本食なのかについてお話させていただきました。
今回はその第二弾で、日本人に今人気なラーメンはどんなものなのか、中国を含む海外の反応を調べていきたいと思います!
引き続き、ラーメンが好きな方、宜しければお付き合いください!
日本人に人気なお店の傾向
ついランのデイリーランキング(2月25日)より検証していきたいと思います。
この日のランキング結果は以下の通りでした。
1位 ラーメン二郎
2位 ラーメンショップ
3位 一蘭
4位 天下一品
5位 厚木家
6位 餃子の王将
7位 らーめん大
8位 無銘
9位 蒙古タンメン中本
10位 武蔵家
ついラン1位~10位のお店の特徴
1位 ラーメン二郎
二郎のラーメンはなんといってもその盛り付けのインパクト!
高く盛られたもやしとキャベツ、「ぶた」と呼ばれるチャーシューが麺を隠して見えなくするほどです。
スープはこってりと濃厚な豚骨スープ、麺は極太の平打ち麺でスープがよく絡みます。
一度食べたら脳裏に焼き付いて離れず、しばらくすると無性に再訪したくなるといわれる、不思議な魔力を持ったラーメンです。
2位 ラーメンショップ
1970年代から90年代にかけて、豚骨醤油ラーメンのフランチャイズチェーンである「ラーメンショップ」は、環七ラーメン戦争の時代と時を同じくするように爆発的に勢力を広げる。
特徴は、環七ラーメン戦争の時代に流行した、東京の醤油ラーメンの豚骨ダシを強くした東京豚骨とも呼ばれるスタイル。甘辛いタレであえた白ネギと赤身のプリプリした食べごたえ抜群のチャーシューをウリにしている店舗が多い。
3位 一蘭
一蘭のラーメンの特徴はなんといっても元祖「秘伝のたれ」。濃厚で天然のとんこつスープや特製生麺ももちろん特筆すべき項目ですが、一蘭と言えば真っ赤な秘伝のたれが目玉です。
この元祖秘伝のたれは唐辛子を基本とした30種類以上の材料を調合しており、まろやかな風味に仕上がるよう熟成させています。一蘭のラーメンの中央にトッピングされ、記述式のオーダー用紙で秘伝のたれの量を調整することもできます。
一蘭は他の店にはない元祖秘伝のたれ、濃厚で美味しいとんこつラーメン、そして唯一無二の味集中カウンターシステムで大人気のラーメン屋です。
4位 天下一品
天下一品と言えば、こってりラーメン。鶏ガラと野菜、合わせて11種類ほどの食材を長時間煮込んで作られるスープは、不透明のドロドロ系。スタミナ抜群で、野性味がガツンと感じられます。注文時、麺の種類、麺の固さやネギの量、ニンニクの有無を指定して、好みの味に仕上げるのがコツです。
また、透明感と醤油の茶色が印象的なあっさりラーメンもあります。背脂の有無も選べます。麺の小麦の味を味わいたいなら、こちらがおすすめです。
5位 厚木家
家系総本山吉村家直系店
家系ラーメンは横浜の「吉村家」が元祖であり、総本山と呼ばれています。全国には様々な家系ラーメンがありますが、吉村家で修行して暖簾分けが許された直系店舗は全国で8店のみです。厚木家はその吉村家の店主のご子息が経営しており、まさにその点でも直系の家系ラーメン店と言えるのではないでしょうか。
鶏油が浮く、煌びやかな家系直系ラーメン
スープが本当に美味しく、最後の一口まで飽きない味。家系特有の豚骨臭さやベタベタした感じはなく、醤油と豚骨のバランスがとても良い。太スレート固めの麺がスープによく合います。トッピングはシンプルにチャーシュー、のり、ネギ、ほうれん草。特に燻製風のチャーシューが特徴的で、スモーキーな味でがっつりとした肉感を味わえます。ほうれん草もシャキシャキで、一つ一つの具材にこだわりを感じる一品です。
6位 餃子の王将
北海道産小麦粉100%使用したという、もちっとした弾力あるなめらかな麺が豚骨の旨味を利かせた濃厚なスープと相性抜群にマッチする。
思っていた以上に食べ応えのある仕上がりで、こってり好きにも納得のたまらない醤油豚骨ラーメンが楽しめる。
7位 らーめん大
濃厚な豚骨背脂系のスープに、たっぷりの山盛り野菜、こだわりの極太麺を合わせるラーメン次郎の流れを組んだ、元祖“堀切系”を確立したラーメンブランド。
其の一、濃厚スープとガッツリ麺の堀切系
其の二、山のように盛られた野菜を無料トッピング
其の三、『ニンニク入れますか?』
上記が店のコンセプト
8位 無銘
「熟成練り醤油ラーメン」が売りのお店。この練り醤油がここの売りです。
真ん中になんだかよくわからない黒めの物体がありますが、これが練り醤油です。ぱっと見だとうまそうなのか良くわからない物体ですが、これがいい仕事をするようで、真ん中にある練り醤油を溶かさない限りは、ラーメンは結構薄味なようです。
とはいっても、このままでも味は薄めだけど出汁がしっかり出た、とろみのある濃厚薄味スープラーメンのようです。徐々に練り醤油を溶かしていくと段々味が変わるので、お客を飽きさせません!
