10月も下旬になると、朝晩の空気がひんやりと感じられ、秋の深まりを実感する日が増えてきます。
木々の葉が色づき、冬の気配が少しずつ近づいてくる季節です。
そんな時期に使える時候の挨拶の一つが、「霜降の候(そうこうのこう)」です。
「霜降の候はいつからいつまで使えるの?」
「手紙の書き出しにはどう使えばいい?」
「保育園のおたよりにも使える?」
この記事では、2026年の霜降の期間を確認しながら、「霜降の候」の意味や使い方、手紙・ビジネス文書の例文、保育園や給食だよりに使いやすいやわらかい季節の挨拶を紹介します。
「霜降の候」はいつからいつまで使える?
「霜降の候」は、二十四節気の霜降にあたる時期に使う時候の挨拶です。
2026年の霜降は10月23日(金)です。
次の二十四節気である立冬は11月7日(土)なので、一般的な日付の区切りでは、10月23日から11月6日までが霜降の期間にあたります。
| 項目 | 2026年の日付 |
|---|---|
| 霜降の始まり | 10月23日(金) |
| 霜降の期間 | 10月23日〜11月6日 |
| 次の節気・立冬 | 11月7日(土) |
そのため、2026年に「霜降の候」を使うなら、10月23日から11月6日頃が目安です。
ただし、時候の挨拶は暦だけでなく、実際の季節感も大切にする表現です。
まだ暖かい日が続いている地域では、相手の住む地域の気候に合う言葉を選んでもよいでしょう。
「霜降の候」の読み方と意味
「霜降の候」は、「そうこうのこう」と読みます。
霜降は、霜が降り始める頃を表す二十四節気です。
「候」は、時節や季節を意味する言葉です。
つまり「霜降の候」は、秋が深まり、朝晩の冷え込みが強くなってくる季節を表す挨拶です。
手紙では、一般的に「拝啓」などの頭語に続けて使います。
たとえば、次のような書き出しです。
「拝啓 霜降の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
改まった印象があるため、取引先への手紙や案内状、目上の人への手紙などに使いやすい表現です。
霜降の候を使った手紙の書き出し例文
まずは、改まった手紙で使える例文を紹介します。
ビジネス文書に使える例文
拝啓 霜降の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
拝啓 霜降の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
拝啓 霜降の候、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
会社や団体宛てには「貴社ますますご清栄のことと」、個人宛てには「皆様にはますますご健勝のことと」など、相手に合わせて表現を選びましょう。
目上の人への手紙に使える例文
拝啓 霜降の候、いかがお過ごしでしょうか。
拝啓 霜降の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
拝啓 霜降の候、朝夕は肌寒さを感じる頃となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
相手との関係によっては、漢語調の「霜降の候」に、やわらかい問いかけを組み合わせても自然です。
「霜降の候」を使わない、やわらかい時候の挨拶
親しい人への手紙や、園だより・学級だよりなどでは、「霜降の候」よりも、日常の言葉で季節を表したほうが伝わりやすい場合があります。
霜降の頃なら、朝晩の冷え込みや紅葉、秋の終わりの景色などを取り入れると、自然な書き出しになります。
10月下旬〜11月上旬に使いやすい例文
- 朝晩の冷え込みに、秋の深まりを感じる季節となりました。
- 木々の葉が色づき、秋らしい景色が広がっています。
- 日ごとに秋が深まり、冬の気配を感じる頃となりました。
- 澄んだ秋空が気持ちのよい季節となりました。
- 朝夕は肌寒くなり、温かい飲み物が恋しい季節になりました。
地域によっては、10月下旬でも日中に暖かさが残ることがあります。
その場合は、「朝晩は涼しくなりましたが、日中はまだ暖かい日もありますね」など、実際の気候に合う表現にするとよいでしょう。
霜降の頃の手紙に使える結びの挨拶
手紙の最後には、相手の健康や今後の活躍を願う言葉を添えると、季節感のある文章になります。
改まった手紙の結び
- 朝夕冷え込む季節となりました。皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 秋冷の折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
- 季節の変わり目ですので、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
- 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
親しい人への手紙の結び
- 朝晩は冷えるようになってきたので、体に気をつけて過ごしてね。
- 秋のおいしいものを楽しみながら、元気に過ごしてください。
- 寒暖差のある季節なので、無理せず過ごしてくださいね。
- また会える日を楽しみにしています。
結びの言葉は、相手との関係や手紙の内容に合わせて選びましょう。
保育園のおたよりに使える霜降の挨拶例文
保育園のおたよりでは、難しい暦の言葉をそのまま使うよりも、子どもたちの姿や身近な自然と結びつけると、保護者にも季節の様子が伝わりやすくなります。
霜降の頃に使いやすい、やわらかい書き出しを紹介します。
例文① 朝晩の冷え込みを伝える
朝晩の空気がひんやりと感じられる季節になりました。日中は元気いっぱいに遊ぶ子どもたちも、登園時には少し肌寒さを感じる日が増えてきました。気温に合わせて衣服を調整しながら、秋の戸外遊びを楽しんでいきたいと思います。
