
tekowaです。
戦争や平和について子どもと話すきっかけとして、絵本や児童書はとても大切な存在です。
今回は、小学生にも読みやすく、心にのこる「戦争を伝える本」を3冊ご紹介します。
1. 『かわいそうなぞう』|どうぶつたちの命と戦争
作:土家由岐雄/絵:武部本一郎
上野動物園で実際にあった出来事をもとにしたお話です。戦争中、爆撃にそなえて動物たちを殺さなければならなくなった飼育員たちの悲しみが描かれています。
ポイント:命の大切さ、戦争が人間以外にも与える影響を考えることができます。
2. 『おこりじぞう』|広島の子どもたちを守る地蔵さま
作・絵:かさいまり
原爆で亡くなった子どもたちのために怒りの表情を見せる地蔵さまの姿を描いた絵本です。戦争のむごさだけでなく、守ろうとする優しさも伝わってきます。
ポイント:原爆の悲しみと同時に、祈りや思いやりの気持ちが伝わる作品です。
3. 『わすれないで ほしいこと』|語り部が伝える体験記
監修:広島市/イラスト:くすはら順子
広島で実際に被爆した方々の声を子ども向けにまとめた絵本です。写真や絵を通して、当時のようすをよりリアルに知ることができます。
ポイント:記憶を受け継ぐ大切さ、語り部の思いがわかりやすく描かれています。
読み終えたあとに親子で話してみよう
・どんな場面が心にのこった?
・主人公の気持ちはどうだったと思う?
・今の自分たちのくらしとどうちがう?
親子で話すことで、学びはもっと深まります。
まとめ|本は「心で知る」平和の入り口
戦争を知る方法はたくさんありますが、絵本や児童書は子どもに寄りそいながら伝えられる大切な手段です。
読んだあとに「なにか感じたこと」を大切にし、平和について考えるきっかけにしてみてください。
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→ 第26弾「自由研究にも使える!戦争と平和の学習アイデア」へつづく
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