こんにちは、tekowaです。
梅雨も早々に開け、毎日暑い日が続いていますね。
この土日は暑くて、娘は庭でプールに入っていました。
今日は雨が降ってきても、屋根付きの小さい子用プールなので楽しそうに水遊びしてました。
皆さんはこの土日、どう過ごされましたか?
私は娘の相手をしつつ、来週に向けて娘の甚兵衛を作ったり週末の買い出しをして過ごしました。
(娘、去年よりも結構背が伸びて、偏食は相変わらずですが少しずつ食べる食材が増えてきたので、ふくよかになってきて去年の甚兵衛が何となくキツそうです…服は大きめに作ってるので丁度いい感じですが。)
ところで皆さんもそうだと思うのですが、暑くなってくると長時間外で過ごすのがツラくて、休みの日には冷房の効いた部屋で過ごすことも多いのではないでしょうか?
我が家は超汗っかきの娘、暑がり夫、体力に自身のない体弱めの私、暑がりネコーズ(夏はライオンカットのペルシャと毛の密度高めスコティッシュの二匹)というメンバーなのでエアコン必須です。
今回はこの冷房に使い方について、気になる記事を見つけたので、見ていきたいと思います。
冷房の設定温度28℃は間違い!?
今回見つけた気になる記事というのはこちらです。
gooいまトピより
「冷房の設定温度28℃」は間違い。勘違いしないで!!→ネット民「もっと広めて欲しい」「わかってない人が多い」
各地で猛暑が続き、熱中症で病院に搬送される人が激増しています。熱中症対策に最も有力なのがエアコンですが、「エアコンの設定温度は28℃に」というキャッチコピーをよく聞きます。でも28度に設定していてもエアコンのパワーや部屋の広さ、部屋にいる人数などによっては28度まで下がらないことが多々ありますよね。Twitterでは、こんなツイートが注目されています。
人が死なない防災さん (@bosai_311) は「誤解している人も多い」として、「冷房の設定温度28℃は間違いで、室温が28℃以下になるように冷房の温度を設定してください」と注意喚起しています。「快適な温度は人によって違いますので、28℃という数字に囚われず、自分の過ごしやすい温度まで下げてください」「引き続き熱中症に厳重警戒を!!」とのことです。
(中略)
そもそも、「室温28度」というのは、平成17年に環境省がクールビズを開始する際に定めた室温の目安だそう。クールビズとは、「エアコンの冷房に頼りすぎず、服装等の工夫で快適に過ごそう」というキャンペーンのこと。「エアコンの設定温度は28度」は誤りで、正しくは、「エアコン使用時の室内温度は28度」です。誤った認識のままエアコンの設定温度を28度にしていると、熱中症になってしまう可能性があります。熱中症を避ける意味でも、我慢をせず快適だと感じる温度まで下げることが大切です。
そもそもクールビズとは?
上の記事で少し触れてありましたが、クールビズとはどのような取り組みなのでしょうか?
環境省のホームページを閲覧し、驚きの事実が発覚しました。
一部引用したので御覧ください。
環境省ホームページより
■ 概 要
クールビズは、適切な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組んでいただくことで、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2を図るものです。
昨年同様、地域による気候の違い等を踏まえ、政府が全国一律の実施期間の設定を行うことはしませんので、各地域の状況、日々の気温、それぞれのワークスタイルや仕事環境等に応じて、適正な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装の取組をお願いいたします。
環境省としては、例えば東京においては、例年5月から9月は夏日が月の半数以上(参考参照)であることを踏まえ、この期間(5月~9月末まで)に集中的に呼び掛けを行います。
環境省では、クールビズの実施を始めとして、住宅の断熱化や太陽光パネルの設置、省エネ家電への買換え、EV等の電動車の導入、ワンウェイプラスチックや食品ロスの削減など、脱炭素型のライフスタイルへの転換を呼び掛けていきます。
具体的な行動の実践に当たっては、衣食住・移動・買い物など日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリットをまとめた「ゼロカーボンアクション30」も参照ください。
【クールビズとは】
地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から政府が提唱する、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル。
室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を呼び掛けています。軽装以外の取組としては、省エネ型エアコンへの買換え、西側の日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなどを推奨しています。
【ゼロカーボンアクション30とは】
日常生活において取り組むことのできる具体的な脱炭素化のための30項目の行動の選択肢と、暮らしを脱炭素化することによる様々なメリットを「ゼロカーボンアクション30」として発信し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた国民一人ひとりの脱炭素型ライフスタイルへの転換を推進しています。
■ クールビズ 知っておいていただきたいポイント
○クールビズは気温に合わせた柔軟なライフスタイル
熱中症予防の観点も踏まえ、冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調等を考慮しながら、無理のない範囲で、冷やしすぎない室温管理の取組をお願いします。
