こんにちは、tekowaです。春先になると新玉ねぎという文字をスーパーでよく見かけますね。
新玉ねぎはイメージ的に普通の玉ねぎよりも皮の色が薄く、水分が多いみずみずしいイメージですが、皆さんはどうでしょうか?
今回は新玉ねぎと玉ねぎの違いや栄養について調べてみました。
新玉ねぎと玉ねぎの違い
日本のたまねぎは、春に種をまき秋に収穫するもの(おもに北海道産)と、秋に種をまき春から初夏にかけて収穫するもの(おもに佐賀、兵庫、愛知県産など)に大きく区別できます。
通常、たまねぎは、日持ちを良くするため、収穫後一ヶ月ほど乾燥させて出荷されます。
新たまねぎは、温暖な地域で3~4月頃に出荷される早取りのたまねぎの総称です。
新たまねぎは「黄たまねぎ」や「白たまねぎ」を収穫後すぐに出荷させたものです。
新たまねぎは、乾燥させずにすぐ出荷されることから、みずみずしくて肉質が柔らかく、辛味が少なく感じられます。
品種としては、球の肥大の早い特性を有する極早生、早生タイプのものが用いられます。
新たまねぎと普通のたまねぎに栄養成分の違いはありません。
たまねぎの辛味の元になる硫化アリルも豊富に含まれます。硫化アリルには、消化液の分泌を促進して新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする働きがあると言われています。硫化アリルは水溶性で熱に弱いので、新たまねぎを生で食べることで、硫化アリルを効率良く摂ることができます。
新玉ねぎ・玉ねぎの主な産地
たまねぎの主生産地は北海道や佐賀県、兵庫県などです。
北海道は全国収穫量の約6割を占め、次いで佐賀県、兵庫県、愛知県と続き、上位4道県で全国の8割以上が生産されています。
新たまねぎは、静岡県産が国内で一番早く出回り、1月上旬から出荷が開始されます。順次、熊本県、愛知県などから出荷され、6月下旬くらいまで続きます。
新玉ねぎ・玉ねぎの栄養
新玉ねぎも玉ねぎも栄養成分に違いはなく、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などが含まれます。また、玉ねぎの辛みの元になる成分である硫化アリルも豊富に含まれます。硫化アリルには、消化液の分泌を促進、新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする働きがあるので、高血圧や糖尿病などに高い効果が期待できるとも言われています。
ただ、水に溶けやすく熱に弱いので、硫化アリルを効率よく摂りたいなら生がオススメです。特に新玉ねぎは、みずみずしく辛みも感じにくいので、生で食べやすいです。
新玉ねぎ・玉ねぎそれぞれのオススメな食べ方
新玉ねぎは水分が多く、みずみずしくて辛さが少ないので生食向きです。辛さが気になる場合は短時間水にさらすとおいしくいただけます。
玉ねぎはどちらかというと加熱向きです。炒め物では水分の流出が少ないのでベタベタにならず作ることができます。また、タルタルソースには玉ねぎがオススメです。新玉ねぎは水分が多いため、調味料や卵と合わせたときにベチャベチャになってしまうためです。
まとめ
たまねぎは、日持ちを良くするため、収穫後一ヶ月ほど乾燥させて出荷される。
新たまねぎは、乾燥させずにすぐ出荷されることから、みずみずしくて肉質が柔らかく、辛味が少なく感じられる。
新たまねぎと普通のたまねぎに栄養成分の違いはない。
たまねぎの主生産地は北海道や佐賀県、兵庫県など。
新玉ねぎ・玉ねぎにはビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などのミネラル、玉ねぎの辛みの元になる成分である硫化アリルも豊富に含まれる。
硫化アリルには、消化液の分泌を促進、新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする働きがあるので、高血圧や糖尿病などに高い効果が期待できる。
新玉ねぎは水分が多く、みずみずしくて辛さが少ないので生食向き。
玉ねぎはどちらかというと加熱向き。
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