tekowaです。
毎年10月10日に制定されている「目の愛護デー」。 この日は、普段つい後回しにしてしまいがちな目の健康を意識する大切な機会です。 目の病気を防ぐには検診や治療ももちろん重要ですが、何よりも日常の生活習慣が大きなカギを握ります。 今回は、誰でも今日から実践できる「目に優しい生活習慣」について解説します。
1時間作業したら10分休憩
目の健康を守るためには「目を休ませる時間」を意識的に作ることが重要です。 特にデスクワークや勉強で長時間画面を見続けると、眼精疲労やドライアイを引き起こしやすくなります。 理想は「1時間作業したら10分休憩」をとり、休憩中に遠くの景色を見ることです。 これにより毛様体筋がリラックスし、ピント調節機能の負担を軽減できます。
照明環境を整える
暗い場所でスマホや本を読むと目に大きな負担がかかります。 作業や読書をするときは適度な明るさを確保し、画面の明るさを周囲の環境に合わせることが大切です。 また、照明の位置にも注意が必要で、光が画面に反射しないように工夫すると目の疲れを防げます。
姿勢と目の距離
パソコンやスマホを見るとき、自然と顔が前に出て姿勢が崩れがちです。 画面との距離が近すぎると目に負担をかけるため、パソコンは40〜50cm、スマホは30cm以上の距離を保ちましょう。 姿勢を正しく保つことで、肩こりや頭痛などの二次的な不調も防げます。
瞬きを意識する
画面を集中して見ていると、瞬きの回数が通常の半分以下に減るといわれています。 瞬きが減ると涙の量が不足し、ドライアイや目のかすみにつながります。 意識的に瞬きを増やしたり、時々目を閉じて休ませることを習慣にすると良いでしょう。
目を温める習慣
ホットアイマスクや蒸しタオルを使って目を温めると、血流が良くなり筋肉の緊張がほぐれます。 特に寝る前に取り入れるとリラックス効果もあり、睡眠の質改善にもつながります。 市販のホットアイマスクを使うのも良いですが、濡らしたタオルを電子レンジで温めて簡単に作ることもできます。
目薬の正しい使い方
市販の目薬を使用する人も多いですが、使い方を誤ると効果が十分に得られないことがあります。 1回に2〜3滴さす必要はなく、1滴で十分です。 また、容器の先がまぶたやまつ毛に触れないよう注意し、清潔に保つことが大切です。 症状が続く場合や重度のドライアイには、必ず眼科で処方された目薬を使うようにしましょう。
紫外線対策も忘れずに
紫外線は肌だけでなく目にも悪影響を与えます。 白内障や加齢黄斑変性症のリスクを高めるため、外出時にはサングラスやUVカット効果のある眼鏡を使用するのがおすすめです。 特に日差しの強い時間帯の外出や、アウトドア活動では意識して紫外線対策を行いましょう。
まとめ
目に優しい生活習慣は、特別なことではなく日常の中で少し意識を変えるだけで実践できます。 休憩の取り方、照明や姿勢の工夫、瞬きや目を温める習慣、紫外線対策などを取り入れることで、目の負担を大幅に減らせます。 目の愛護デーをきっかけに、こうしたシンプルなケアを家族全員で実践してみましょう。 毎日の小さな習慣が、将来の視力を守る大きな力になります。
次回は「学校や地域の取り組み」について解説します。
コメント