【2025年・海の日】海を詠んだ和歌・俳句・短歌を楽しもう!

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tekowaです。

海の日にぴったりの風流な過ごし方として、“海を詠んだ名歌や俳句”に触れてみませんか?

この記事では、古今の和歌・俳句・短歌から、海の情景や心情を映した珠玉の作品を厳選してご紹介します。

それぞれの作品の意味や背景、情景の読み解き方なども解説しているので、親子での読書・自由研究にもおすすめです。

📜 和歌:海と人の心を詠んだ古典の世界

① 「わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟」

作者:参議篁(さんぎたかむら)『百人一首』より

意味:広い海の八十の島を目指して漕ぎ出していったと、都の人々に伝えておくれ、漁師の釣舟よ。

背景解説:隠岐に流された篁が都を思いながら詠んだ和歌。広大な海を渡る旅路と、望郷の思いが込められています。

② 「うらうらと 海暮れまさるかなしさに 鵜川の鵜飼 舟をとどむる」

作者:与謝野晶子

意味:のどかに海が夕暮れを深めていく、その寂しさに胸を打たれて、鵜飼舟を止めてしまった。

背景解説:海辺の夕暮れの情景と、胸に迫るような哀愁と静けさを見事に表現した短歌です。

🐚 俳句:五・七・五に込められた海の情緒

③ 「海に降る 雨や恋しき 潮の音」

作者:高浜虚子

意味:海に静かに降る雨、その音に重なる潮の音が、どこか恋しく感じられる。

情景解説:視覚よりも聴覚・感覚に訴える繊細な描写。しとしと降る雨音と潮騒が心に沁みる一句。

④ 「波音に 夢をさらわる 夏の月」

作者:野口雨情

意味:夏の海辺で、波の音に夢心地になり、いつの間にか夢もどこかへ流されてしまった。

情景解説:夏の夜の幻想的で少し切ないムードを感じさせる俳句。海の月明かりも印象的です。

💙 短歌:現代に生きる“私たち”と海の物語

⑤ 「うすべにの 貝ひとつぶを 手にのせて 泣く子の声の 海にとけゆく」

作者:俵万智『サラダ記念日』より

意味:小さなうすべに色の貝殻を手に、泣いていた子どもの声が、やがて海の音に溶けてゆく。

情景解説:現代短歌の代表作。親子の情景や感情の揺れを、海の音で優しく包み込むような一首です。

⑥ 「青い海、遠く光るは 潮騒か 未来に響く 子らの笑い声」

作者:AI(AIに詠ませてみました)

意味:青く輝く海の彼方、潮騒のように聞こえるのは、未来に響いていく子どもたちの笑い声だ。

情景解説:未来に向かって広がる希望と命のバトンを、明るく爽やかな海辺の情景で表現しています。

🏝️ おわりに|海の歌で過ごす、こころ豊かな一日を

和歌・俳句・短歌の世界には、何百年も前の人々の“海への想い”が詰まっています。

2025年の海の日、スマホや本でこれらの歌に触れて、心を波にゆだねる時間を作ってみてはいかがでしょうか?

👉 他の海の日特集記事も随時リンク予定です。お楽しみに!

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