
tekowaです。
防災バック、ちゃんと用意してる。 非常食もストックしてる。 ──でも、「うちには赤ちゃんがいる」「おばあちゃんと一緒に暮らしてる」
そんな家庭には、通常の防災準備だけでは足りないことがあります。
この記事では、乳児や高齢者がいる家庭が特に注意すべき防災準備について、 具体的なリストと一緒に紹介していきます。
なぜ「家庭ごとの備え」が必要なの?
災害時、必要なものは「年齢・健康状態・生活習慣」によって違います。
- ☑︎ 飲み込む力が弱い
- ☑︎ 特別な薬が必要
- ☑︎ おむつやミルクが必須
つまり、防災グッズは“みんな一緒”ではなく、“わが家に合った中身”にカスタマイズする必要があるんです。
👶 乳児がいる家庭の防災準備
乳児は自分で意思表示ができず、体も弱いため、十分すぎるくらいの備えが必要です。
🍼 食事・水分まわり
- ☑︎ 液体ミルク(常温保存OKのもの)
- ☑︎ 哺乳瓶・消毒不要タイプが便利
- ☑︎ ベビーフード(パウチ/瓶タイプ)
- ☑︎ アレルギー対応食(必要な場合)
🧷 衛生・ケアまわり
- ☑︎ おむつ(5日分以上)
- ☑︎ おしりふき・消毒シート
- ☑︎ 着替え(肌着・ロンパース)
- ☑︎ 保湿剤・乳児用体温計
👶 その他の備え
- ☑︎ 抱っこ紐(避難時に便利)
- ☑︎ おもちゃ・絵本(安心感)
- ☑︎ 静かなスペース or 遮音アイテム
特に液体ミルクは哺乳瓶不要・お湯不要でそのまま飲めるので、非常時に非常に役立ちます。
👵 高齢者がいる家庭の防災準備
高齢の方は、持病・体力・視力・聴力・移動能力などに個人差があります。
💊 医療・衛生まわり
- ☑︎ 常備薬(最低3日分)+薬の説明書 or 処方内容
- ☑︎ 血圧計・糖尿病用キットなど必要な医療機器
- ☑︎ 入れ歯・洗浄剤・保湿剤
- ☑︎ おむつ(大人用)や尿とりパッド
🧓 移動・安全のために
- ☑︎ 折りたたみ杖・歩行器
- ☑︎ 補聴器+予備電池
- ☑︎ 明るめのLEDライト
- ☑︎ 眼鏡・老眼鏡の予備
🍽 食事まわり
- ☑︎ おかゆ・やわらかいおかず
- ☑︎ のど越しの良いゼリー飲料
- ☑︎ アレルゲンの少ない食品
「福祉避難所」って知ってる?
通常の避難所とは別に、特別な配慮が必要な人向けの避難所があります。
それが福祉避難所です。
- ☑︎ 高齢者や障がい者、妊婦、乳幼児などが対象
- ☑︎ 介助者同伴が必要な場合あり
- ☑︎ 自治体によって事前登録が必要な場合も
住んでいる自治体の防災マップやホームページで、 自宅から最寄りの福祉避難所を確認しておきましょう。
非常時の「困った」を減らす準備とは?
特別な配慮が必要な家族がいると、非常時にはたくさんの「困った」が起きやすいです。
たとえば:
- ☑︎ ミルクが足りない、作れない
- ☑︎ トイレやおむつ替えのスペースがない
- ☑︎ 静かな場所がなくて、赤ちゃんが泣き続けてしまう
- ☑︎ 薬がなくなってしまった
→ これらの“困った”を1つずつ想定し、事前に準備しておくことで、ストレスを最小限にできます。
情報カードを作っておくと安心
避難先でうまく説明できなかったり、混乱してしまったときのために、 「わが家の健康・生活カード」を作っておくと安心です。
例:子ども用
- ☑︎ 氏名・年齢
- ☑︎ アレルギーの有無
- ☑︎ 服用中の薬
- ☑︎ 緊急連絡先
例:高齢者用
- ☑︎ 基礎疾患の有無
- ☑︎ 持っている医療機器・補助具
- ☑︎ かかりつけの病院名
→ 小さな紙に書いて、防災バックに入れておくだけでも役立ちます!
まとめ|命を守るために「わが家仕様」の備えを
防災準備は「ひとつの正解」ではありません。
大切なのは、その家庭に本当に必要な物を用意できているか。
☑︎ 年齢に合った備蓄 ☑︎ 体調や持病に配慮した物 ☑︎ 落ち着ける空間・安心の道具
誰かの正解ではなく、「うちの正解」を考えて、備えておくこと。 それが、家族みんなの命と心を守ることにつながります。
次回は:🏘『自分だけの防災マップを作ろう』 街を歩いて、地域の安全と危険を“見える化”する方法を紹介します!
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