ほうじ茶と麦茶の「焙煎」は同じ?原料・香り・カフェインを比べる自由研究

未分類

ほうじ茶を飲むと、香ばしい香りがします。

麦茶にも、香ばしい香りがあります。

どちらも作るときに使われるのが、

「焙煎」

という加熱方法です。

では、

ほうじ茶と麦茶は、同じように焙煎して作られているのでしょうか?

そして、

同じ焙煎飲料なのに、なぜ味や香り、カフェインの有無が違うのでしょうか?

今回は、

  • ほうじ茶
  • 麦茶

を比べながら、

  • 原料
  • 焙煎
  • 香り
  • カフェイン

の違いを調べてみましょう。


  1. この自由研究は何日かかる?
  2. まず予想してみよう
  3. 用意するもの
  4. まず一番大きな違いは「原料」
  5. ほうじ茶は「お茶の葉」を焙煎する
  6. 麦茶は「大麦」を焙煎する
  7. 実験① 茶葉と丸粒麦茶を並べよう
  8. どちらもなぜ茶色くなる?
  9. 両方にメイラード反応は関係する?
  10. 実験② 完成した飲み物の色を比べよう
  11. 実験③ 香りを比べよう
  12. なぜ香りが違うの?
  13. ほうじ茶と麦茶はカフェインも違う
  14. ほうじ茶は焙煎するからカフェインゼロになる?
  15. 麦茶にカフェインがない理由は焙煎ではない
  16. 比較表で整理しよう
  17. 実験④ 緑茶とほうじ茶を比べよう
  18. 緑茶→ほうじ茶で何が変わる?
  19. 麦茶は「お茶」だけど茶葉を使わない
  20. 実験⑤ 原材料表示を比べよう
  21. 「焙煎」という言葉だけでは作り方全部はわからない
  22. コーヒーまで入れると「焙煎3兄弟」
  23. なぜ全部「香ばしい」と感じる?
  24. 実験⑥ 香りだけで当てられる?
  25. 温かい方が違いがわかりやすい?
  26. 「茶色の飲み物」でも中身は違う
  27. 「同じ名前の加工」を探してみよう
  28. 写真はどこを撮る?
  29. 何年生におすすめ?
    1. 小学1~2年生
    2. 小学3~4年生
    3. 小学5~6年生
  30. 自由研究のまとめ方
  31. 写真や比較表を印刷してまとめよう
  32. まとめ|同じ「焙煎」でも、ほうじ茶は茶葉、麦茶は大麦
  33. よくある質問
    1. ほうじ茶と麦茶はどちらも焙煎して作る?
    2. ほうじ茶と麦茶は同じ植物からできている?
    3. ほうじ茶にはカフェインがありますか?
    4. 麦茶にはなぜカフェインがないの?
    5. 同じ焙煎なのに、なぜ香りが違うの?

この自由研究は何日かかる?

  • おすすめ学年:小学3~6年生
  • 実験・調査期間:1日
  • 観察時間:30分~1時間程度
  • 結果が出るまで:当日
  • 材料のそろえやすさ:★★★★★
  • 比較のしやすさ:★★★★★

市販のほうじ茶と麦茶を並べて観察するだけでもできます。


まず予想してみよう

ほうじ茶と麦茶は、どこが同じでどこが違うと思いますか?

質問予想
原料は同じ?
焙煎するものは同じ?
香りは同じ?
カフェインはどちらにもある?