ちなみにスープはとろみが強く、ポタージュ系に近く、もはやつけ麺のつけ汁か?というレベルのようです。
ですが、それも徐々に味が変わる仕組みや、深い味わいのおかげで飽きずに美味しく完食できます。麺も食べ応えがあって美味しく、全体的に新しい食べ物感のあるラーメンだそうです。
看板も出していない店なのも特徴です。
9位 蒙古タンメン中本
蒙古タンメン中本は、たびたびテレビや雑誌などのメディアでも取り上げられる人気店。その激辛ラーメンは、常連客を惹きつけて離しません。1968年に中本正氏が創業した「中国料理中本」の辛さを追求した味にほれ込んだ常連客「白根誠氏」が引き継ぎ、2000年に「蒙古タンメン中本」としてスタート。
蒙古タンメン中本は、本店が東京都板橋区にあるラーメンチェーンで、一味唐辛子をたっぷり入れた激辛スープが特徴。辛いもの好きから絶大な人気を得ている人気店です。22店舗どちらも休日のお昼時には行列ができるほどの人気で、たびたびテレビや雑誌などのメディアでも取り上げられている。中でもかなりの辛さがある「北極ラーメン」や「冷やし味噌ラーメン」には、メニューに注意書きがされているほどです。
10位 武蔵家
「武蔵家」は濃厚こってりな絶品ラーメンが自慢の人気ラーメン屋。武蔵家のラーメンの特徴はとにかく濃厚でこってりとしたスープであること。豚骨の旨味が大波になって押し寄せる、超濃厚スープがクセになると評判です。
濃厚スープのベースはゲンコツやガラなどの豚骨をじっくりと炊いたもの。トロリとした濃厚な動物系スープは家系の最大の特徴です。特に若い年齢層やインパクトのあるラーメンを好む男性から絶大な人気を得ています。
上位ランキングのものを独自に分類してみた
スープの材料(豚・鶏等)による分類
初めに様々な情報を元に、各ラーメン店のスープの特徴を分類してみました。
まず家系、二郎系、その他で分類してみましたが、あまりランキングされる特徴は洗い出されませんでした。そのため、次は豚骨スープ、鶏白湯スープ、その他に分類してみました。
すると、圧倒的に豚骨スープが人気なことがわかりました!
下記の表を見ると一目瞭然かと思います。
スープの濃度による分類
私が調べた感じでは、濃厚なスープなものが多かったです。
本当は食べてみて検証してみたいのですが、近くに店舗がない店も多いので色々と食レポなどを参考にまとめてみました。
これは濃厚じゃないよと思われる方もいらっしゃるかとは思いますがその辺はご容赦ください。
今回はスープに着目してみましたが、麺やトッピングについてもまた追々追記したいと思います。
海外の日本のラーメンに対する評価
ラーメンの本場、中華圏出身者の反応
まず、中華圏出身者の方々のコメントを紹介します。中国、香港、台湾出身の人たちは、日本のラーメンを食べたとき、どんなことに驚いたのでしょうか?
