コンビニ3社のハロウィンスイーツ比較｜2025年は“素材を味わうナチュラルハロウィン”が主流に

tekowaです。

ハロウィンの季節になると、コンビニ各社が一斉に期間限定スイーツを発売します。小さな子どもから高齢者まで、気軽に楽しめる手軽さが魅力ですよね。今年2025年は、健康志向と素材感を大切にした「ナチュラルハロウィン」がテーマ。今回は、セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートの3社を、栄養士・介護福祉士・保育補助の視点で徹底比較してみました。

1. セブン-イレブン「かぼちゃ香るバスク風チーズプリン」

セブンの今年のハロウィンスイーツは、“素材の甘みと香り”を活かす方向性が強く出ています。特に注目は「かぼちゃ香るバスク風チーズプリン」。北海道産かぼちゃのピューレを練り込み、砂糖控えめでも自然な甘さが広がります。香ばしい表面の焦がし部分がアクセントになり、濃厚ながら重くない味わいです。

栄養面では、βカロテン・ビタミンEが豊富なかぼちゃに加え、カルシウムを含む乳製品を組み合わせており、秋の免疫力維持に理想的。保育園や介護施設でも提供しやすい“やわらか食”としても優秀です。食感がなめらかで嚥下しやすいため、高齢者にも安心。甘さが控えめなので、小さな子どもにもおすすめです。

包装も環境に配慮し、紙製パッケージが採用されています。見た目の華やかさより“心地よさ”を重視するセブンらしい一品です。

2. ローソン「北海道えびすかぼちゃのモンブラン」

ローソンの代表作といえば、今年もUchi Caféシリーズのモンブラン。2025年版は「北海道えびすかぼちゃのモンブラン」として登場しました。トッピングの生クリームは軽やかで、下層のスポンジとの一体感が絶妙。えびすかぼちゃの深みある甘さが引き立つ仕上がりです。

栄養士目線で見ると、糖質量はやや高めですが、かぼちゃのビタミンA・C・Eの抗酸化トリオが取れる点は魅力。美容・免疫対策におすすめできます。カフェ利用者層を意識し、甘さのバランスも上品。見た目は鮮やかなオレンジとクリーム色の層が重なり、写真映えもしつつ、派手すぎないナチュラル感が印象的です。

また、ローソンは今年「たんぱく質が摂れるデザート」シリーズも展開しており、モンブランにも植物性プロテインを微量加えています。美容・健康志向の方にぴったりの方向性です。

3. ファミリーマート「紫いも×チョコの二層ロールケーキ」

ファミマは、2025年も彩りの妙を活かした構成。人気のロールケーキに「紫いも×チョコ」という秋らしい組み合わせを採用しています。紫いものペーストの下にはチョコクリームが層になり、食べ進めるごとに味の変化を楽しめます。紫いものやさしい甘みとチョコのコクが合わさり、満足感が高いスイーツです。

紫いもはアントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用が高い食材。目の疲れや肌の健康維持にも効果があり、長時間デスクワークをする世代にも向いています。栄養士として見ても、食物繊維を自然に取り入れられる点が魅力です。

さらに、ファミマでは2025年から“アレルギー配慮スイーツ”のラインも強化。小麦粉を使わず米粉で仕上げたケーキや、卵・乳不使用の焼き菓子も登場しており、ハロウィンシーズンも誰もが安心して楽しめる選択肢が増えています。

4. 味・栄養・安全性を比較

5. 栄養士が選ぶ「今年の一品」

3社それぞれに個性がありますが、総合的な視点で見て“整ったスイーツ”という意味ではセブン-イレブンの「かぼちゃ香るバスク風チーズプリン」を選びたいと思います。理由は、素材の自然な甘み・滑らかな食感・栄養価のバランスの良さ。保育園・介護施設・家庭いずれでも提供しやすく、見た目の可愛らしさと健康の両立ができています。

ローソンのモンブランは、自分へのご褒美や大人のティータイムにぴったり。ファミマは家族全員で楽しむデザートとしておすすめです。それぞれの目的に合わせて選ぶことで、“食べて整うハロウィン”が実現できます。

6. 食べる時間と組み合わせにも注意

甘いスイーツを楽しむときは、食後の血糖上昇をゆるやかにする工夫も大切です。スイーツを単品で食べるより、たんぱく質や食物繊維を含む食事のあとに取り入れると、体への負担が減ります。特に夜のスイーツは、温かいお茶や豆乳と一緒に摂ると満足感が高まり、食べ過ぎ防止にもなります。

栄養士・介護福祉士・保育補助としての視点を持つと、行事を“味覚のイベント”だけでなく“心と体を整える時間”として捉えることができます。ハロウィンスイーツをきっかけに、家族や利用者との会話が増えることも、食の大切な側面です。

おわりに

2025年のコンビニハロウィンスイーツは、どの企業も「素材」「健康」「やさしさ」をキーワードにしています。見た目の華やかさだけでなく、食べる人の体を想う方向へと進化しているのが印象的です。

次回は、家庭でも簡単に作れる「親子で作るハロウィンお菓子5選」を紹介します。保育園でも使えるアレンジレシピも登場しますのでお楽しみに。