こめおはなぜ割烹こめをの閉店を選んだ?営業再開ではなく店を閉じると決断した理由

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2026年10月1日、こめおさんが自身の手がける「割烹こめを」を閉店すると発表しました。

割烹こめをは、8月に開催された麻布十番納涼まつりで提供した「冷やし蟹ラーメン」による集団食中毒を受け、9月に7日間の営業停止命令を受けていました。

ただし、行政から命じられたのはあくまで一定期間の「営業停止」です。

それなら、

  • 営業停止が終わったあとに再開する選択肢はなかったの?
  • こめおさんはなぜ閉店まで決断した?
  • 最初から閉店すると決めていた?
  • 何が最終的な決断につながった?

と気になった方もいるのではないでしょうか。

実際、こめおさんは9月の時点では将来的な営業再開の可能性も残していました。

それが10月1日には「割烹こめをを閉店する」という判断へ変わっています。

この記事では、本人が明らかにした内容をもとに、営業停止から閉店決断までの心境の変化を整理します。

こめおはなぜ割烹こめをを閉店することにした?

こめおさんは10月1日の発表で、今回の食中毒について何度も自分自身と向き合ってきたと説明しています。

そこで考えたのが、単に「なぜ食中毒が起きたのか」ということだけではありませんでした。

料理を提供する立場として、本当に客の命や健康に向き合えていたのか。

そして、飲食店を経営する人間として負う責任とは何なのか。

今回の出来事を振り返る中で、自身の未熟さや認識の甘さ、経営者としての責任の重さを痛感したとしています。

そのうえで、「割烹こめを」という店をこのまま続けることはできないと判断し、閉店を決めました。

9月時点では営業再開の可能性も残していた

今回の閉店は、食中毒が発覚した直後から決まっていたわけではありません。

割烹こめをは食中毒の発生を受け、9月3日から7日間の営業停止命令を受けました。

その後も店舗は営業を休止していましたが、9月時点では、営業再開するか閉店するかについて最終的な結論は出ていませんでした。

こめおさん自身も当時、仮に現在の店を閉じることになったとしても、いつか再び客の前に立ちたいという趣旨の考えを示しています。

つまり、食中毒発生直後から、

「もう料理人を辞める」「店は絶対に閉める」

と決めていたわけではありません。

営業休止を続けながら、今後について考えていたことが分かります。

10月2日の取材で語った「厨房に立つ資格がない」という判断

閉店発表翌日の10月2日、こめおさんはテレビ朝日の取材に応じています。

そこで、閉店を決断した理由について、自分自身が店の厨房に立つ資格がないと考えるようになったという趣旨を説明しました。

これは行政から「料理人を続けてはいけない」と判断されたという意味ではありません。

あくまで、今回の食中毒を受けて、こめおさん自身がそう考えたということです。

行政による営業停止処分と、本人による閉店判断は分けて考える必要があります。

食中毒になった1歳児の保護者との連絡も転機に

10月2日の取材では、閉店を考えるうえで大きな出来事となった話も明らかになっています。

こめおさんは、今回の食中毒で体調を崩した1歳児の保護者と連絡を取ったと説明しています。

そこで、子どもが発熱して苦しんでいたことや、その姿を見守った家族の不安について聞いたといいます。

こめおさん自身も、もし自分に子どもがいたら非常に怖い状況だと改めて考えたという趣旨を話しています。

食中毒の「患者数」という数字だけではなく、実際に体調を崩した一人ひとりや、その家族がいることを直接知ったことが、今回の事態を改めて考えるきっかけになったとしています。

実は「以前のように営業できる未来」も考えていた

今回の取材で特に注目したいのが、こめおさんが営業再開についても考えていたことです。

こめおさんは、心のどこかでは以前のような通常営業へ戻れる未来を想像していた部分があったと明かしています。

さらに、店を失うことへの怖さもあったと話しています。

2023年から続けてきた自分の店です。

食中毒が起きたからといって、迷うことなく即座に閉店を決めたわけではなかったことが分かります。

営業を再開したい気持ちと、今回の事案への責任をどう考えるのか。

その間で葛藤していたことを本人が説明しています。

最終的には「区切りをつける」と閉店を決断

営業再開する未来も考えていた一方、最終的にこめおさんが選んだのは「割烹こめを」の閉店でした。

10月2日の取材では、今回の事案について区切りをつけなければならないと考え、日々葛藤した末に閉店を決断したという趣旨を説明しています。

つまり今回の流れを整理すると、

  1. 食中毒が発生する
  2. 行政から7日間の営業停止命令を受ける
  3. 営業停止期間終了後も店舗を休止する
  4. 営業再開する未来も考える
  5. 患者や家族への影響について改めて向き合う
  6. 料理人・経営者としての責任を考える
  7. 割烹こめををこのまま続けることはできないと判断
  8. 10月1日に閉店を正式発表