用意するもの

  • ほうじ茶
  • ほうじ茶の茶葉
  • 丸粒麦茶または麦茶パック
  • 完成した麦茶
  • 透明なコップ
  • 白い皿または白い紙
  • 記録用紙
  • カメラやスマートフォン

丸粒タイプの麦茶があると、

焙煎された大麦そのもの

を観察しやすくなります。

▶ 楽天で丸粒タイプの麦茶をチェックする


まず一番大きな違いは「原料」

ほうじ茶麦茶
主な原料チャノキの葉や茎大麦
植物チャノキイネ科の大麦
使う部分葉・茎など穀粒

つまり、

同じ焙煎を使っていても、そもそも別の植物から作られています。


ほうじ茶は「お茶の葉」を焙煎する

ほうじ茶は、緑茶などに使われるチャノキの葉や茎を高温で焙煎して作ります。

焙煎することで、

  • 緑色から茶色っぽい色になる
  • 青々とした香りが弱くなる
  • 香ばしい香りが生まれる

などの変化が起こります。

つまり、

「茶葉を焙煎して香ばしくしたお茶」

がほうじ茶です。


麦茶は「大麦」を焙煎する

一方、麦茶では大麦を焙煎します。

大麦を加熱することで、

  • 茶色くなる
  • 香ばしい香りが生まれる
  • 麦茶らしい風味が生まれる

という変化が起こります。

つまり、

「穀物を焙煎して作る飲み物」

です。


実験① 茶葉と丸粒麦茶を並べよう

白い皿に、

  • ほうじ茶の茶葉
  • 丸粒麦茶

を並べます。

観察項目ほうじ茶麦茶
香り
元の植物らしさ

ほうじ茶は葉や茎の形が残っています。

麦茶は麦の粒や砕かれた麦です。

完成した飲み物は似た色でも、原料を見るとまったく違う

ことがわかります。


どちらもなぜ茶色くなる?

食品を焙煎すると、

  • メイラード反応
  • 糖の加熱による変化
  • 成分の分解
  • 香気成分の生成

など、さまざまな変化が起こります。

そのため、

原料は違っても、どちらも焙煎すると色が濃くなり、香ばしい香りが生まれる

という共通点があります。


両方にメイラード反応は関係する?

はい。

ほうじ茶でも麦茶でも、焙煎中に起こる反応のひとつとしてメイラード反応が関係します。

食品に含まれる糖とアミノ酸などが反応して、

  • 褐色の物質
  • さまざまな香りの成分

が生まれます。

ただし、

焙煎中に起こっていること全部がメイラード反応というわけではありません。


実験② 完成した飲み物の色を比べよう

透明なコップへ、

  • ほうじ茶
  • 麦茶

を入れて並べます。

項目ほうじ茶麦茶
透明感
赤っぽさ
黄色っぽさ

どちらも茶色系ですが、

同じ「茶色」ではない

ことがわかるでしょうか。


実験③ 香りを比べよう

次に香りを比べます。

項目ほうじ茶麦茶
香ばしさ
甘いような香り
穀物の香り
お茶らしい香り
自分の言葉で表す

どちらも「香ばしい」のに、

香ばしさの種類が違う

ことに注目してみましょう。


なぜ香りが違うの?

原料に含まれている成分が違うからです。

ほうじ茶は茶葉や茎。

麦茶は大麦。

それぞれに含まれる、

  • アミノ酸
  • たんぱく質
  • 脂質
  • 香りのもとになる成分

などが違います。

そのため、

同じように加熱しても、できる香気成分の組み合わせは違います。


ほうじ茶と麦茶はカフェインも違う

ここが大きな違いです。

ほうじ茶の原料はチャノキの葉や茎です。

チャノキにはカフェインが含まれています。

そのため、

ほうじ茶にもカフェインは含まれます。

一方、麦茶の原料である大麦にはカフェインが基本的にありません。

そのため、

一般的な麦茶はノンカフェイン

です。


ほうじ茶は焙煎するからカフェインゼロになる?