「一番驚いたのは、『ラーメンとご飯』がセットになっていること。もしくは『ラーメン+餃子』、または『ラーメン+ご飯+餃子』。どちらも中国では主食ですから、絶対に一緒に食べません。白米はおかずと一緒に食べるものですから、日本人はラーメンがおかずなの?って思いました(笑)。でも、実際に食べてみたら、ハマりますね……」(台湾/20代/女性)
炭水化物に炭水化物は日本人は当たり前にやりますよね。焼きそばパンは良い例ですね!でも中華圏出身者からすると少し異常に感じるようですね!
それと、中華圏では餃子は主食なんですよ!またいつか紹介できたらと思うのですが、本場では日本の餃子の皮よりも厚くてモチモチしています。
脱線しました。次のご意見です。
「スープが濃厚という点がすごい。中国の地元で食べていたラーメンはあっさり透き通ったスープが普通。日本はどろどろスープのラーメン屋さんが多くてびっくり」(中国/30代/男性)
日本のどろどろ系は本場の方も驚きなんですね!!
ラーメンの記事ばかり書いていたら私も食べたくなって、東京豚骨ラーメンを食べてきました。
私の小さかった頃はあれだけ背脂の浮いたラーメンってあんまり無かったと思うのですが、現在ラーメンは背脂の多いラーメンが人気なだけあってどろどろ系を出す店が多い気がします。
「なぜラーメン屋さんではお湯ではなくお水しか出ないのか……。温かい食べ物には白湯でしょう!」(香港/20代/男性)
想像の斜め上の解答でした…日本では当たり前のお冷や、この方には不評だったようですね…そしてもはやラーメンの味や見た目ではないという…
「音を立てることが失礼ではないこと。香港もラーメンは一般的に食べられていますが、音を立ててすする人はほとんどいません」(香港/20代/女性)
これも日本の当たり前が当たり前ではないパターンですね!日本食の麺類は基本音を立てて食べますもんね。
2歳の私の娘ですら、麺類はチュルチュル音を立てながら食べていますよ!
「日本人が“ラーメンは中華”と思っていることを知ったときに驚きました。だって、中国人にとってラーメンは日本食ですから!」(中国/20代/女性)
私も調べるまではラーメンは中華料理と頭の片隅にありました。
ラーメン、本場出身者から見ても独自の発展を遂げたラーメンは、中華料理とは似ても似つかない日本食と思っているんですね!
海外(本場中華圏出身者以外)の反応
種類が豊富
「日本のラーメンで驚いたことは、スープの種類の数です!カレーライスもそうですが、日本の定番料理はどんな具材を入れてもおいしいから大好きです。あと、初めて東京でラーメンを食べたときに、麺の硬さを選べることにびっくりしました」(イギリス人/20代/男性)
「しょうゆ、みそ、塩と味のバリエーションが多くて、どれもおいしい!特に、魚介系のラーメンがあることに感激しました。イタリアでは魚介ベースの料理が多いから、なじみのある味だなと思います」(イタリア人/30代/女性)
「やっぱり、いろんな種類がたくさんあることにびっくりしますね。僕はとんこつが好きで、インドの観光客にとっても『一蘭』は有名ですが、ほかのとんこつラーメン店ももっと知ってもらいたいと思っています」(インド/20代/男性)
「マレーシアでもラーメン屋さんはありますが、日本は店の数も多いし種類が多い。そしておいしい!」(マレーシア/30代/男性)
塩、醤油、味噌だけでなくだしも豊富な種類(豚骨に留まらず、魚介系など)でバリエーション豊かなことに驚かれているようです。麺のかたさも選べるのは嬉しいですよね!個人的に私はハリガネとかバリカタがすきです。
変わり種ラーメンがおもしろい
「衝撃的だったのはカレーラーメン。そんな新しい味のラーメン、自分の国にはなかったから驚きました」(タイ/40代/男性)
「果物が入っているラーメンがあること!レモンラーメンは意外とおいしかった」(インドネシア/30代/女性)
「トマトラーメンがあると聞いて最初は驚きましたけど、食べてみてめちゃくちゃおいしかったです。今はその店に通うくらいハマっています」(アメリカ/20代/男性)
カレーラーメンや果物ラーメン、トマトラーメンは好みが分かれそうですね!
ラーメン好きな方は知っている方もいるでしょうか?