という経緯になります。

「営業停止になったから閉店」ではない

今回のニュースを見る際に、最も整理しておきたいのがこの点です。

割烹こめをは、行政から閉店を命じられたわけではありません。

食中毒を受けて行われた行政処分は7日間の営業停止です。

営業停止期間が終了したあとも店舗側が営業を休止し、最終的にこめおさん自身が閉店を決断しています。

そのため、

「食中毒を起こしたから行政に店を閉めさせられた」

という理解は正確ではありません。

行政処分としての営業停止と、事業者による閉店という2段階があったことになります。

閉店すれば食中毒への責任は終わる?

では、店を閉めれば今回の食中毒への対応も終了するのでしょうか。

こめおさん本人は、そのようには考えていないと説明しています。

10月1日の発表では、閉店することで今回の出来事をなかったことにするわけではなく、閉店すれば責任を果たしたことになるとも考えていないとしています。

体調を崩した人への対応を含め、今後も今回の事案と向き合っていく意向です。

10月2日の報道では、食中毒患者に対する見舞金の支払い案内を進めているほか、直接謝罪することも検討していると伝えられています。

店舗を営業するかどうかと、被害を受けた人への対応は別の問題です。

別店舗「かにを」は営業を続ける予定

割烹こめをを閉店する一方、こめおさんが関わる別店舗「かにを」については、10月2日時点で営業を続ける予定と報じられています。

そのため、今回の判断は「こめおさんが関係する飲食事業をすべて終了する」というものではありません。

ただし、こめおさん自身は現在、「かにを」の現場に立つことは考えていないと説明しています。

経営への関わり方についても協議中とのことです。

割烹こめをの閉店、別店舗の営業、そしてこめおさん本人が料理人として現場に立つかどうかは、それぞれ分けて考える必要があります。

元品質管理の視点|食中毒後は「再発防止を続けられる仕組み」が重要

私は以前、飲料メーカーの品質管理で微生物検査に携わり、その前には弁当製造の現場でも働いていました。

食品を扱う現場で問題が発生したとき、重要なのは「反省しました」で終わらせることではありません。

何が起きたのかを確認し、必要な対策を決め、それを実際の現場で継続できる状態にする必要があります。

例えば飲食店では、

  • 原材料の管理
  • 従事者の健康・衛生管理
  • 加熱や冷却の管理
  • 食品の保存温度
  • 器具の洗浄・消毒
  • 交差汚染の防止
  • 衛生管理の記録

など、さまざまな管理を積み重ねます。

そして、再発防止策は一度実施すれば終わりではありません。

営業を続ける限り、日々同じ水準で実施できる仕組みにすることが大切です。

今回の割烹こめをでは、行政による営業停止期間が終了したあとも休業が続き、最終的には店舗を閉じるという判断になりました。

これは行政が決めた「営業停止期間」と、店舗側が考える「今後この店を続けられるか」という判断が別であることを示す事例でもあります。

閉店決断までの心境を時系列で整理

時期状況・本人の考え
8月22日・23日麻布十番納涼まつりで冷やし蟹ラーメンを提供
8月下旬体調不良の訴えが相次ぎ、保健所が調査
9月3日サルモネラ属菌による食中毒として行政処分
9月3日~9日割烹こめをに7日間の営業停止命令
9月営業再開・閉店を含めて今後を検討
営業停止終了後すぐに営業再開せず休止を継続
10月1日割烹こめををこのまま続けることはできないと判断し、閉店を発表
10月2日営業再開への思いもあった一方、葛藤の末に閉店を決断した経緯を取材で説明

まとめ|こめおは営業再開も考えた末に「割烹こめを」閉店を選択

こめおさんは2026年10月1日、「割烹こめを」を閉店すると発表しました。

しかし、食中毒発生直後から閉店すると決めていたわけではありません。

9月には営業再開の可能性も残しており、10月2日の取材でも、以前のように営業できる未来を想像していた部分があったことを明かしています。

一方、今回の食中毒によって体調を崩した人や家族への影響を知り、料理人・経営者としての責任について考える中で、自分自身が厨房に立つことや、この店を続けることについて改めて向き合ったとしています。

そして葛藤の末、「割烹こめを」をこのまま続けることはできないと判断し、閉店を選びました。

今回の閉店は行政による「閉店命令」ではなく、7日間の営業停止処分を経たあとに、こめおさん自身が決断したものです。

また、閉店後も食中毒患者への対応を続ける意向が示されています。

こめおさん自身は一度料理人として立ち止まるとしており、今後の活動については新たな発表を待つ必要があります。

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