「サンマって、こんなに高い魚だったっけ?」
2026年秋、スーパーや鮮魚店のサンマ価格を見て驚いた人も多いのではないでしょうか。
東京都内では、大型の生サンマが1匹480~700円ほどで販売される例が報じられています。
さらに地域や時期によっては、1匹1,000円を超えるケースまで出ています。
かつては庶民的な秋の味覚というイメージが強かったサンマ。
2026年は「高級魚」になってしまったのでしょうか。
2026年はサンマ1匹700円のケースも
2026年9月、東京都内ではサンマが1匹480~700円ほどで店頭に並ぶ例が報じられました。
もちろん、全国すべてのスーパーで700円というわけではありません。
魚体のサイズや店舗、産地、仕入れ日などによって価格は変わります。
しかし、以前のサンマの価格感覚からすると、かなり高い水準です。
福岡では1匹1,000円以上の例も
さらに驚く価格も出ています。
9月初旬の福岡市の市場では、北海道産サンマが1匹1,000円、中には1,300円という例も報じられました。
ただし、こうした高価格の事例だけを見て「2026年のサンマの全国平均価格は1,000円」と考えるのは誤りです。
サンマはサイズや流通地域によって価格差があります。
あくまで一部で非常に高い価格がついている例として見る必要があります。
豊洲の卸値は前年の3.3倍
高値は小売店だけの問題ではありません。
豊洲市場では、8月中旬から9月上旬の生サンマ平均卸値が1kgあたり約3,645円。
前年同期の約3.3倍まで上昇しています。
小売店が高く販売しているというより、仕入れ段階からサンマが高くなっているのです。
なぜ2026年のサンマはこんなに高い?
大きな原因は水揚げの少なさです。
2026年は北海道などでサンマの水揚げが低調となりました。
市場への供給量が少ない一方、秋になるとサンマを求める需要は高まります。
その結果、卸売段階から価格が上昇しています。
「高いのに小さい」という問題も
2026年のサンマは、価格だけが問題ではありません。
市場によっては小ぶりな魚が主体となっています。
鮮魚店からは、細いサンマを高値で販売することへの難しさを指摘する声も出ています。
消費者にとっても、1匹数百円を払うなら大きく脂ののったサンマを選びたいところ。
価格と魚体のバランスが、2026年の販売を難しくしています。
サンマは本当に「高級魚」になった?
「高級魚」という言葉に明確な価格基準があるわけではありません。
そのため、2026年の価格だけを見て、サンマが正式に高級魚になったと断定することはできません。
ただ、1匹数百円から場合によっては1,000円を超える価格になれば、日常的に買いやすい魚とは感じにくくなります。
庶民的な秋の味覚という従来のイメージと、実際の店頭価格とのギャップが大きくなっているのは確かです。
2025年は比較的サンマが豊富だった
2026年の高さが目立つ理由には、前年との違いもあります。
2025年はサンマの水揚げが比較的好調でした。
その翌年となる2026年は一転して水揚げが低調。
そのため、前年同期比で見ると価格上昇が非常に大きくなっています。
9月には漁獲が少し回復
ただし、今後もずっと現在の価格が続くと決まったわけではありません。
9月に入ると、北海道ではサンマの漁獲がやや回復する動きも出ています。
札幌市場では8月より入荷が増え、価格が下がりました。
三陸でもサンマの水揚げが始まっています。
今後さらに供給量が増えれば、価格が下がる可能性もあります。
それでも販売現場ではまだ高い
漁獲に回復の兆しが出ても、量販店などが求める価格水準にはまだ届いていません。
そのため、水産業界では高値によって販売が苦戦している状況も報じられています。
「獲れ始めた」という情報だけで、すぐにスーパーのサンマが安くなるわけではないのです。
買うならサイズと価格を一緒に確認
2026年のサンマを購入するときは、値段だけでなく魚体も確認したいところです。
同じ1匹でも、大きさや太さによって食べられる部分の量は変わります。
生サンマが高い場合は、冷凍品や干物などと比較するのもひとつの方法です。
旬だからと無理に高い商品を買うのではなく、その日の入荷状況を見ながら選ぶとよいでしょう。
まとめ
2026年のサンマは、東京都内で大型1匹480~700円ほどで販売される例があり、地域によっては1,000円を超えるケースも出ています。
豊洲市場の生サンマ平均卸値も1kgあたり約3,645円と、前年同期の約3.3倍です。
背景には、北海道などでの水揚げ減少があります。
「高級魚」という言葉に明確な基準はないため、サンマが高級魚になったと断定することはできません。
しかし、庶民的な秋の味覚として気軽に買える価格から遠ざかっていると感じる人が増えるのも無理のない水準です。
一方、9月には漁獲がやや回復する動きも出ています。
これから水揚げが増え、秋が深まる中で価格がどう変化するのか引き続き注目です。


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