
tekowaです。
世界手洗いの日(10月15日)は、石けんを使った手洗いの重要性を再確認する日です。 「手洗いなんて当たり前」と思っていても、正しく洗えていない人は意外と多いものです。感染症を効果的に予防するためには、正しい方法で丁寧に手を洗うことが欠かせません。ここでは、手洗いの正しい手順と、その効果について詳しく解説します。
なぜ手洗いが大切なのか
手は一日の中で最も多くの物に触れる部分です。ドアノブ、スマートフォン、電車のつり革、買い物かごなど、私たちが日常的に触れる場所には多くの菌やウイルスが付着しています。 その手で目や口、鼻に触れると、感染症のリスクが高まります。手洗いはこうしたリスクを減らし、健康を守る最も簡単で効果的な方法なのです。
正しい手洗いの7つの手順
厚生労働省やWHOが推奨する「正しい手洗い」は次の7ステップです。 ただ水でサッと流すだけでは十分な効果は得られません。石けんを使い、最低20秒以上かけて丁寧に洗うことが大切です。
- 手のひら同士をこすり合わせる
- 手の甲をしっかり洗う
- 指の間を洗う(両手を組むように)
- 指先・爪の間を洗う(手のひらに爪を立てるように)
- 親指を反対の手でねじるように洗う
- 手首までしっかり洗う
- 流水で十分にすすぎ、清潔なタオルやペーパーで拭く
この一連の流れを守ることで、ほとんどの病原体を除去できます。
石けんとアルコール消毒の違い
感染症対策では「石けんでの手洗い」と「アルコール消毒」のどちらを使えば良いか迷う人も多いでしょう。 基本的には「目に見える汚れがある場合は石けんで手洗い」、「外出先で水が使えない場合はアルコール消毒」と使い分けるのがおすすめです。石けんはウイルスや菌を物理的に落とし、アルコールは手指に残った病原体を不活化させます。両方を適切に組み合わせることが理想です。
手洗いが予防できる感染症
正しい手洗いを徹底することで、多くの感染症の予防につながります。
- インフルエンザ
- ノロウイルス・ロタウイルス感染症
- 風邪
- 新型コロナウイルス
- O-157などの食中毒
これらの病気は、手洗いを習慣化することで感染リスクを大幅に下げることができます。
家庭・学校・介護現場での実践
正しい手洗いは個人の健康だけでなく、家族や地域全体を守ることにもつながります。
- 家庭:調理や食事前、帰宅時に徹底することで食中毒や風邪の予防に。
- 学校:子どもたちに歌や遊びを取り入れて「楽しく習慣化」させる工夫が有効。
- 介護施設:高齢者の感染予防にはスタッフ・利用者ともに手洗いを徹底することが欠かせない。
まとめ
世界手洗いの日は、正しい手洗いの重要性を改めて意識する日です。 20秒以上、石けんを使って丁寧に洗うことで、多くの感染症を予防できます。家庭や学校、介護現場など、あらゆる場で手洗いを習慣化し、自分と周囲の健康を守りましょう。今年の10月15日は、ぜひ「正しい手洗い」を家族や仲間と一緒に実践してみてください。
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