いいえ。

焙煎しても、ほうじ茶が完全なノンカフェインになるわけではありません。

ほうじ茶の商品によって含有量は異なりますが、

茶葉由来のカフェインが残っています。

つまり、

「焙煎するとカフェインが消える」わけではない

のです。


麦茶にカフェインがない理由は焙煎ではない

麦茶にカフェインが基本的にない理由は、

原料が大麦だから

です。

これは、

「麦茶にはなぜカフェインがないの?」

でも詳しく調べられます。


比較表で整理しよう

ほうじ茶麦茶
主な原料チャノキの葉・茎大麦
焙煎するする
香ばしい香りあるある
メイラード反応関係する関係する
カフェイン含まれる基本的になし
植物チャノキイネ科

実験④ 緑茶とほうじ茶を比べよう

ほうじ茶の「焙煎による変化」をもっとわかりやすくするなら、

  • 緑茶
  • ほうじ茶

も比べてみましょう。

どちらも同じチャノキ由来ですが、

ほうじ茶は焙煎している

という違いがあります。

項目緑茶ほうじ茶
香り
香ばしさ

緑茶→ほうじ茶で何が変わる?

焙煎することで、

  • 色が濃くなる
  • 香りが変わる
  • 青々とした香りが弱くなる
  • 香ばしい香りが強くなる

などの変化が起こります。

つまり、

同じチャノキでも加工方法でまったく違うお茶になる

ことがわかります。


麦茶は「お茶」だけど茶葉を使わない

ここも面白い違いです。

ほうじ茶は本当に茶葉を使います。

一方、麦茶ではチャノキの葉を使いません。

大麦から作られます。

この違いについては、

「麦茶には茶葉が入っていないのになぜ『お茶』なの?」

でも調べられます。


実験⑤ 原材料表示を比べよう

ほうじ茶と麦茶の商品パッケージを用意して、

原材料表示

を見てみましょう。

飲み物原材料
ほうじ茶
麦茶

完成した液体だけではわからなかった違いが、原材料表示を見ると一目でわかります。


「焙煎」という言葉だけでは作り方全部はわからない

ほうじ茶も麦茶も、

「焙煎する」

という点では同じです。

でも、

  • 何を焙煎する?
  • どんな温度で?
  • どれくらいの時間?
  • どんな味や香りを目指す?

は違います。

そのため、

「焙煎」という一語だけでは、同じ食品加工とは言い切れない

のです。


コーヒーまで入れると「焙煎3兄弟」

さらに、

  • コーヒー
  • ほうじ茶
  • 麦茶

を比べると面白くなります。

コーヒーほうじ茶麦茶
原料コーヒー豆茶葉・茎大麦
焙煎するするする
カフェインありあり基本的になし
香ばしさありありあり

同じ焙煎なのに完成品が全部違う

という比較になります。


なぜ全部「香ばしい」と感じる?

焙煎すると、食品の中でさまざまな加熱反応が起こり、新しい香りの成分が生まれます。

そのため私たちは、

「香ばしい」

という共通した印象を持ちます。

しかし実際の香りは、

  • コーヒーらしい香り
  • ほうじ茶らしい香り
  • 麦茶らしい香り

とそれぞれ違います。

「香ばしい香り」については、

「香ばしい香りはなぜ生まれる?」

でも詳しく比較できます。


実験⑥ 香りだけで当てられる?

大人に、

  • ほうじ茶
  • 麦茶

を用意してもらいます。

目を閉じて香りを嗅ぎ、

どちらか当てられるか

試してみましょう。

家族数人で行えば、

何人が香りだけで区別できた?

という簡単なアンケートにもできます。


温かい方が違いがわかりやすい?

香りの成分は温度によって空気中へ出やすさが変わります。

そのため、

温かいほうじ茶と麦茶の方が、冷たい状態より香りの違いを感じやすい場合があります。

ただし、やけどしない温度まで冷ましてから香りを比べましょう。


「茶色の飲み物」でも中身は違う

ほうじ茶と麦茶を透明なコップへ入れると、

どちらも茶色系の飲み物です。

でも、

  • 原料
  • 植物
  • 成分
  • カフェイン
  • 香り

は違います。

つまり、

見た目だけでは食品の中身はわからない

ということです。


「同じ名前の加工」を探してみよう

今回のテーマをさらに広げるなら、

同じ加工方法が使われている別の食品

を探してみましょう。

例えば、

  • 焙煎 → コーヒー・麦茶・ほうじ茶・ごま
  • 発酵 → ヨーグルト・納豆・みそ
  • 乾燥 → 干ししいたけ・切り干し大根・干物

などがあります。

「同じ加工をすると同じ食品になる?」

という大きな自由研究にも発展できます。


写真はどこを撮る?