ラーメン大好き小泉さん(2018年1月~3月放送)というアニメでは、王道の家系や二郎系はもちろんのこと、パイナップルをスープに使用したパパパパパインというラーメン屋さんも紹介されていました。(トマトラーメンやミドリムシのラーメンについても紹介されていました。)
このお店は他にも季節限定で他の果物のラーメンもやっているようなのでご興味のある方は挑戦されてはいかがだろうか?
尚、ラーメン大好き小泉さんは配信サイトでも見れるようなのでこちらも興味がある方は見てみて欲しいです。
食券システム
「首都のバンコクにも食券のあるお店がほぼないので、初めて日本に来た時、感動しました。でも、食券の買い方がわからなくてお店の人に聞きました」(タイ/20代/女性)
「基本的に日本語しか書いてないから読むのに一苦労。結局、店員さんを読んで質問することが多かった」(アメリカ/40代/女性)
日本人には当たり前のシステム、外国の方は戸惑うようですね…日本語しか書いていない…確かにそうでした。現代はグローバル社会。せめて英語が表記されていると外国人は助かりますよね。
ラーメン食べたら不健康?日本食のイメージと違う
「初めて食べたとき、しょっぱくてびっくりしました。コップの水をこっそり足しました(笑)。和食はヘルシーで健康的なイメージがあるのに、ラーメンはなぜこんなにしょっぱいんでしょう?」(スペイン/20代/男性)
「野菜がほとんど入っていないのに、肉や玉子が多い!ベトナムでは、フォーなどの麺類はほとんど大盛りの野菜と一緒に食べられているので、ラーメン好きな人たちはどうやって野菜を摂取しているのか気になります」(ベトナム/20代/女性)
「カロリーが高いから、ラーメンはおいしいけど食べないようにしています」(フランス人/30代/男性)
一般成人に勧められている1日の塩分摂取量は男性9g未満、女性7.5g未満とされていますが、日本高血圧学会は高血圧予防のために血圧正常の人にも1日6g未満を推奨しています。ラーメン一杯に含まれる塩分量は6g前後で、それだけで1日の塩分摂取量に相当します。ちなみに、うどんも同様に6g前後です。スープに含まれる塩分がその半分の3g以上を占めているため、ラーメンのスープを全部飲み干すと、それですでに1日の塩分量の半分を摂取したことになります。
このことからもわかるようにラーメンは味が濃いです。外国の方がしょっぱいと驚かれるのも無理はないでしょう。
野菜に関してはラーメンによるとしか言えませんね…二郎系はもやしやキャベツをてんこ盛りにするので野菜が少ないとは言い切れないと思います。
種類 | カロリー(1杯) |
家系ラーメン | 800kcal |
しょう油ラーメン | 479kcal |
とんこつラーメン | 500kcal |
味噌ラーメン | 507kcal |
塩ラーメン | 469kcal |
つけめん | 664kcal |
具材や背脂の量で前後するのですが、大まかにはこんな感じです。
成人男性の一日の摂取カロリー
成人女性の一日の摂取カロリー
ご自分の当てはまるところのカロリーを単純に3で割ってみましょう。
身体活動レベルとは身体活動レベルとは、運動や日常生活など1日にどのくらいの活動をしているかを表す指標で
となります。
例えば事務仕事の仕事をしている30代男性ならば活動レベルはⅠとなるので一日あたり2100kcalの摂取カロリーですから2300÷3≒767kcalとなり、家系ラーメン一杯でカロリーオーバーするという訳です。あくまでも個人の意見ですがカロリーが高いというのはこの外国人の意見は正しいかと思います。
まとめ
- 日本人に人気なお店の傾向は圧倒的に豚骨スープが人気で尚且こってり系が好き。
- ラーメンの本場、中華圏出身者の反応は
ラーメンとご飯、ラーメンと餃子等中華圏の方々には両方とも炭水化物があたりまえにセット販売されていることに驚いている。
スープが濃厚という点にも驚いている。中国ではあっさり系。
日本人が“ラーメンは中華”と思っていることにびっくりした。中国人にとってラーメンは日本食であり、中華料理ではない。 - 海外(本場中華圏出身者以外)の反応は
種類が豊富で変わり種が多い、日本食のイメージとは違って不健康そう
という意見でした。
いかがだったでしょうか?
調べてみてラーメンは奥が深いなあと思いました。また気になったことができたら調べてみようと思います!
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