熱中症にご注意を!熱中症を予防するために注意するべき点は?

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こんにちは、tekowaです。

毎日暑い日が続いていますね。私の住む地域では毎日30℃を超える日が続いています。今回は熱中症で幼い子が命を落としたというニュースを見かけ、熱中症の対策や予防方法を調べてみました。

今回私が見かけた記事はこちら

2022/07/30 13:32
熱中症か 車内で1歳児死亡 2歳児は意識不明の重体… 一緒にいた母親「スマホ操作していた」
きのう神奈川県厚木市の公園の駐車場で、車の中で熱中症になったとみられる1歳の男の子が死亡した。

警察などによると、きのう午後5時ごろ、厚木市にある「ぼうさいの丘公園」の駐車場で20代の母親から「子どもがぐったりしている」と通報があった。車内にいた2歳の女の子と1歳の男の子が病院に搬送されたが、男の子が死亡し、女の子も意識不明の重体。

 公園の管理者によると、車が1時間以上エアコンをつけていなかったという目撃情報もあるという。警察の事情聴取に、母親は「公園に遊びに来たが子どもたちが寝ていたので一緒に車内にいた。スマホを操作していた」と話しているという。

 きのう厚木市の隣の海老名市では最高気温が33.1度だった。(ANNニュース)

熱中症か 車内で1歳児死亡 2歳児は意識不明の重体… 一緒にいた母親「スマホ操作していた」 | 国内 | ABEMA TIMES

熱中症とは

まず、そもそも熱中症とはどのような症状のことをいうのでしょうか?おさらいしておきましょう。

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。

 重症度によって、次の3つの段階に分けられます。

Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
大量の発汗
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
意識障害、けいれん、手足の運動障害
高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

「熱中症について」:みんなの医療ガイド | 公益社団法人全日本病院協会 (ajha.or.jp)

上記が熱中症の症状です。暑い場所にいるときにはこのような症状がないかセルフチェックしましょう。
また、皆さんは熱中症警戒アラートという言葉は聞いたことがありますか?

熱中症警戒アラートとは

熱中症予防のための新たな情報発信「熱中症警戒アラート」

環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、 令和2年7月から関東甲信地方で、「熱中症警戒アラート(試行)」の発表を実施しました。令和3年4月下旬からは全国を対象に、運用を開始します。

「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。

背景

近年、熱中症による死亡者数・緊急搬送者数は著しい増加傾向にあり、気候変動等の影響を考慮すると熱中症対策は極めて重要な課題です。 これまで、気象庁の高温注意情報や環境省の暑さ指数(WBGT)等によって国民に注意を呼びかけてきましたが、 令和2年度からは、環境省と気象庁が連携して、より効果的な予防行動へ繋げるための新たな情報提供を検討し、実施することになりました。

発表の基準と方法

熱中症リスクの極めて高い気象条件が予測された場合に、予防行動を促すための広く情報発信を行うため、 発表には熱中症との相関が高い「暑さ指数」を用います暑さ指数の値が33以上と予測された場合、気象庁の府県予報区等を単位として発表します。 また、発表内容には、暑さ指数の予測値や予想最高気温の値だけでなく、具体的に取るべき熱中症予防行動も含まれていることが特徴です。

情報の伝達イメージ

「熱中症警戒アラート」は令和3年度より、従来の気象庁の高温注意情報に置き換えられます。 気象庁の発表する、他の防災情報や気象情報と同じように、関係省庁や地方自治体、報道機関や民間事業者へ向けて配信されます。

アラート発表時の熱中症予防行動の例

  • 不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する。
  • 高齢者、子ども、障害者等に対して周囲の方々から声かけをする。
  • 身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し、行動の目安にする。
  • エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期する。
  • のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する。

引用:環境省熱中症予防情報サイト – 熱中症警戒アラート (env.go.jp)

暑さ指数とは

暑さ指数とは?
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

暑さ指数の使い方
暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。

日常生活に関する指針

環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは? (env.go.jp)

※1 28以上31未満、※2 25以上28未満を示します。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より

運動に関する指針

環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは? (env.go.jp)

※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など

(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より

環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは? (env.go.jp)

熱中症の対策

熱中症を予防するには、次のようなことに気をつけましょう。

○ 暑さを避ける
 外出時にはなるべく日陰を歩く、帽子や日傘を使うなど。
 家の中では、ブラインドやすだれで直射日光を遮る、扇風機やエアコンで室温・湿度を調整するなど。

