玉音放送とは?戦争の終わりを伝えた天皇陛下の放送をやさしく解説

未分類

tekowaです。

「玉音放送(ぎょくおんほうそう)」という言葉を聞いたことがありますか?これは、1945年8月15日、戦争が終わることを日本中に伝えるために天皇陛下が話した放送のことです。

この放送は、日本の歴史の中でもとても特別で大切な出来事でした。今回は、「玉音放送」とはなにか、なぜそれが大きな意味を持っているのかをやさしく説明します。

1. 玉音放送ってなに?

玉音放送とは、「天皇陛下の声で、戦争をやめることを伝えたラジオ放送」のことです。「玉音」とは、天皇の声をうやまって使う言葉です。

当時、日本はアメリカなどの国と戦っていました(太平洋戦争)。でも、戦いが長びき、国中が苦しんでいました。

そして、8月15日。天皇陛下がラジオを通して「戦争を終わらせる」ことを話しました。

2. なぜ天皇が話したの?

当時、日本では天皇陛下はとても大切な存在で、直接声を聞くことはとてもまれなことでした。

それでも、あまりにも戦争の被害が広がっていたため、天皇自ら「戦争をやめよう」と話すことを決めたのです。

3. 放送の内容は?

玉音放送では、次のようなことが話されました:

  • 日本はこれ以上戦争を続けられない
  • 国民を守るため、戦いをやめる
  • 平和を大切にし、未来を築いていこう

ただし、使われた言葉はとてもむずかしい「文語体(ぶんごたい)」で書かれていたため、子どもはもちろん、大人でも意味がわからない人が多かったそうです。

4. 音が聞こえにくかった理由

当時のラジオは、今のようにクリアな音ではありませんでした。また、天皇の話し方はゆっくりで静かだったため、ラジオの前で耳をすまして聞いた人も多くいました。

それでも、「戦争が終わったんだ」と気づいた人たちは、涙を流して喜んだり、ほっとしたりしました。

5. なぜ「玉音放送」は歴史に残ったの?

この放送は、日本が正式に戦争をやめると国民に伝えた最初の時でした。

「天皇陛下の声で終戦が伝えられた」ということは、人々にとってとても大きな意味を持ちました。

6. 家族で聞いた人たちの思い

戦争中は家族がバラバラになっていたり、亡くなってしまった人も多くいました。玉音放送を聞いたとき、多くの人が「これでやっと平和になる」と思ったそうです。

7. 今でも聞くことができるの?

はい。玉音放送の音声や内容は、今でもインターネットや資料館で聞いたり読んだりすることができます。とても静かで落ちついた声なので、ぜひ聞いてみてください。

8. まとめ|「言葉」で戦争を終えた日

玉音放送は、「武器」ではなく「言葉」で戦争を終わらせた、歴史に残る日でした。

今では当たり前の「平和」が、どれだけ大切なものか。玉音放送を通して、それを学ぶことができます。


🕊 このシリーズの他の記事も読んでみよう!
→ 第12弾「ポツダム宣言とは?日本が戦争を終えた理由」へつづく

コメント

タイトルとURLをコピーしました