大切なのは、無理せず、かつ過度な冷房に頼らないことです。
○健康につながるクールビズ
平成19(2007)年に「猛暑日」が設定され、平成30(2018)年には、日本の観測史上最高気温(埼玉県熊谷で41.1℃)を更新、令和2(2020)年も(静岡県浜松で41.1℃)同最高気温を観測するなど、年々暑さが増しています。
こうした中、外気温と室温との差が大きいと、体の自律神経やホルモンバランスを崩しやすくなったり、冷えに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への影響を指摘する専門家もいます。暑くなってきているからこそ、体にやさしい、地球にやさしいクールビズを実践する意義が高まっています。
○お財布にも優しいクールビズ
クールビズは、軽装などの取組を実践することにより、快適に夏を過ごしつつ「冷房の適切な使用」を実践し、冷やし過ぎないことを目的としています。冷房の使用に当たっては、例えば、フィルターを定期的に掃除したり、夏場、家に帰って室内に熱がこもっている場合は、まず窓を開けて熱気を逃がしてから冷房をするなど、エアコンを賢く使用することで、冷房効率が上がり、お財布にも優しくなります。
○脱炭素型のライフスタイルにつながるクールビズ
2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーの普及拡大とともに、省エネの取組も重要です。比較的気軽にできるクールビズによる省エネの取組をきっかけに、更に「ゼロカーボンアクション30」なども参考にしていただき、健康、快適、経済的で脱炭素型のライフスタイルに、まずはできるところから取り組んでいただければ幸いです。
ざっと気になるところをマーカーや赤太字で強調してみました。
どうでしょうか?クールビズという政策は、実は具体的に冷房温度を設定してはいないのです。
ではなぜ、日本では「冷房は28℃設定」という固定観念ができてしまったのでしょうか?
環境省のホームページCOOL CHOICE
COOL CHOICEという環境省のホームページに、28℃というキーワードが出てきたので、引用しました。
環境省は、平成17年から地球温暖化対策のため、冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取組を促すライフスタイル「COOLBIZ(クールビズ)」を推進しています。
では「クールビズ」における「室温28℃」とは、どういうことかご存知でしょうか。
まず、「28℃」という数値はあくまで目安です。必ず「28℃」でなければいけないということではなく、冷房時の外気温や湿度、「西日が入る」などの立地や空調施設の種類などの建物の状況、室内にいる方の体調等を考慮しながら、無理のない範囲で冷やし過ぎない室温管理の取組をお願いする上で、目安としているものです。
例えば、冷房の設定温度を28℃にしても、室内が必ずしも28℃になるとは限りません。そういう場合は、設定温度を下げることも考えられます。
「クールビズ」で呼び掛けている「室温28℃」は冷房の設定温度のことではありません。
皆さんお気づきでしょうか?環境省では、室温28℃を目安にとは言っているものの、冷房の設定温度を28℃にしなさいとは明記していません。
つまり、日本人が勘違いして冷房の設定温度を28℃としてしまっていたのです。
それでは正しくは何度に設定したら良いのでしょうか?
正しい冷房の設定温度
先程の人が死なない防災さんのツイートに答えがあります。もう一度見てみましょう。
おわかりでしょうか?室内に温度計を設置し、その温度計が28℃になるように冷房温度を設定するのが適切と言えます。ツイートに貼られている画像では、その部屋の環境にもよるでしょうが、室温のおおよそ-2℃位が適切な冷房の設定温度と言えそうです。
まとめ
- 日本人はエアコンの設定温度28℃が環境や熱中症対策に良いと勘違いしている。
- クールビズは、適切な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組むことで、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2を図るもの。
- 地域による気候の違い等を踏まえ、政府が全国一律の実施期間の設定を行うことはしない。
クールビズは各地域の状況、日々の気温、それぞれのワークスタイルや仕事環境等に応じて、適正な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装の取組をお願いするものである。 - クールビズは、熱中症予防の観点も踏まえ、冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調等を考慮しながら、無理のない範囲で、冷やしすぎない室温管理の取組を促す。
大切なのは、無理せず、かつ過度な冷房に頼らないこと。 - 外気温と室温との差が大きいと、体の自律神経やホルモンバランスを崩しやすくなったり、冷えに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への影響を指摘する専門家もいる。
- クールビズは、軽装などの取組を実践することにより、快適に夏を過ごしつつ「冷房の適切な使用」を実践し、冷やし過ぎないことを目的としている。
- 冷房の設定温度を28℃にしても、室内が必ずしも28℃になるとは限らない。
そういう場合は、設定温度を下げることも必要。 - 「クールビズ」で呼び掛けている「室温28℃」は冷房の設定温度のことではない。
- 部屋の環境にもよるが、室温のおおよそ-2℃位が適切な冷房の設定温度と言えそうである。
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