例文② 紅葉や落ち葉を取り入れる
秋も深まり、園庭の木々や草花にも少しずつ季節の変化が見られるようになりました。子どもたちは落ち葉や木の実を見つけながら、秋ならではの自然に親しんでいます。これからも身近な発見を大切にしていきたいと思います。
例文③ 霜降という言葉を紹介する
10月23日は、二十四節気の「霜降」です。霜が降り始める頃を表し、秋の終わりが近づいていることを知らせる季節の言葉です。園でも朝の空気や草木の変化に目を向けながら、子どもたちと秋を楽しんでいきたいと思います。
例文④ 0〜2歳児クラス向け
朝晩は涼しくなり、秋の深まりを感じる季節になりました。戸外では、風に揺れる葉っぱを見つめたり、落ち葉に手を伸ばしたりと、子どもたちなりの発見がいっぱいです。一人ひとりの体調や気温に気を配りながら、心地よく過ごせるようにしていきたいと思います。
例文⑤ 給食だより向け
秋が深まり、柿やさつまいも、きのこなど、季節の食材が楽しみな頃となりました。給食でも旬の味覚に親しみながら、食べ物への興味を広げていきたいと思います。朝晩と日中の気温差がある時期ですので、食事や休息を大切にしながら元気に過ごしましょう。
なお、園庭の紅葉や子どもたちの活動など、実際に起きていないことをおたよりに書かないようにしましょう。
例文をそのまま使う場合も、その日の園の様子や子どもたちの姿に合わせて調整すると、より自然なおたよりになります。
霜降の時期に使える10月・11月の季節の言葉
「霜降の候」以外にも、10月下旬から11月上旬には、季節を表すさまざまな言葉があります。
| 表現 | 読み方 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| 秋冷の候 | しゅうれいのこう | 秋の冷え込みを感じる頃 |
| 錦秋の候 | きんしゅうのこう | 紅葉が美しい秋の頃 |
| 晩秋の候 | ばんしゅうのこう | 秋の終わりが近づく頃 |
| 立冬の候 | りっとうのこう | 立冬の節気にあたる頃 |
たとえば、霜降の時期でも紅葉がまだ進んでいない地域では、「錦秋の候」が実際の景色に合わない場合があります。
また、「立冬の候」は霜降の次の節気にあたる表現なので、2026年なら11月7日以降が目安です。
季節の言葉は、暦と相手の地域の様子を考えながら選ぶとよいでしょう。
「霜降の候」は11月7日以降も使える?
2026年は11月7日に立冬を迎えるため、暦の区切りに合わせるなら、「霜降の候」は11月6日頃までが目安です。
11月7日以降の改まった手紙では、「立冬の候」など、次の節気に合う表現を検討するとよいでしょう。
ただし、時候の挨拶は、日付が1日変わったら必ず書き換えなければならないというものではありません。
手紙を出す日や相手に届く時期、実際の気候も考慮して、自然な表現を選びましょう。
迷ったときは、「朝晩の冷え込みが増してまいりました」など、節気の名前を使わない挨拶にすると、時期のずれを気にせず使いやすくなります。
霜降の候を使うときの注意点
相手の住む地域の気候に合わせる
日本は南北に長く、10月下旬から11月上旬の気候も地域によって異なります。
霜降の時期でも暖かさが残る地域では、強い冷え込みを前提にした表現が合わないことがあります。
相手の地域の気候を考えながら、季節の言葉を選びましょう。
改まった手紙と親しい人への手紙で使い分ける
「霜降の候」は、改まった印象のある漢語調の挨拶です。
ビジネス文書や案内状には使いやすい一方、親しい人への手紙では少し硬く感じられることもあります。
相手との関係に合わせて、やわらかい言葉に言い換えても構いません。
おたよりでは、実際の子どもたちの姿を大切にする
保育園のおたよりに季節の言葉を使う場合は、暦の説明だけで終わらせず、実際の活動や子どもたちの姿と結びつけると伝わりやすくなります。
「霜降だから落ち葉がいっぱい」と決めつけるのではなく、園庭や散歩先で見られた自然の変化を取り入れてみましょう。
まとめ|霜降の候は2026年10月23日〜11月6日頃が目安
「霜降の候」は、秋が深まり、霜が降り始める頃に使う時候の挨拶です。
2026年は、10月23日から11月6日頃が使用時期の目安になります。
改まった手紙では「拝啓 霜降の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます」などの形で使えます。
一方、親しい人への手紙や保育園のおたよりでは、「朝晩の冷え込みに、秋の深まりを感じる季節となりました」など、やわらかい表現もおすすめです。
暦の言葉と実際の季節感を大切にしながら、相手に伝わる挨拶を選んでみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 「霜降の候」は何と読みますか?
「そうこうのこう」と読みます。秋が深まり、朝晩の冷え込みが強くなってくる頃を表す時候の挨拶です。
Q. 2026年の「霜降の候」はいつから使えますか?
2026年10月23日からが目安です。次の節気である立冬の前日、11月6日頃まで使えます。
Q. 「霜降の候」はビジネスメールでも使えますか?
使えます。ただし、日常的な業務メールでは時候の挨拶を省略することも多いため、文書の目的や相手との関係に合わせて判断しましょう。
Q. 保育園のおたよりに「霜降の候」を使ってもいいですか?
使えますが、保護者に親しみやすく伝えたい場合は、「朝晩の冷え込みに、秋の深まりを感じる季節となりました」などのやわらかい表現もおすすめです。
Q. 霜降の時期が過ぎたら、どんな挨拶を使えばいいですか?
2026年11月7日以降は「立冬の候」などが候補になります。実際の気候に合わせて、「冬の訪れを感じる季節となりました」などの表現を使ってもよいでしょう。


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