
tekowaです。
7月の第3月曜日は「海の日」。この祝日は、海に囲まれた島国・日本の恩恵に感謝し、海の大切さを考える日として制定されました。でも今、私たちの海はさまざまな“ゴミ”によって苦しんでいます。
ペットボトル、ビニール袋、プラスチックストロー──その多くが私たちの日常から流れついていること、知っていますか?
そこで今回は、子どもと一緒に考え・学び・アクションできる「SDGsな海の日の過ごし方」をたっぷりご紹介します!
🌊 なぜ今、海のゴミが問題なの?
「なんでゴミくらいでそんなに大騒ぎするの?」と思う方もいるかもしれません。でも、実は──
- 海には年間800万トン以上のプラスチックごみが流入(国連環境計画)
- このままだと2050年には魚よりプラスチックが多い海になる可能性も
- ウミガメやイルカがレジ袋をクラゲと間違えて食べ、命を落としている
- プラが砕けた「マイクロプラスチック」は、魚を通じて人間の体にも…
海の問題は、実は私たちの暮らしと直結しているんです。
👶 子どもにも伝わる「海のごみ」って?
子どもに「環境問題」って難しい?──いえいえ、感情・想像力・遊びを使えば、しっかり伝わります。
- 📕絵本『うみがめぐるぐる』(Gakken)などで“命のつながり”を知る
- 🧴ペットボトルにビフォー/アフター写真を貼って可視化
- 🗣️「この袋、海に流れたらカメさん食べちゃうかも…」と優しく説明
- 💡“怖がらせる”より“守りたくなる”気持ちを育てるのがカギ!
🏠 家でできる!親子で楽しくSDGsアクション
① 「今日はプラスチックゼロDAY」チャレンジ
ストローを使わない、お菓子の個包装を避ける、ラップの代わりにふきんを使うなど、「今日は使わない日」を親子で決めて過ごしてみよう!
ポイントカード式でシールを貼ると子どもも楽しめる♪
② キャップアートで“守りたい海”を描こう
集めたペットボトルキャップで、ウミガメや魚の大きな壁アートに挑戦!色分けして貼るだけで感覚的に「プラの量」も実感できます。
③ おうちビーチクリーンごっこ
新聞紙・プラ包装を丸めて部屋にばらまき、おもちゃトングで拾う「ゴミ拾いゲーム」!「これは何ごみ?」「どこに捨てる?」と楽しく学ぼう。
④ プラ素材を見分けるクイズタイム!
- Q1. ストローは何ごみ?
- Q2. 発泡トレイはどこに捨てる?
- Q3. プラごみはどこから海に行くの?
答え合わせしながら「次から気をつけようね」で意識づけもバッチリ。
🏫 学校や園でも使える「海の守り方」アイデア
集団でも取り組みやすい活動も多数。自由研究・道徳・工作時間にぴったり!
- 🎨「海を守ろう」ポスターコンテスト
- 🦑「海の生き物立体図鑑」(廃材アート)をつくろう
- 🌱 実際に近くの川や海を観察し、ゴミの写真+気づきを記録
- 📸 SDGs記念撮影会「私が守りたいもの」
🏡 わが家の「おうちSDGs宣言」づくり
壁に貼って、毎日家族で見えるところに置こう!
- 「週に1回はマイボトルを持つ」
- 「水筒でお茶を持参して買わない」
- 「プラ包装を買うときは“最小限”を選ぶ」
お子さんに「家族代表としてSDGsリーダー」任命もおすすめです💡
📚 おすすめの学び&読みもの(年齢別)
- 未就学児:『うみのいきもの えほん』(ポプラ社)
- 小学校低学年:『どうしてプラごみが海にいくの?』(岩崎書店)
- 小学校高学年〜:『14歳からのSDGs』(えほんの杜)
- 保護者向け:NHK for school「海とゴミの教室」動画
💬 まとめ:海の日を“思いやりの始まり”に
海の日は、海で遊ぶだけの日ではありません。
私たちの暮らしと海は、見えないところで深くつながっている。
「知らなかった」から「知った」「やってみた」に変わる、その一歩が、未来の海を守ります。
今年の海の日は、子どもたちと一緒に、小さなアクションから“思いやり”を育てる日にしてみませんか?
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