○ 服装を工夫
 理想は、外からの熱の吸収を抑え、体内の熱をスムーズに逃がす服装。
 素材は、吸収性や通気性の高い綿や麻などがいいでしょう。
 また、熱がこもらないよう、襟ぐりや袖口があいたデザインもおすすめです。
 ちなみに、薄着のほうが涼しいとはいえ、インナーを着たほうが肌とインナー、インナーとアウターの間に空気の層ができ、
 外からの熱気を遮断してくれます。

○ こまめな水分補給
 暑い日には知らずしらずのうちに汗をかき、体内の水分が失われているもの。のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう。
 ただし、コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません。
 また、汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われます。水分補給だけではなく、ミネラルも補給するようにしましょう。
 ちなみに、スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、糖分が多いのが欠点。飲み過ぎには注意が必要です。
 ミネラルを補給するには、麦茶などのほうがいいでしょう。

○ 暑さに備えた体作り
 ウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法の一つです。
 日頃から暑さに身体を慣らしておきましょう。

「熱中症について」:みんなの医療ガイド | 公益社団法人全日本病院協会 (ajha.or.jp)

もし熱中症になってしまったら~応急処置~

熱中症の判断と応急処置
これって熱中症? 
判断基準
 気温や湿度が高い環境のなかで、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、けいれんがある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱いなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。
 なかでも、高体温、汗をかいていなくて触ると熱い、ズキンズキンとする頭痛、めまいや吐き気、意識障害がある場合は、重症です。

熱中症の応急処置
 熱中症が疑われる場合は、次のような応急処置を行いましょう。

  1. 涼しい環境に移す
    風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内に
  2. 脱衣と冷却
    衣類を脱がせて、体内の熱を外に出します。さらに、露出させた皮膚に水をかけ、うちわや扇風機などで仰いだり、氷嚢で首やわきの下、太ももの付け根を冷やし、体温を下げます。
  3. 水分と塩分を補給する

冷たい水、特に塩分も同時に補える経口補水液やスポーツ飲料などを。ただし、意識障害がある場合は水分が気道に流れ込む可能性があります。また、吐き気や嘔吐の症状がある場合には、すでに胃腸の動きが鈍っていると考えられるので、口から水分を入れることは避けましょう。

こんなときには医療機関に!
 熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
 意識がある場合は、前述の応急処置を行います。
 ただし、水分を自力で摂れない場合は、医療機関へ。
 また、水分を自分で摂れ、必要な応急処置を行ったものの、症状が改善しない場合も、医療機関に行きましょう。

病院での治療方法
 第一は、身体を冷やすこと。氷枕や氷嚢などを用いて熱や炎症を取り除く 「冷却療法」が行われます。
 さらに、脱水症状などで水分や塩分、栄養素が不足している場合は、点滴でそれらを補います。

こんな人は特に注意!
 乳幼児や高齢者は、熱中症を起こしやすいもの。暑い日や湿度の高い日には特に気をつけましょう。
 まずは、乳幼児。大人よりも新陳代謝が活発で体温が高く、体外に汗を出す汗腺の発達が未熟のため、乳幼児は体温のコントロールがうまくできません。そのため、外出時には水分補給や服装に気をつけてあげましょう。顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときには、すぐに涼しい場所に移動を。

また、年をとると体内の水分割合が少なくなります。さらに高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいもの。そのため高齢者は熱中症になりやすいのです。加えて、心機能や腎機能が低下していると、熱中症になった時の症状が重くなりやすいという傾向もあります。
 このほか、運動に慣れていない運動部の一年生、肥満の人、寝不足や疲れなどで体調が悪いとき、二日酔いや下痢などで体内の水分が減っているときも、熱中症が起こりやすくなります。ちなみに、肥満の人に起こりやすいのは、皮下脂肪が多いと体内の熱が外に逃れにくくなるからです。

「熱中症について」:みんなの医療ガイド | 公益社団法人全日本病院協会 (ajha.or.jp)

まとめ

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。

アラート発表時の熱中症予防行動の例として

  • 不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する。
  • 高齢者、子ども、障害者等に対して周囲の方々から声かけをする。
  • 身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し、行動の目安にする。
  • エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期する。
  • のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する。

ことが大切。

熱中症を予防するために以下のことに気をつける。

  • 暑さを避ける
  • 服装を工夫
  • こまめな水分補給
  • 暑さに備えた体作り

熱中症かなと思ったら、以下のような処置をする。

  • 涼しい環境に移す
    風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内に
  • 脱衣と冷却
    衣類を脱がせて、体内の熱を外に出します。さらに、露出させた皮膚に水をかけ、うちわや扇風機などで仰いだり、氷嚢で首やわきの下、太ももの付け根を冷やし、体温を下げます。
  • 水分と塩分を補給する

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