こんにちは、tekowaです。
お久しぶりの投稿となってしまいました…
以前サル痘についての記事をかいたのですが、また新たに動きがあったので、今回記事にしました。
前回の記事はこちら:サル痘が流行りだしている!?症状や予防法、治療は?
今回は、拡大が密かに進んでいるサル痘の現状を見ていこうと思います。
2022年6月15日の現状
2022年6月15日毎日新聞によると以下の現状です。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は14日の定例記者会見で、動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)に該当するかどうかを検討する緊急委員会を23日に開催すると発表した。緊急事態が宣言されれば、2020年1月30日に新型コロナウイルス感染症に出されて以来となる。
テドロス氏は会見で「ウイルスが異常な動きを示し、感染が確認された国が増えている。対応の引き上げを検討する時期が来た」と述べた。
緊急事態宣言の是非は、専門家でつくる緊急委員会の議論を踏まえ、テドロス氏が最終判断する。宣言した場合、WHOは加盟国に感染拡大阻止のための措置を勧告し、各国はそれに応じた対策を取る必要がある。
サル痘は従来、アフリカ中西部の国々で流行を繰り返してきた。最も被害の大きいコンゴ民主共和国(旧ザイール)では今年に入り、1300人以上に感染の疑いがあり、64人が死亡している。
一方、アフリカ以外ではこれまで感染例はほとんどなかったが、今年5月以降、欧米を中心に拡大し、死者は出ていないものの、8日までに28カ国で1285人の感染が確認されている。
サル痘は1958年に研究用のサルで初めて発見されたことから名付けられた。だが実際にはリスやネズミなどからもウイルスは見つかっており、テドロス氏は名称の変更も検討すると明らかにした。
世界で流行り始めているため、この時点では緊急事態宣言を出すかどうかの会議を開くことを考えているようです。
また、サルで初めて発見されたことからサル痘という名称が付けられましたが、実際は他の小動物からも見つかっていることから名称の変更も検討されるようですね。
このような現状ですが、日本では感染は確認されているのでしょうか?調べてみました。
日本での感染例
日本ではどうなのか、調べてみました。
NHKニュースによると、以下のような感じでした。
日本では報告なし
厚生労働省によりますと、日本では集計が開始された2003年以降、サル痘の感染は報告されていないということです。
サル痘は感染症法上、狂犬病などと同じ「4類感染症」に指定され、診断した医師は患者の発生を保健所に届ける必要があります。
厚生労働省は5月20日と6月1日に都道府県などに対し事務連絡を出し、疑わしい患者があれば報告し、指定医療機関への入院体制を確保するよう求めています。
またサル痘の検査は水疱に含まれている液体などから新型コロナウイルスと同じようにPCR検査で調べられますが、現時点で確定診断ができるのは国立感染症研究所に限られています。
サル痘の感染は今の所日本では確認されていません。ですが、厚生労働省では疑わしい患者が出た場合にはどうしていくべきか指針を出しているようですね。
日本のサル痘の対策
スラドより引用です。
以前話題になった「サル痘」が欧米を中心に感染拡大を続けている。米CDCによると、15日までに世界のサル痘の感染者が2027人確認されたそうだ。感染が最も多いのはイギリスが524人。WHOは「疑い例」込みの感染者は3000人を超える可能性があるとしている。
そんな中、岸田総理は15日、「内閣感染症危機管理庁(仮称)」を内閣官房に新設すると発表した。国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合、米疾病対策センター(CDC)の日本版を創設する方針も決めたという。ただ近年、デジタル庁やこども家庭庁など新省庁の乱立が続いており、設立効果に疑問を持つ指摘も出はじめている模様。
国内ではサル痘対策として、国立国際医療研究センター病院で予防に使えるとされる天然痘ワクチン接種に関連する研究が開始されたそうだ。濃厚接触者が出た場合に速やかに接種できるようにする方針。具体的には接触してから14日以内の人で年齢は1歳以上が対象となるという。
このほかWHOは14日、サル痘の名称が差別的で偏見を招くものだとして変更する予定であると発表した。現在の呼称は地理的領域や動物の名前を避けるよう推奨するガイドラインに合致していないこと、多種多様な哺乳類でウイルスが見つかっており、実際の感染源となる動物が判明していないことが理由だとしている。
日本では発症は確認されていませんが、岸田総理が「内閣感染症危機管理庁(仮称)」の新設も発表されています。サル痘に効果があるとされる天然痘ワクチンも研究が始まっていますので、新型コロナウイルスのように日本で流行しないように対策されると良いですね。
まとめ
日本では現在サル痘の発症は報告されていないようですね。しかし、油断は禁物。
政府には日本で発症が確認されたときに、迅速に対応し、感染拡大を防いでほしいですね。
- 世界では今年5月以降、欧米を中心に拡大し、死者は出ていないものの、8日までに28カ国で1285人の感染が確認されている。
- サル痘は1958年に研究用のサルで初めて発見されたことから名付けられたが、実際にはリスやネズミなどからもウイルスは見つかっており、テドロス氏は名称の変更も検討すると明らかにした。
- 厚生労働省によると、日本では集計が開始された2003年以降、サル痘の感染は報告されていない。
- サル痘の検査は水疱に含まれている液体などから新型コロナウイルスと同じようにPCR検査で調べられますが、現時点で確定診断ができるのは国立感染症研究所に限られている。
- 岸田総理は15日、「内閣感染症危機管理庁(仮称)」を内閣官房に新設すると発表。
- 国内ではサル痘対策として、国立国際医療研究センター病院で予防に使えるとされる天然痘ワクチン接種に関連する研究が開始された。
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