
tekowaです。
「さようなら」って、どんな言葉なんだろう。 「たいせつ」って、どういう気持ちなんだろう。
2025年の小学校低学年向け推薦図書『ぼくのねこ ポー』は、 猫と少年の出会いと別れを通して、やさしさ・悲しさ・感謝の気持ちを丁寧に描いた、心に残る物語です。
今回はこの本をおすすめするための紹介ポイントと推薦文テンプレートをご紹介します。
本の情報
- タイトル:ぼくのねこ ポー
- 著者:岩瀬成子/絵:松成真理子
- 出版社:くもん出版
- 対象学年:小学校1〜2年生
あらすじ(かんたん)
ある日、ぼくは野良ねこのポーと出会います。 なつかないポーにドキドキしながらも、すこしずつ仲よくなっていくぼく。
ポーは、まるで友だちのようにそばにいてくれました。
でも、やがてポーとのお別れの日がやってきます。
さみしいけれど、 「いっしょにいてくれて、ありがとう」── そんな気持ちを教えてくれる1冊です。
この本のポイントはココ!
- ✅ 出会いと別れをやさしく描いている
- ✅ 動物との関わりから、命や時間のたいせつさを学べる
- ✅ 気持ちの移り変わりが自然に伝わってくる
別れがあるからこそ、「今いっしょにいる時間が宝物」だということを 小さな子にもわかりやすく教えてくれる名作です。
こんな子におすすめしたい!
- ・ペットを飼っている/飼っていた子
- ・引っ越しや転校などで別れを経験した子
- ・「ともだち」ってなんだろう?と考え始めた子
生きものとの関わりを通して、思いやりや感謝の気持ちを育む本としてもおすすめです。
推薦文テンプレート(例文)
▼ かんたん構成(3パート)
- ① どんなお話だったか(あらすじ)
- ② 心にのこったところ
- ③ なぜおすすめしたいか
▼ 例文
『ぼくのねこ ポー』は、男の子がポーというねこと出会って、 いっしょにすごした日々をかいているお話です。 さいしょはポーがなついてくれなかったけれど、だんだん仲よくなっていきます。 でも、さいごにポーがいなくなってしまうところがさびしかったです。 わたしは、「いま一緒にいることの大切さ」を感じました。 だから、この本を、だいじな人がいる人にすすめたいです。
※作文が苦手な子でも、心にのこった“ひとこと”を中心にまとめると書きやすいです!
まとめ|ありがとうを伝える本
『ぼくのねこ ポー』は、 「ずっといっしょじゃなくても、気持ちはつながっている」 そんなことを教えてくれる絵本です。
子どもたちが「ともだち」「時間」「思い出」の大切さに出会えるような、 やさしくて、静かで、心に残る1冊。
次回は、もう1つの低学年推薦図書『ともだち』を紹介します🐥✨ 人との距離感、増えるメンバー──「新しい関係」を考える物語です。
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