伊達イワナってどんな魚?調べてみた【青空レストラン】

こんにちは、tekowaです。

今回は青空レストランで取り上げられる伊達イワナを直前ですが、私なりに調べてみました!

予告動画を拝聴した感じ、伊達イワナ、めっちゃ大きいですね!?

なぜあんなに大きいのか、気になってしまったので先に調べることにしました!

よろしければお付き合いください!

伊達イワナが誕生するまで

伊達イワナのサイトより抜粋しました。

宮城県では,栗原市をはじめ各地でイワナ養殖が行われています。

宮城県水産技術総合センター内水面水産試験場では,平成7年から宮城県固有の原種イワナを使った全雌三倍体イワナの開発に取り組み,平成14年に水産庁が定める「三倍体魚等の水産生物の利用要領」に基づく三倍体魚等の特性評価等に適合していることの確認を受けました。

その後,試験場と県内の養魚場が連携して量産体制を整え,平成25年、全雌三倍体イワナを「伊達いわな」と命名するとともに,「伊達いわな振興協議会」を設立し,平成26年に初出荷を迎えています。

平成28年1月には商標「伊達いわな」が登録されました。

上質な白身で川魚特有のクセがなく,和洋中問わず幅広い料理に使える「伊達いわな」は宮城の新たな特産品として注目されています。

宮城県固有の原種イワナを使った全雌三倍体イワナの開発によって、伊達イワナが誕生したんですね!

では、この伊達イワナの全雌三倍体イワナとは、なんなのでしょうか?

全雌三倍体イワナとは?

全雌三倍体イワナとは、通常のイワナが持つ2組の染色体を3組に増やす不妊化技術を施したものです。イワナは、数年間毎年産卵しますが、産卵期である秋前後は卵に栄養がとられるため身が美味しくなくなり、成長も止まります。一方、全雌三倍体イワナは卵を持たないため、産卵期の成長停滞や身質低下が起こらず,2~3年で体長50cm・体重1kgほどの大型に育ち、肉質も変わらないので周年、高品質で安定供給できます。

三倍体を作り出す技術は、温度や圧力による刺激を加えることによって染色体を増加させていますが、これは「遺伝子組換え」とは異なるものです。種なしスイカなど、植物の育種でもよく利用されているもので安全性が確認されています。また、万一三倍体魚が自然界に逃げ出してもすべて繁殖能力がない雌なので、野生種と交雑して生態系を乱すこともありません。

とのことです。

魚の身を美味しくいただくために、不妊化技術を施したものなんですね!

青空レストランの予告動画で伊達イワナがあんなに大きかったのも納得です。

では味はどうなのでしょうか?

伊達イワナの味や栄養は?

川魚というと塩焼きのイメージが強いですが、伊達いわなは身が締まってほどよい脂が乗りお刺身で美味しく食べられます。また、クセが無く和洋中様々な料理に合わせやすい食材として宮城県内飲食店を中心に評価が高まっています。

伊達イワナはなんと!川魚にも関わらず、お刺身で美味しく食べられるそうです!

クセもないというので是非1度食べてみたいですね!

栄養はどうなのでしょうか?(栄養について調べちゃうのはほとんど職業病…)

食材としての味や機能性を明らかにするため、伊達いわなの可食部の成分分析を行いました。その結果、通常魚の身質が低下する秋から冬には三倍体魚は通常魚と比べ可食部の粗蛋白が1.2倍、粗脂肪が2倍高いことがわかりました。また、遊離アミノ酸ではアンセリンやタウリンなどが多く含まれていることがわかりました。

たんぱく質も脂質も通常イワナよりも段違いに多いようですね!これは美味しそうです!

アンセリンやタウリンはどんなものなのか下記に注釈しておきます。

アンセリン

アンセリンは、尿酸が作られすぎることを抑え、作られすぎてしまった尿酸の体外への排せつを促進し、尿酸値を下げる働きをします。 

①尿酸をつくりすぎない
 再利用酵素と呼ばれる「HPRT(ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ)」という酵素の量を増やすことにより、プリン体が分解されて尿酸になる前にもう一度、プリン体に戻すことで、尿酸が作られすぎるのを防ぎます。

②尿酸を体外へ排せつしやすくする
 過度の飲酒や肉体疲労により体内に乳酸が溜まると、尿酸は排 せつされにくくなります。アンセリンは、乳酸を代謝する「LDH(乳酸脱 水素酵素)」の量を増やし、体内で発生する乳酸の代謝を促進す ることで、尿酸の排せつを促すと考えられます。

つまり、尿酸値高めの方には是非取り入れたい栄養素ということですね!

タウリン

タウリンは、胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など、さまざまな効果があると言われています。
母乳の中にも多く含まれ、乳児の発達に関わっています。

生活習慣病の予防のためにも是非取り入れたい栄養素ですね!

まとめ

いかがですか?

伊達イワナは全雌三倍体イワナで通常イワナを不妊化したイワナで、それにより身の劣化を防ぎ美味しい!

味も通常イワナよりもたんぱく質や脂質も豊富で美味しい。

尿酸値を下げる働きのあるアンセリンや生活習慣病予防に効果のあるタウリンなどが豊富に含まれている!

ということがわかりました。

お取り寄せや、コロナ禍で無ければ現地に足を運び食べてみたいものですね♪

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