  1. ほうじ茶の茶葉
  2. 丸粒麦茶
  3. 2つを並べた写真
  4. 完成したほうじ茶
  5. 完成した麦茶
  6. 2つの飲み物を並べた写真
  7. 原材料表示
  8. 比較表
  9. 香り当て実験の様子

特に、

「茶葉 VS 大麦」

の写真と、

「ほうじ茶 VS 麦茶」

の完成品写真をセットにするとわかりやすくなります。


何年生におすすめ?

小学1~2年生

ほうじ茶の茶葉と麦茶の麦を並べ、

  • 香り

を比べるだけでもOKです。

「どちらも香ばしいけど、片方は葉っぱ、片方は麦だった」

とまとめられます。

小学3~4年生

原料・焙煎・色・香り・カフェインを比較表にしましょう。

小学5~6年生

メイラード反応、香気成分、茶葉のカフェインまで調べ、

なぜ同じ焙煎でも別の飲み物になるのか

を考察すると本格的です。


自由研究のまとめ方

  1. 疑問:ほうじ茶と麦茶の焙煎は同じ?
  2. 予想:原料や香りが同じか考える
  3. 観察:茶葉と大麦を比べる
  4. 比較:完成した飲み物を見る
  5. 比較:香りを記録する
  6. 調査:ほうじ茶の作り方を調べる
  7. 調査:麦茶の作り方を調べる
  8. 調査:カフェインの違いを調べる
  9. 考察:なぜ同じ焙煎でも違う飲み物になるのかまとめる

写真や比較表を印刷してまとめよう

今回の自由研究では、

  • 茶葉と麦の比較
  • 完成した飲み物
  • 原材料表示
  • 香りの比較表
  • カフェイン比較

を並べると、とてもわかりやすくなります。

写真や比較表を自宅で印刷する場合は、プリンターに対応した互換インクを比較してみるのもひとつの方法です。

▶ 自由研究の写真・比較表の印刷に使える互換インクをチェックする


まとめ|同じ「焙煎」でも、ほうじ茶は茶葉、麦茶は大麦

ほうじ茶と麦茶には、

  • 原料を焙煎する
  • 色が濃くなる
  • 香ばしい香りが生まれる
  • 水やお湯で成分を抽出して飲む

という共通点があります。

しかし原料は、

  • ほうじ茶 → チャノキの葉や茎
  • 麦茶 → 大麦

とまったく違います。

そのため、焙煎によって生まれる香りや味も同じではありません。

さらに、

ほうじ茶には茶葉由来のカフェインが含まれる一方、一般的な麦茶は基本的にノンカフェイン

という違いもあります。

つまり、

「同じ焙煎という加工方法を使う=同じ飲み物になる」わけではない

のです。

食品は、

どんな原料に、どんな加工をするか

によって、色・香り・味・成分が大きく変わります。

ほうじ茶と麦茶は、その違いを身近に観察できる組み合わせです。


よくある質問

ほうじ茶と麦茶はどちらも焙煎して作る?

はい。ほうじ茶は茶葉や茎を、麦茶は大麦を焙煎して作ります。

ほうじ茶と麦茶は同じ植物からできている?

いいえ。ほうじ茶はチャノキ、麦茶は大麦から作られます。

ほうじ茶にはカフェインがありますか?

はい。ほうじ茶は茶葉や茎から作られるため、カフェインを含みます。含有量は商品や抽出条件などによって異なります。

麦茶にはなぜカフェインがないの?

一般的な麦茶の原料である大麦には、カフェインが基本的に含まれていないためです。

同じ焙煎なのに、なぜ香りが違うの?

原料に含まれている糖、アミノ酸、たんぱく質、香り成分などが違うため、加熱によって生まれる香りの組み合わせも違います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました